浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2007-01-01から1年間の記事一覧

断腸亭料理日記、2007年を振り返って。

さて、いよいよ、大晦日。 今年も終わりである。 最後の最後なので、今日は、断腸亭料理日記の今年を振り返ってみたい。 今年の断腸亭料理日記を読み返してみると、 さほど、意識したわけではないのだが、 続き物、というのか、数回に渡って、書いているもの…

ペンネのサーモンクリーム

12月29日(土)第一食 28日、仕事納め。 きつい一年がやっと終わった、と、いうのがやはり本音で、ある。 まだまだ、これは2〜3年は続くのだろう。 今年、筆者は、44歳で、むろん来年は45になる。 サラリーマンとして、この年齢、どうなのであろうか。…

合羽橋・太助寿司

12月24日(月)振替休日 夜 さて、クリスマスイブ。 今日は、内儀(かみ)さんの希望で、合羽橋、太助寿司。 今年納め、で、あろう。 数日前に、内儀さんがTELを入れておいた。 19時前、徒歩で出かける。 たどり着き、店を入ると、さすがに、満席。 カウンタ…

上野藪・牡蠣なんばん

12月23日(日)第二食 鱸のちり蒸しを食って、また呑んで、朝9時ごろ、寝る。 (ひどいものである。昼も夜も、呑んで食って、寝ているだけ。 正月も近いが、既に正月×連休モード、という感じである。) 起きたのが、2時過ぎ。 さてさて、年賀状を作らねば…

鱸、刺身とちり蒸し

12月22日(土)夜 さて、今日は、鱸(すずき)。 いつものアメ横の魚や。 40cm弱の小さなものだが、5本で、¥500。 このところ、このくらいの値段で出ていた。 一本¥100は、格安であろう。 東京湾であろうか。 以前に、TVでやっていたが、東京…

スパゲティー・カルボナーラ

12月22日(土)第一食 仕事の上に、忘年会やらなにやら、(その上、捻挫もあり) 疲れた一週間が、やっと終わり、土曜日がやってきた。 あと一週間。 暮れも押し詰まってきた。今年中にやっておかなければならないことは まだ残っているが、もう、今年も、ほ…

蛤の湯豆腐

12月19日(水)夜 いやいや、寒くなってきたものである。 今年の東京は、秋がなくいきなり冬になったようで それも、ずいぶんと寒い。 温室現象で、暖かくなっている東京では、 ここなん年も、人によってはコートなどなしでも ひと冬が過ごせるようになって…

蛤の湯豆腐

マカロニグラタン

12月15日(土)深夜 さて、例によって、深夜の料理。 グラタンが食べたくなった。 やはり、好物なのであろう。 時として、食べたくなる。 数回前の「チューボーですよ!」でやっていた。 足らない材料を買いに出る。 鶏もも肉、マカロニ、椎茸、白ワイン、パ…

朝飯

12月15日(土)第一食 さて、土曜日。 早く起きてしまった。 せっかく早く起きたのだから、朝飯を作ろうと、 思い立つ。 飯を炊く。 今年7月、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」でやっていた 京都吉兆流のご飯の炊き方で、炊く。 最近、自分で炊く場合…

大手町ビル・リトルこいわい

12月13日(木)昼 今日は、朝から、大手町のMDB(マーケティング・データ・バンク) で調べもの。 (MDBは日本能率協会がやっている、企業向会員制の 資料閲覧ルームのようなもの。様々なマーケットデータなどを 集めている。) 午後は会議があり、午…

三田・立ち呑み・串揚げ・たけちゃん その2

12月10日(月)夜 さて、三田の立ち呑み、串揚げ、たけちゃん。 昨日は、三田、田町界隈の昔。 さて、その後の、三田、田町。 いや、明治末以降は、海岸沿いの歴史の方になろう。 海の埋め立てが始まるのは、明治末。 遠浅で、大型の船が接岸できなかったこ…

三田・立ち呑み・串揚げ・たけちゃん、その1、界隈のこと

12月10日(月)夜 夕方、珍しく、田町、三田。 田町、三田にこの時間、といえば、たけちゃん。 東京で珍しい、大阪スタイルの、串揚げ、土手焼きの立ち呑み。 `04年に、一度いっている。 しかし、田町、三田は筆者にはほとんど縁がないので、 これ以来、これ…

わたりがにのパスタ

12月9日(日)夜 さて、夜。 内儀(かみ)さんの希望により、わたりがにのパスタ。 わたりがにのパスタ、というのは、 パスタとしては、定番なのであろうか。 本場、イタリアンではどうなのかは、わからぬが、 少なくとも、日本では人気メニュー、で、あろう…

浅草・うなぎ・小柳

12月9日(日)第一食 先週、ご近所のうなぎや、やしま、のなかで、 浅草、上野界隈のうなぎやについて、少し思うところを書いたのだが、 名の知られた店で、いったことのないところが一軒あったのに 気が付いた。 小柳。 ここは、数年前放送された、 NHK…

いいだこ・桜煮

12月8日(土)夜 さて、土曜日。 第一食は、冷蔵庫にあった、キャベツと豚肉で、 あんかけ焼きそば。 午後、例によって、稽古に出る。 佐竹商店街から、竹町公園、ずっと西へいって、昭和通りを 渡り、まっすぐに、JRもくぐり、松坂屋裏。 中央通りまでで…

