浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草・イタリア料理・ブラカリ

4178号

9月20日(火)夜

さて。

今日は内儀(かみ)さんの希望で
浅草花川戸のイタリアン[ブラカリ]。

前回は7月だったので、ちょいと間があいた。

気取らないイタリアンである。

昼、予約をして18時。

場所は花川戸なのだが、二丁目なので言問通りに近く
一本目。

15分前に出て、例によってタクシーで。
拙亭のある元浅草からは、春日通りで乗って、
江戸通り言問橋西詰の交差点の一本前を
左に入って、真っ直ぐ行くと左側。

余談だが、この江戸通りの角、[金泉]という
料亭であったが、今、すき焼きの[ちんや]に
なっている。
浅草ですき焼きといえば、私は[今半]系だが
[ちんや]といえば、老舗中の老舗。
牛肉といえば高級を競い、A5ばかりを有難がるが
実際にはそこまでの脂は行きすぎ。そこで、適サシ
宣言といって、おもしろい取り組みをしていた。
が、コロナの影響もあって昨年であったか、一度
店を閉めていたのだが、ここに復活している。

ともあれ。

18時到着。

店に入って、名乗る。

奥のテーブル。
掛ける。

前回同じ「季節のおためしコース」5,280円也で
よいだろう。

ビール、生、をもらう。

パンとチーズ。

これもいつも。
ロディジャーノというらしい。
このように鉋で削ったようなのもの。
柔らかいチーズなので、フワッとした食感。
パルミジャーノレッジャーノに近いというが、
もう少し柔らかい食感か。

一番奥の棒状のもの、グリッシーニ
日本ではあまり見ないが、イタリアでは必ず
出てくるのではなかろうか。
ビスケットのような堅い食感と塩味がクセになる。

前菜。
あー、また写真を撮るのを忘れてしまった。
前回と二回目。

同じ皿で、同じ盛り付けなので、前々回のものを代わりに。

左の生野菜とハムはほぼ同様。
これ以外は、毎回違うのだが、リコッタチーズのクレープ、
ホンビノス貝に肉団子をのせて焼いたもの、わらさの
カルパッチョ、牛タンイタリアンパセリ

どれもなかなか手が込んでおり、洒落て、うまい。

スープ、ミネストローネ。

ショートパスタ入り。黒っぽいのはズッキーニで
あったか。どちらかといえば、素朴な感じといって
よいのか。だが、それがよい。

パスタ。いくつかから選べるが、
アーモンドを練り込んだショートパスタ、
トマトソース。

大き目のバジルの葉っぱが一枚。
この盛り付け、お洒落であろう。
アーモンドというのは、イタリア、特になのか、
シチリアでよく栽培されていると聞くが、パスタに
練り込んだというのは、初めて。
香ばしく、ちょっとおもしろい。

内儀さんは、

タリアテッレのボローニャソース。
いわゆるミートソースであるが、意外に
この平たいタリアテッレに合わせることも
多いよう。

メイン。
肉は、豚ロースのグリル。

けっこうながっつり系。
食べ応えがある。
焼き方も、good。
表面パリ、中はしっとり。脂も少し多め。

魚は、これ。

飛魚!。
立てて皿にのせるのは、なかなか斬新。
バジルソースなどで飾られている。

飛魚というのは、むろん日本はでよく獲れ、
アゴなどといって、ダシにもするが、
実際のところ、生の塩焼きなどでは、もう一つ、
うまくないのである。脂がない?パサパサ?
あまり魚やに出回らないのはそのせいかもしれぬ。

だがこれ、なかなかのもの。
このシェフ、技がある。
もしかして、干している?。
水分がほどよく抜けているように感じる。
プリっとした身は十分にうまみ。

ドルチェ。

右から、栗のジェラート、ガトーショコラ、
中央パンナコッタ、右ティラミス。

どれも定番で、うまい。

ご馳走様でした。
おいしかった。

 

ブラカリ

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台東区花川戸2-9-10 根津ビル1F
03-6379-3367

 

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上野・洋食・ぽん多本家

4177号

9月18日(日)夜

さて。
沖縄から戻り、今日からは通常バージョン。

当初の予定であれば、今日、沖縄から
帰京する予定であった。
台風は今日、鹿児島に上陸、九州を縦断するよう。
まあ、やはり、帰ってきてよかっただろう。

ちょっとだけ、沖縄のこと。
弾丸ツアーであったが、那覇市と離島の渡嘉敷島
すごすことができた。
またそう多くはないが、沖縄の人々とも話すことができた。
感じたのは、皆、やはり明るいということ。
また、観光客相手ということもあろうが、
大方、フレンドリー。
日本の地方、どこへ行っても、ぶっきら棒な人、
タカビーな人というのは、いるものであるが。
いわく「テーゲー」「まくとぅそーけーなんくるないさ
なのか。
人、空気、海、山、食べ物、日本のどこにも似ていない。
あー、そう。もう一か所、北海道も多少そちら方向。
ただ、やはり沖縄は日本語が通じるだけで、
まったく日本らしくなく、日本人らしくない、
加減は別格。
前にも書いているが、日本であって、日本でない。もちろんいい意味で。
日本語が通じ、日本円が使える外国といってもよい。
分析、考察をするとまた長くなるので、やめるが、
日本らしくないので、沖縄は癒される。
そうに違いない。

