浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

箱根塔ノ沢・福住楼 その4

引き続き、箱根。 湯本で鮨を食って、 塔ノ沢まで内儀(かみ)さんとともに、ぶらぶら戻る。 天気はよいが、やっぱり寒い。 早川の流れも、寒そう。 福住楼に戻ってくる。 玄関を入ってくると、お帰りなさいませ〜、 と、言ってくれる。 これもよい。 部屋に…

箱根塔ノ沢・福住楼 その3

箱根塔ノ沢温泉、福住楼での年賀状書き。 二日目の朝、で、ある。 早く寝たので、 比較的早く、目が覚めた。 寒いが、天気はよい。 窓から見える、早川、上流方向。 同じく下流方向。 この写真ではわかりずらいが、この窓の硝子も古いのではなかろうか。 見…

箱根塔ノ沢・福住楼 その2

さて。 引き続き、箱根塔ノ沢の福住楼。 着いて、風呂に入り、一杯呑んで、 転寝。 夜の食事。 むろん、部屋まで運んでくれる。 食事は会席である。 お造りは、手前から、白身、縁側付きの平目、 その左が、ほうぼう、その右、鮪、 左が軽く湯通ししてある、…

箱根塔ノ沢・福住楼 その1

12月23日(金)天皇誕生日 さて。 天皇誕生日。 暮、クリスマスの連休、で、ある。 毎年、この連休には箱根へ年賀状書きに行っている。 箱根塔ノ沢温泉の老舗旅館福住楼、で、ある。 また、今年は5月の連休にも、震災の自粛流行(ばやり)に 逆らって、来て…

茗荷谷・四川料理・木蘭

12月22日(木)昼 さて。 金曜日。 今日はAM、小石川のお得意先。 昼飯はこの界隈で食べようと考えた。 小石川、茗荷谷界隈、というのは、 4〜5年前にはちょくちょくきていたのだが、 ちょいと、ご無沙汰であった。 小石川というのは、文教地区、あるいは、…

2011年をふり返って。『震災と死』

2011年をふり返って。『震災と死』そろそろ、今年も押し詰まってきた。 あらためていうまでもないが、 今年という年は、たいへんな一年になってしまった。 こんな年になることを、例えば占い師でも、 予想をした人が、あったであろうか。 未曾有の国難。 む…

おでん定食?

12月18日(日)第一食 さて。 おでん、で、ある。 寒くなってきたので、おでんには絶好、で、ある。 そして、これに、夜ならば菊正宗の燗酒。 火鉢にかけた鉄瓶で燗をつける。 よいもの、で、ある。 これは、いつ作ったんだっけ。 先週の月曜か、火曜。 忘れ…

親子丼

12月17日(土)第四食 なにか、食べてばかりいるような。 それも、先週から鶏ばかり。 同じようなものばかり食べたくなるのは、 私の場合、比較的よくあること、ではあるのだが。 ともあれ。 7時すぎ、外出していた内儀(かみ)さんが帰ってきた。 内儀さん…

ぼんじり

ぼんじり12月17日(土)第三食 午後、3時すぎ、合羽橋へ自転車ででかける。 なにを買いに行こうと思ったかというと、 親子丼やかつ丼などの丼を煮るのに使う鍋、丼鍋、で、ある。 以前に100円ショップで買った、ちゃちなもので、 持ち手の継ぎ目からつゆ…

煮穴子のにぎり鮨

12月17日(土)第二食 仕事自身も忙しのだが、 忘年会ピークの一週間。 仕事は来週も暮(くれ)の追い込み、というのか、 今年中にやっておかなければならないことも まだまだある。もう一息、か。 ともあれ、朝、冷蔵庫をのぞくと、 先週煮た、穴子がまだま…

すみいか、穴子

12月11日(日)夜 ビール1本で、鶏の足のローストを食べる。 夕方、上野のキンコーズへ自転車で出掛ける。 年賀状を今年は、WEBからデータで入稿して、 プリンターではがきに出力したものを受け取る、というのを 頼んでみたのである。 1週間もかからず…

