浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アヒージョ

10月27日(月)夜 アヒージヨ、である。 Ajillo、と綴るらしい。 スペイン語、である。 (これでアヒージョと発音するのが、 スペイン語に馴染みの少ない者には ちょっと新鮮である。) つまり、スペイン料理。 マッシュルームなどが多いのだと思うのだが に…

煮込み

10月26日(日)夜 煮込みの季節、で、ある。 煮込みとはむろん、居酒屋にある、 モツ煮込みのこと。 こう、少し寒くなると、どうしても 食べたくなる。 私もよく自作をしている。 作り始めて、どのくらいになるのであろうか。 よくわからぬが、30代の後半に…

両国・ふぐ・ひょうたん

10月22日(水)夜 今日は両国で仕事上の会食。 両国というのが最初に決まっており、場所を探した。 探すといっても、私のこと知っているところからのピックアップになる。 1.そば[ほそ川]随分前に行ったきりでご無沙汰だが、最近はミシュランにも載って…

神楽坂・蕎麦・翁庵

10月21日(火)昼 午後、名古屋出張。12時50分の新幹線に乗る。JRには飯田橋から乗ることにし、昼は神楽坂の[めとろ]で、カツカレーを食べていこうと、考えた。カツカレーは好物の一つであるが、ひょっとすると坂下近くの神楽小路にあるここのカツカレー…

神楽坂・蕎麦・翁庵

蝦蛄と穴子

10月20日(月)夜 外からの帰宅。 帰り道、上野広小路の松坂屋に寄る。 最近、松坂屋の食品売り場は「ほっぺタウン」という 大丸と同じ名前で新しくなっている。 魚売り場をのぞいてみる。 活けの蝦蛄(しゃこ)。 まだ動いている。 「一皿、¥200でいい…

鮨・新ばし・しみづ その2

引き続き、日曜。新ばし[しみづ]。 昨日は、にぎりに入って 一つめの、きすまで。 次は、鯖。 ここの鯖の〆具合は浅め、であろう。 最近、自分で〆た鯖がいまいちなことが多かった。 ものもよいのだろうし、 あたりまえのことだが、さすがにプロ。 みずみ…

鮨・新ばし・しみづ その1

10月19日(日)夜 さて。日曜日。今日は内儀(かみ)さんのリクエストで鮨ということで久しぶりに「新ばし しみづ」 に。昼頃、内儀(かみ)さんにTELを入れさせ予約。18:45に、ということになった。日記を見直すと、今年の3月に行っていた。最近は9月に、新…

食べたものいろいろ。

今日は、このところ食べたものをいくつか。 まず、10月17日(金)昼。 大阪出張で、いつもの北浜の[ニューハマヤ北浜店]。 昭和の香り満載の、洋食やというのか、グリルというのか。 焼肉にスクランブルエッグ。 ロースハムが二枚。 マヨネーズが添えられ…

上野・洋食・ぽん多本家

10月16日(木)夜 今日はなにを食べようか。 考えながら、大江戸線の上野御徒町駅で降りる。 しかしまあ、この時点では、おおかたは決まっている。 当初は、なぜかお好み焼きが食べたいと、思っていたのだが、 上野御徒町駅が近づくにつれて、次第にとんかつ…

鴨ぬきと鴨せいろ

10月15日(水)夜 水曜日。 市谷のオフィスから帰宅。 今日はなにを食べようか。 だいぶ肌寒くなってきた。 またまた、ではあるが、鴨せいろが、思い浮かんだ。 やはりかためて食べるのが、性癖のようである。 私には、先日食べそこねた、池之端の[藪蕎麦]…

ナスと挽肉のカレー

10月12日(日)第一食連休である。先週に引き続いて、大型の台風が近づいている。関東地方に接近するのは、休み明けの火曜のようだが、なんとなく落ち着かない。(ご存知の通り、これは関東地方には先週のものよりもなんということなく、すぎてしまった。)…

出汁・野菜の煮物二品焼茄子の煮びたし、大根

10月12日(土)第一食さて。土曜日。昆布の出汁がある。なん日か前に、酔っ払って、なにか煮物を作ろうと鍋に水を張って昆布を入れておいたのだが、そのまま寝てしまって置いたまま。このままだとわるくなるので、鍋のままラップをして冷蔵庫に突っ込んであ…

牛込神楽坂・スペインバル・マコ

10月9日(木)夜さて。牛込神楽坂、で、ある。牛込神楽坂は大江戸線の駅で、私の毎日の通勤に使っているところ。オフィスまで徒歩で10分程度。先日、神楽坂のうなぎや[志満金]へ行ったときにも気が付いたのだが、神楽坂は最近もどんどんと新しい店ができて…

江戸人のこと その4

三回に渡って書いてきてしまった「江戸人のこと」。 なにか大層な内容を書き始めてしまったようで、 半ば後悔してはいる。 私は落語が生まれた江戸後期の江戸人というのは素晴らしい、 「江戸(後期)至上主義」のようなことを 言ってはどうか、とも思ってお…

江戸人のこと その3

江戸後期の江戸人。昨日は、江戸人から東京人へと少し広がってしまったのだが、 『自由』を仮説のキーワードとして、考えている。今日は現代と比べてどうなのか、あたりを考えてみようかと思う。我々が普通に思うのは、封建社会で武士が君臨し、 ご法度もい…

江戸人のこと その2

江戸時代後期の「江戸人」のことを考えている。 江戸人というのは今考えるよりも『自由』であったのでは なかろうか、というのが昨日考えた仮説ではある。 江戸では“家”のようなものからも『自由』な人が 多かったのではないかと。 この『自由』は昨日同時に…

江戸人のこと その1

さて。今日は最近考えたこと。7月の隅田川花火大会の回に、落語「たがや」のことを少し考えてみた。この時にも書いたのだが、落語が生まれて発展した文化文政から、天保、そして幕末の頃、まとめて江戸後期といってよかろう、がここなん年か深く気になってい…

上野・藪蕎麦

10月4日(土)第二食 さて。 土曜日。 そろそろ、鴨せいろの季節!。 なんだかそんな頃。 暑さでうだっている真夏には、ただのせいろでも、 蕎麦自体に食指が動かない。 日々涼しさが増してきて、やはりただのせいろ、 ではなく、ちょっとうまい、鴨せいろ。…

上野・藪蕎麦

人形町・洋食・小春軒

10月2日(木)昼 午後一、人形町。 昼飯を人形町で食うことにする。 それで洋食の[小春軒]。 人形町で昼飯というと、比較的ここが多いかもしれない。 創業明治45年の老舗でありながら、気取らず、うまい。 人形町というのは江戸も初期からの盛り場といって…

うなぎ・かぐら坂・志満金

9月30日(火)夜今日は市谷のオフィス。帰り道に、神楽坂の[志満金]で久しぶりにうなぎでも食べようかと思い立つ。昨今の日本うなぎのレッドリスト入りでどうしてもうなぎを食べる機会が減っている。こんな状態で食べるのは、どうしても後ろめたい思いがす…

うどんと豚飯と その2

今日は昨日のつづき。うどんと豚飯。その副産物の豚バラ軟骨の煮込み。9月27日(土)夜〜ビールで豚バラ軟骨を食べたあと、うどんにかかる。ラップに包んで冷蔵庫に入れておいたうどん玉は冷えて硬くなっていたので、豚バラ軟骨を煮ているあいだ外に出して常…