浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2005-01-01から1年間の記事一覧

路麺・三ノ輪・長寿庵

12月17日(土)第一食 土曜日、第一食。今週は三ノ輪・長寿庵。 路麺は、筆者の、毎週土曜日、朝の楽しみ、で、ある。 前回日記 本当は、「日常」だけで、この日記本編に書くのは、 やめておこうと思っていたのだが、この店、どうにも不思議な魅力がある。 …

路麺・三ノ輪・長寿庵

牛込柳町・路麺・白川そば

12月16日(金)第1.5食 朝、直行で、余丁(よちょう)町へ。 余丁町は、新宿区余丁町。 駅でいえば、大江戸線、若松河田。 筆者のペンネームである、断腸亭。 元祖、断腸亭、といえば、永井荷風先生である。 断腸亭は、先生の日記、断腸亭日乗、からいた…

牛込柳町・路麺・白川そば

浅草・洋食・ヨシカミ

12月13日(火)夜 今日は、久しぶりに、ヨシカミ、で、ある。 前回の日記 浅草に、洋食屋は数多い。 都内でも、稀に見る、洋食屋集中地区、といってよかろう。 中でも、筆者には、ヨシカミが、最もよい。 なにがよいのか、と、いうと。 居心地、で、ある。 …

浅草・洋食・ヨシカミ

その31 らくだ

さて、落語案内、少し、お休みしてしまった。まだまだ、書いておきたい噺は、ある。 今日は、「らくだ」。 これは、もともとは、上方(かみがた)の噺のようである。 鶴瓶(つるべ)師の師匠、六代目笑福亭松鶴師のものがよかった、 という。 こちらでは、志…

本所・石原・レストラン・クインベル

11月27日(日)夜 さて、満を持しての、登場である。 本所、石原のレストラン・クインベル、で、ある。 最寄駅は、どこになろうか。 大江戸線の、両国が近いであろうか。 本所、である。 江戸の地図を出しておこう。 この界隈は、隅田川の東岸。 一番大きな…

本所・石原・レストラン・クインベル

鬼平軍鶏(しゃも)鍋

11月15日(火)夜 日曜日に、「鶏と大根の鍋」をやったが またまた、池正ネタで恐縮である。 どうも寒くなると、どうしても、頭は鍋へいってしまう。 今日は、夕方、親子丼、鶏肉の卵とじ、のようなもの、が食べたい、 と思いついた、ところからはじまってい…

鬼平軍鶏(しゃも)鍋

鶏と大根の鍋

11月13日(日)夜 さて、そろそろ東京も本格的に寒くなってきた。 今年はなにか、秋がなく、いきなり冬になっていくような感じである。 10月が雨が多く、いわゆる秋晴れのよい気候の日が少なかったのでは なかろうか。 寒くなってくると、やはり、鍋。 拙…

鶏と大根の鍋

浅草・インドカレー・夢屋

11月12日(土)昼 たまには、浅草のことも書いておかなければ、いけない。 先週、九日は一の酉(いちのとり)であった。 今年は、酉年のお酉様で、少し、特別らしい。 筆者は、お酉様は行ったり行かなかったり。 サラリーマンで、商売をしているわけではない…

浅草・インドカレー・夢屋

矢来町・仏料理・ブラッスリー・グー

11月9日(水)昼 さて、今日の昼飯はなににしようか。 オフィスのメンバー三人と外に出る。 毎度のことであるが、昼飯は、困る。 営業職などで、外へ出ることの多い仕事であれば、 あれこれと、選択肢も広がるが、最近は、外出が少ないため、 決まったところ…

矢来町・仏料理・ブラッスリー・グー

三ノ輪・路麺・長寿庵

11月5日(土)第一食 さて、三ノ輪である。 以前に、日光街道沿いの、丸善、という、うなぎ蒲焼店を書いた。 三ノ輪、なかなか、よい町、で、ある。 今日は課題でもあった、三ノ輪・長寿庵。 今週も、日光街道は渋滞である。 今日は秋晴れ。天気がよいので、…

三ノ輪・路麺・長寿庵

落ち鱸(すずき)塩焼き

11月3日(水)夜 秋である。肌寒くなって、風邪も流行っている。 秋となれば、やっぱり、一度、食べておかなければならない。落ち鱸、で、ある。 *********************** 亡父遺愛の銀煙管(ぎんぎせる)を手にした平蔵が、さもうま…

落ち鱸(すずき)塩焼き

その30 江戸っ子?2.「三方一両損」と「江戸っ子論」

さて、前回は、「大工調べ」。 今回は、「三方一両損」。 「三方一両損」 この話、昔は、修身の教科書(戦前の道徳教育)にも載っていいた、とか。 江戸っ子の美談、と、いうのであろうか。 ストーリーストーリーというほどのものでもない。 とある、男が、…

その29 江戸っ子?1.「大工調べ」

さて、今回は、この二席。 「大工調べ」と、「三方一両損」。 どちらも、有名な噺であろう。 また、どちらも、大岡越前の裁きが、ついている噺でもある。 また、いわゆる「江戸っ子」、が、登場する。 「大工調べ」 江戸っ子、というくくりで、この噺をまと…

神楽坂・神楽小路・カレー・キッチンめとろ

10月31日(月)昼 さて、今日は、神楽坂の「めとろ」、である。 昨年、この日記を復活させてすぐ、一度書いていた。 この店、正確には、「キッチンめとろ」らしい。 メトロではなく、めとろ。 場所は、神楽坂下から坂を登り始め、一本目の右の路地。 神楽小…

神楽坂・神楽小路・カレー・キッチンめとろ

その28 「柳田格之進」

引き続いて、ちょっと毛色の違う噺。今回は「柳田格之進」。 もともとは、講談ネタのようである。 講談と、落語の関わり、を少し説明しておいた方が よいかも知れない。 講談(講釈ともいう)は、最も落語に近い、 演芸、隣のジャンルといえるかも知れない。…