
引き続き、スペイン、バルセロナ。
フェデウア(ス)という米ではなくパスタで
作ったパエリアを食べに、ホテル近くの
[La Maroteca]ラ・マロテカというシーフード
レストランにきていた。
そして、これ。
ほぼマヨネーズ、なのだが、allioli、アリオリ(カ)
というもので、フェデウアと一緒に出てきた。
いかすみのパエリアを食べた時に載せられていたのも
これであろう。
にんにく入りマヨネーズ。alliがにんにくで、oliがオイル
(どちらもカ)。伝統的には卵を入れないで、油と
にんにくだけで作るともいうが、まあ、マヨネーズ。
カタルーニャ地方では肉料理などにも必ず添えるもの、という。
なるほど、やはりマヨネーズは元来このあたりの味、なのか。
水。
ラベルデザインがクラシックでおもしろい。
AIGUA DE BENASSAL、アイグア・デ・ベナサル。
カタルーニャの西隣のバレンシア州の山の中の
ミネラルウォーター。1928年創業という老舗。
AIGUAはカタルーニャ語で水、ベナサルは町の名前。
(ちなみに、スペイン語の水はagua、アグア)
バレンシア州も、カタルーニャ語を使っている。
ともあれ。
うまかった。
会計は日本円で、17,875円也。
(これはカード明細の数字。)
Gracious!。
ぶらぶら歩いて、ホテルに帰る。
さて、翌日。
14時に出発。バルセロナ空港からビルバオ空港。
ビルバオ空港からは、バスで、次の都市、サン・
セバスチャンという行程になる。
空港から地下鉄とバスできたが、フロントのお嬢さんは、
危ないというので、タクシーを勧める。
一般的には、スペイン、バルセロナの公共交通機関の
治安は昼間でもあまりよろしくないということ
なのであろう。やはり、こういうことは従うべき。
チェックアウトをしておき、荷物を預け、ちょいと出る。
このグラシア通りの一本西の裏、Rambla de Catalunya、
カタルーニャ通りは、なかなか風情がある。
道の中央が植えこみのある広い遊歩道で、オープンカフェ、
バルが軒を連ねている。(スペインでカフェとバルには、
使い分けがあるよう。カフェは文字通りコーヒー店で
スイーツもある。バルは酒を出し、タパスがある。
バルでも朝からやっている。こういう路上の店でもバルが
多い。もちろん、どちらも兼ねているところもあるよう。
外なので、喫煙可。)
地図。
天気もよいしブランチもよいだろう。

こんな感じ。この通り自体が、観光名所にもなっているよう。
(これも後からわかったが、この通り、カタルーニャ広場から、
さらに、旧市街、海までこの並木道が続いているよう。
暇があれば、歩いてもおもしろいかもしれぬ。)
ここなんかどうだろう。[Rambla 92]ランブラ92。
TAPESはカタルーニャ語、TAPASがスペイン語、どちらもタパス。
なにか、セットがある。
四品にビールが付いて、17.90ユーロ。
テントの中に入って、店員はお嬢さんとお兄さん。
テーブルに掛ける。
テーブルに四脚の椅子があって、内儀(かみ)さんと私で
カバンをそれぞれ別の椅子に置くと、お嬢さんが、それは危ない
ので、二人の間に椅子を置き、そこにまとめて置くように、と。
置き引き、というのか。なるほど。こんな昼間でも、やはり、
バルセロナ、日常的に注意が必要。
オーダーをし、しばし待つ。
ビール、Cerveza、セルベッサ(ス)、Birra、ビッラ(カ)。
銘柄はEl Aguila、エル・アギラ。Aguila(ス)は鷲。
これはこちらではなく、マドリッドで1904年(明治37年)創業。
ハイネケン傘下。やはり呑みやすいピルスナータイプ。
きた、TAPES、タパス四品。
まず、これ。
Huevos Rotos、ウエボス・ロトス(ス)。
フライドポテトの上に崩した半熟の目玉焼きと、生ハム。
マドリッドの代表的料理のとのこと。
文字通りの意味は壊れた卵。塩味のみか、見たままの味。
クリームコロッケ。
生ハム付き。よほど好きなのか、どこにでもある。
いかフライ。
下足主体。もちろん、マヨネーズ付き。
ここはどこだ?、くらいの勢い、で、あろう。
もちろん、バルセロナ、だが。
ただ、日本の居酒屋のいか下足フライよりもうまい、
のではなかろうか。
かなりしっかりと堅めに揚がっている。
これは、上の写真、上の物。
これもまた、ここはどこ?、である。
そう、これ、ポテサラ、ポテトサラダなのである。
入っているのは、生ハム。
もちろん、マヨネーズ味。ただ、酸味は少ない。
芋はスペイン風ポテサラは、形が残っているものが多いよう
なのだが、これは形はなく完全にマッシュされた滑らかなもの。
ともかくも、あまりにも、日本の居酒屋メニュー、
家庭料理の味が揃っているので、まったく恐れ入る。
この後も、お馴染みのものが登場することになるので
お楽しみに。
つづく
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