浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

軍鶏鍋

11月25日(日)夜 午後、自転車で外出。 夜は、鍋にしよう。 寒くなると、どうしても増えてくる。 なにがよかろう。 この間は、池波レシピ「蛤の湯豆腐」をしたが、、、 !。 池波レシピの大横綱「軍鶏鍋」にしようか。 いわずと知れた「鬼平」に登場する、…

ハンバーガー・人形町・ブラザーズ  デリバリー

11月23日(金)勤労感謝の日 夜 昨日、今日と二回、NHKを視ていたらグルメバーガーが出てきた。 一つは「世界はほしいモノにあふれてる」でもう一つは「サラメシ」。 グルメバーガーというのは、なんであろうか。最近定着してきた言葉であろう。 いわゆるハ…

勤労感謝の日とスタンドカレー探検隊?ゴーゴーカレー

11月23日(金)勤労感謝の日 第2食 さて、勤労感謝の日。 なんであろうか、勤労感謝の日。 ようは、新嘗祭(にいなめさい)なのである。天皇がその年の実りを神々に感謝するという宮中行事の日。もともとは旧暦の11月の二番目の卯の日であったようだが、明治…

五反田・立ち喰い寿司・都々井

11月22日(木)夜 連休前。木曜だが、気分的には金曜。 昨日配信の「鱸の昆布〆」を書ていた、ということもあるのだが、帰り道、ちょいと鮨がつまみたくなり立ち喰い寿司[都々井]に寄ることにした。 ここは長らく五反田駅東口前にあったのだが、駅の再開発…

鱸(すずき)昆布〆

11月22日(木)朝 さて。 いきなりだが、初めて昆布〆をしてみた。 昨日、内儀(かみ)さんが買ってきた鱸(すずき)の刺身、私は、大阪出張で新幹線の車内でビールやらつまみやら仕込んでしまい、食べなかったのである。 そこそこ量があったので、もったい…

蛤の湯豆腐

11月19日(月)夜 月曜日。 帰り道。 だいぶ寒くなった。鍋がよろしかろう。 ウイークデーの鍋といえば、池波レシピが好適である。池波先生の鍋は基本シンプル。 具材一品に野菜も基本一品。 これは、その素材に集中できる、つまり味がよくわかる、という先…

スタンドカレー探検隊? カレーハウス・CoCo壱番屋

11月17日(日)第二食 さて、いよいよ、ココイチ、で、ある。 先般からのスタンドカレーめぐり。今のカレースタンドとはなにか、どんなものなのか、という私自身の疑問。 もともとは[日乃屋]から始まっていた。意外にうまい、ということ。 そして、先日の…

浅草寿・とんかつ・すぎ田

11月17日(土)夜 土曜日。 今日は内儀(かみ)さんの希望で、浅草寿町のとんかつや[すぎ田] へ行くことにした。 ミシュラン、ピブグルマン。創業は1977年(昭和52年)。今は、二代目。 ここに行き始めてどのくらいになるのであろうか。 先代が元気であった…

いなだ

ちょっと戻るが、いなだ。 11月9日(金)夜~ 金曜日。 例によって帰り道、御徒町の吉池に寄る。 目に付いたのは、いなだ。 いわずと知れた、小型の鰤(ぶり)。いなだは、関東での呼び名。(ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ。)関西では、ハマチでよいのか。 イ…

おでん

11月11日(日)夜 そろそろ、本当の季節到来であろう。 なにかというと、おでん。 もちろん、私のいうおでんは東京風のしょうゆで真っ黒のもの。 もはや東京でも風前の灯。コンビニのおでんはもちろん、飲食店としておでんを看板にしているところも、ほぼす…

11月11日(日)昼 先日、カレーチェーン[日乃家]のことを書いた。 今まで、チェーン店というのは、私自身カレーに限らず、できるだけ行かないようにしている。従って、ここにもほとんど書いていない。 [日乃家]に行ってみて、ちょっと認識を変えた。 意…

ステーキ

11月7日(水)夜 ステーキが食べたくなった。この季節というのは、ステーキの季節なのであろうか。 直接のきっかけは最近の電車の中吊り広告。以前にもそんなことがあった。昨年であったか、やはり今、11月頃ではなかったろうか。広告はアメリカンビーフ、米…

浅草・中華料理・ぼたん

先週は長々、書いてしまった。 書き始めた当初は、本当に結論はまったく見えていなかった。鴻上先生の論を一つ一つ吟味しているうちに日本人はそもそも、そういう気質を持っていたというのはあまりに拙速で、考えずらい。意外に、近い時代にそうなってきたの…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」、 今日こそ最後になるか。 (講談社現代新書) 日本人は一神教的なのか、多神教的なのか、という考察であった。 昨日、戦国期の浄土真宗、門徒の過激な動きを書いた。宗教戦争といってよく、多分に一…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」その5

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」、今日が最後になるか。(講談社現代新書) 長々書いてしまったが、最後のポイント。「世間」を大切にするメンタルのもとには、災害が多い国土で、一神教ではなく八百万の神を持つ多神教の文化である…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」その4

もう少し、鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」。(講談社現代新書) なんだか特攻兵と関係なくなってしまったようである。 三回で終えるつもりであったが、伸びてしまった。 考えてみたかったのは、あと二つ。 一つめ。「世間」を大事に…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」その3

もう少し、鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」。(講談社現代新書)https://amzn.to/2P5R2Ux なぜ、崖っぷちになると思考をやめて特攻などという愚策を受け入れてしまうメンタルに日本人はなったのか、ということである。 それは運命共…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」その2

引き続き、鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」。(講談社現代新書) なぜ、特攻なんという非科学的で戦略にもなっていない戦略が生まれたり、国家総動員の戦争遂行体制、従わないものは非国民、なんということになっていったのか。 この…

鴻上尚史著「不死身の特攻兵軍神はなぜ上官に反抗したか」から私の父のこと

鴻上尚史著「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」(講談社現代新書) 最近読んだのだが、この本をご存知であろうか。 出版されたのは1年ほど前。(今年「ヤングマガジン」で連載漫画化されているよう。) 話題なのかわからないが、なにかの書評で見て…