10月27日(月)夜
アヒージヨ、である。
Ajillo、と綴るらしい。
スペイン語、である。
(これでアヒージョと発音するのが、
スペイン語に馴染みの少ない者には
ちょっと新鮮である。)
つまり、スペイン料理。
マッシュルームなどが多いのだと思うのだが
にんにくの入ったオリーブオイルで、
きのこや海老などを揚げ煮のようにしたもの。
皆さんも一度くらいは食べられたことがあろう。
私も、そう多くはないが、スペイン料理店で
食べたことがある。
酒の肴になかなかうまいものである。
先日、会社のそば、牛込北町交差点そばの、
スペインバルへ行ったが、スペインの居酒屋、
バル(bar)のつまみ、タパスの定番メニュー、
ということでもあるらしい。
そんなことでちょいと作ってみようかと
思い立ち、日曜に材料を買った。
しかし、煮込みで手一杯になり、手付かず、であった。
調べてみると、作り方は簡単で
にんにくが入ったオリーブオイルに
主体となるマッシュルームなどの材料を入れて
煮るだけでいいようである。
スペイン料理店で食べると、小さな素焼きのような
陶器の器で出てくるが、直接火にかけて煮ている
のかもしれぬ。
材料はマッシュルームと缶詰のアンチョビに
パセリを買っておいた。
このパセリは昨日の煮込みにつけた
ガーリックトーストにも使っている。
月曜日。
オリーブオイルが少なくなっていたので
帰り道に、ハナマサで買って帰る。
東京のスペイン料理店で食べると、
アヒージョの具はほとんどマッシュルームである。
実際のところ、スペインへは行ったことがないので
他にどんなものがあるのかよくわからぬのだが、
調べてみると、マッシュルーム以外の様々なキノコ、
あるいは、魚介類以外に鶏肉のものもあるようで
意外にバリエーションは広いのかもしれない。
また調べてみると、アンチョビが入るものと
思い込んでいたが、必ずしもそうとは限らない
ようである。
帰宅し、作る。
ちょっと大きいが、土鍋を使ってみよう。
にんにくは、みじん切りにしたり、
あるいは、切らずに丸ごと入れるという
レシピもある。
土鍋に丸のままのにんにくを三つほど。
昨日、ガーリックトースト用に
オリーブオイルにおろしたにんにくを
入れたものを作ったがこれがあまっていたので
これも使おう。
マッシュルームは石づきの先を切って、縦に四分割。
マッシュルームがヒタヒタになるように
オリーブオイルを入れる。
アンチョビは3〜4切れほど、かな。
包丁で適当に切って入れる。
パセリもみじん切りにし、入れる。
それから海老。
冷凍庫に小海老のストックがあるので、
これを少し解凍し、入れる。
(さらに、赤唐辛子輪切りを入れるのが普通のようではあった。)
さて、これで火にかける。
油温が上がって、段々にマッシュルームの
色が変わってくる。
10分弱。
ハテ?。
これどのくらい加熱すればよいのであろうか。
マッシュルームに火が通れば
よさそうな気もするが。
最初はヒタヒタであったが、マッシュルームが
縮んで、オリーブオイルの割合が増えている。
ちょっと味見。
多少塩味が足らないか。
アンチョビを一切れ足して、塩もパラパラとふる。
こんなものか。
一応のところ、出来上がり。
ビールを抜いて、食べる。
まあ、それらしいものにはなっているか。
なんとなく、にんにくがもっと効いていても
いいような気もする。
やはり、全部をみじん切りにした方が
よかったのかもしれぬ。
だが、これ、簡単でうまい。
ちょいとした発見。
生牡蠣なぞでやってもうまそうである。
★おまけ
これは、本日、10/30。
オイルは少なめにし、いか下足でやってみた。
これは成功。
うまい。