池の端藪蕎麦・鴨なん

12月6日(木)夜 関西出張で、19:00頃、新幹線で東京駅まで 帰ってきた。 さて、なにを食おう。 そば。 池の端藪へ行こう。 御徒町で降りて、歩く。 関西から帰ってくると、東京らしいものが 食べたくなる、のは不思議である。 池の端藪は、20時がラ…

池の端藪蕎麦・鴨なん

小島町・うなぎ・やしま

12月4日(火)夜 研究所のある、つくばからTXで直帰。 出先からの直帰というのはそうそうないのだが、 たまにあると、うれしい。 こういうときにしか、いけないのが、ご近所のうなぎや、やしま。 2006年 放生会 しばらく、ご店主が怪我をされて、夏頃から…

雷門松喜の、すき焼き、と、白滝

12月2日(日)夜 さて、日曜日。 午前中から、この日記書き。 太助寿司と合羽橋、松が谷界隈のことを書いていたのだが、 (12/2配信分〜)太助寿司のすぐそばにある海禅寺のことが気になり、 ちょっと、見てくることにする。 昼下がり、自転車で出る。 元浅…

とんかつ

12月1日(土) さて、土曜日。 朝、今日はなんだか、肉まんが食いたくなった。 肉まんといえば、筆者には、神楽坂の五十番。 買いに出ようか。 寒いので、車。 銀座の松屋にも入っているが、元浅草の拙亭から、 銀座と神楽坂とどちらが近いだろうか。 直感的…

合羽橋・太助寿司、、界隈、松が谷のこと。その3

さて、合羽橋、太助寿司。 やっと、本編。 11月27日(火)夜 太助寿司の場合、ネタの仕入れもあり、 やはり、前日以前に予約をした方がよいのだが 筆者の場合、一人で、その日思い付いて、いく場合も 少なくはない。 今日もそうである。 会社帰り、20時前。 …

合羽橋・太助寿司、、 界隈、松が谷のこと。その2

合羽橋・太助寿司、、 界隈、松が谷のこと。その2さて、太助寿司、で、ある。 昨日は、合羽橋やら、松が谷のこと。 TXの浅草駅ができたといえ、 合羽橋はさほど便利な場所にあるとはいえない。 いや、単に、便利でない以上に、合羽橋に来る人と、 うまい鮨…

合羽橋・太助寿司、、界隈、松が谷のこと。その1

11月27日(火)夜 さて、太助寿司、で、ある。 筆者の最も頻繁にいく、鮨や。 住所でいえば、東京都台東区松が谷。 この町名を聞いて、どのあたりのことか、ピンとくる人は、 一般には、まあ、さほどはあるまい。 最寄駅は、以前までは、銀座線の稲荷町か、…

とんかつ史?考察、上野・とんかつ・蓬莱屋 その4

とうとう、とんかつで一週間が終わってしまった。 蓬莱屋というタイトルで、中身は 上野と、とんかつの関係の考察になってしまった。 上野という街は誰でも知っている有名な街で、 かつ元浅草に住む筆者には、地元といってもよい。 そういう意味では、街とし…

とんかつ史?考察、上野・とんかつ・蓬莱屋 その3

今日も、しつこく、昨日の続き。 昨日までは、、、。 ことの発端は、とんかつが食いたくなり、普段はあまり行かない、 上野の老舗とんかつや、蓬莱屋へ行こうと思ったこと。 これを機会に、上野になん軒もの老舗とんかつやがあって、 とんかつ発祥の地と呼ば…

とんかつ史?考察、上野・とんかつ・蓬莱屋 その2

今日は、昨日の続き。 上野、とんかつ史?考察。 とんかつがいつ生まれたのか、どういう風に生まれたのかを、 みてきた。 ************************** しかし、なぜ、とんかつ発祥の地が、上野だったのか。 この問題にたどり着く…

とんかつ史?考察、上野・とんかつ・蓬莱屋 その1

11月25日(日)第一食 朝起きたら、とんかつが、食いたかった。 例によって、なぜだかわからない。 どこだろ。 筆者には、とんかつといえば、浅草寿町の、すぎ田。 かなりのご近所である。 拙亭のある元浅草は、上野と浅草の真ん中にある。 どちらも、徒歩で…

はたはた煮付け、あん肝、生つぶ貝

11月24日(土)夜 連休、で、ある。 昨日は一日、ごろごろ。 今日、第一食は、仲御徒町、多慶屋そばの、そばや、吉仙。 お燗で一合と、なにか、鴨づいているが、鴨南蛮。 焼いた鴨肉がたっぷりと入り、うまかった。 そこから、吉池に回り、魚をみる。 吉池の…

鴨鍋(ねぎとしょうゆ)

11月21日(水)夜 寒くなってきたせいであろうか。 鍋が続いている。 それも、今日も、池波レシピ。 鴨鍋、で、ある。 鴨鍋というと、拙亭では正月。 甘辛で、芹を入れ、生玉子をくぐらせて食うのが通例になっている。 池波レシピでは、もう一つの鴨鍋がある…