鶏骨付きもも 二品 その2 ロースト

12月11日(日) さて。 しつこいようだが、鶏の骨付きもも肉。 昨日、12月になると、などと書いたが、 これはクリスマスには鶏の足、というイメージがある ということではある。 子供の頃なども、肉やの店先で、機械で ぐるぐる回しながら、電気のグリルのよ…

鶏骨付きもも 二品 その1 ポムドテール・ブーランジェール

12月10日(土) 12月に入ったせいであろうか。 よくわからぬが、鶏の骨付きもも肉を食べようと 思い立った。 冷凍庫に凍っているし、簡単にできるもので、 思い出したメニューがあったのである。 『ポムドテール・ブーランジェール』というもの。 いや、これ…

上野藪蕎麦

12月9日(金)夜 18:30。 新幹線で郡山から上野まで帰ってきた。 福島県の郡山といっても、晴れており、 寒いことは寒いが、そうびっくりするほどではなかった。 震災後、実のところ、福島県に入るのは初めて。 あまりここに詳しくは書けないが、今の私の担…

上野藪蕎麦

東京駅キッチンストリート・新橋鶏繁どんぶり子

12月9日(金)昼 今日は、午後から、福島県の郡山へ出張。 昼前、市谷のオフィスを出て、市ヶ谷駅から乗って、 東京駅に向かう。 新幹線に乗る前に、東京駅にあるQBでちょいと、 髪を切ろうと考えた。 東京駅には3店舗あるようで、新幹線に乗るのであれば…

ミックスフライ

12月4日(日)夜 午後、新宿区の歴史博物館へ出掛ける。 なにかというと『太田南畝と江戸の町』という特別展示が 今日までであったので、見にいったのであった。蜀山人太田南畝。 ちょっと興味があり、 前になん度かここにも書いたことがあった。 今回の展示…

ミックスフライ

ステーキ、生クリームと粒マスタードのソース

12月2日(金)夜 いつの間にか、12月になっていた。 今日は、また、随分と寒い。 昼間は仕事で、茨城県の鹿島の方へいっていたのだが、 とても風が強かった。 高速バスで帰ってきて東京駅着。 帰り道、なにを食べようか、考えていた。 思い付いたのは、ステ…

談志がシンダ。10 〜落語とはなにか? 了

さて。 【談志がシンダ】シリーズから、落語とはなにかを 考えてきた。 いろいろ、横道にそれてしまったが、 落語は江戸後期、文化文政時代に生まれたもので そこに流れる、人生観はそうとうに成熟しているものである、 ということ。 これは、談志家元が亡く…

談志がシンダ。10 〜落語とはなにか? 了

談志がシンダ。9 〜落語とはなにか?「坂の上の雲から」

さて。 もう少し早く終わるつもりであったのだが、 書き始めると、書くべきことが随分と出てきて、 長くなっている。 やはり、私が長年考えていることなので、 どうしても、長くなる。 (書きながら考えている、というのもあるのだが。) お許しを。 と、言…

談志がシンダ。9 〜落語とはなにか?「坂の上の雲から」

談志がシンダ。8 〜落語とはなにか?明治以降の落語

引き続き、落語とはなにか?を考えている。 前回、明治以降の落語、あるいは、 歌舞伎などを含めてもよいと思われるが、 時代が変わっても、滅びたわけではなかったということを書いた。 これは、文化文政期を中心とする江戸時代後期の江戸町民文化、 =江戸…

談志がシンダ。8 〜落語とはなにか?明治以降の落語

談志がシンダ。7

談志師匠が亡くなって書き始めた、回文のような、 『談志がシンダ。』もう7回書いてしまった。 21日に亡くなっているので、初七日、もとうにすぎて ちょうど、10日、なのか。 お別れの会が21日という。 しかし、亡くなったことが発表され、 速報が流…

談志がシンダ。7