ともあれ。
今日は久しぶりに、上野の洋食[ぽん多本家]。

もう少し最近かと思ったが、前回は5月であった。

一応、TELを入れるが予約は埋まっているとのこと。
少し前までは二名では予約を取らなかったと思うが
最近取り始めた。
ただ、予約で全部は埋めてしまわないので、
あいていれば入れます、ということにしている。

夜は16時からだが、17時を目指して
内儀(かみ)さんと出る。

大塚行きの都バスで三つだが、御徒町まで。

バスを降りて、御徒町駅、JRを潜って、
松坂屋の裏を抜けて、一本目を右。
[ぽん多本家]は右側。

明治38年(1905年)創業で今年で117年の重い
木の扉を開けて入る。
当代、現ご主人は四代目。
先代が亡くなったのが早く、50代と思うが
私のちょい下であったか。最近、息子さんであろうか、
若い5代目とも見える方も店で見るようになっている。

ご主人に二人、といって、二階へ。
二階への階段はふかふかの絨毯。

二階のテーブル席は二組、二つほど
埋まっているだけ。

真ん中のテーブルに掛ける。

瓶ビールをもらって、今日は、なににしようか。

品書きを眺める。

一応、いつも通り、決めてはきている。

私は、カツレツ。内儀さんはかにクリームコロッケ。

ん?!。

タンシチュー、ビーフシチューがある。
コロナ禍で眼鏡に叶った肉が手に入らなくなった
だかで、久しく、メニューから消えていた。

確認すると、どちらもちゃんと用意があるよう。
今まで実のところ一度も食べたことがなかった。
タンシチューも。

瓶ビールがきて、お通し。

今日のお通しは、いか下足のぬた。

海老クリームコロッケからきた。

切る。

クリームコロッケといえば、普通は蟹だが、
ここのは、海老。これは、車海老系かもしれぬ
それも大きくプリプリ。

カツレツもきた。

カツレツと一番右には、ポテトフライ一つ。
ポテトフライは文字通りジャガイモのフライ。
そういえば、池波先生はポークカツレツも
好きであったが、子供の頃のあだ名は“ぽて正”で、
ポテトフライは子供の頃の好物であった。

アップ。

食べやすいように横にも半分に切られている。
厚い肉の切り口は、ほんのりピンク。
食感はしっとり。揚げ色は浅めで、絶妙な揚げ技、
で、あろう。

そして、真打、タンシチュー。

付け合わせはじゃがいも、にんじん、そして
丸いのは椎茸。珍しい。

この店は、上野とんかつ御三家の一軒に数えられて
とんかつやと思われている人も多いのだが、左にあらず。
今も、この店自身は洋食やを名乗っている。
そして、なかんずく、店が食べてほしいというのが
タンシチュー、ビーフシチュー。

ナイフを入れると、

いや、もうナイフは入らない。トロっ。

デミグラスソースは苦すぎず、よい塩梅。
これは、ご飯がほしくなる。
が、我慢。いやもう、腹一杯。
内儀さんと二人でこの三皿を平らげるだけで、
精一杯。

いやいや、うまかった。

勘定は二人で13,970円也。
ご馳走様でした。

 


ぽんた本家

台東区上野3-23-3
03-3831-2351

 

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02年沖縄 その7

4176号

9月15日(木)

引き続き、沖縄、慶良間諸島渡嘉敷島

台風のおかけで、一日だけのダイビング、二本。
終えて、昼飯を食べ、パッキング。

会計をして、渡嘉敷港へ送ってもらう。

まったくのとんぼ返り。
計らずも、弾丸ツアー、になってしまった。

ダイビングインストラクター兼、ホテル、ダイビング
サービスの若き社長氏は、海の仕事をしている者には
毎年1/3は台風で潰れてしまう、と。
毎年台風は月一つ程度。だが、今年は、7、8月には
台風はこず、9月になって毎週くるとは、と。

まあ、やはり不運と思ってあきらめるしかあるまい。

是非、また来てください、と、社長。

そうですね。
これはこないわけには、いきませんね。

ほんとうのケラマブルーも見なければいけないし。
慶良間名物の、巨大甲いか、コブシメも見ていない。

そして、いずれ移住?。
渡嘉敷島、阿波連。
ハイシーズンでなければ、かなり静かであろうが、
実際どんな感じ、なのであろうか。

10月までは水温が高く、楽に薄いウエットで潜れると。
また、1~3月は、ザトウクジラが現れるといい、
ホエールウォッチングの船も出るようではあるが。

ともあれ。
またきて考えよう。

高速船で夕方、那覇泊港
帰りは、恐れたが、ほとんどゆれなかった。

着いたら、大雨。
既に台風の影響?。スコールといった方がよいか。

雨に夕方の帰宅時刻が重なり、長い長い、
タクシーの列。
泊港からはタクシー以外、手段はないのか。

1時間はかからなかったと思うが、
なんとかホテル着。
ホテルは、一昨日と同じハイアットリージェンシー

チェックイン。

休憩。

コンビニにでも出ようと思ったがスコールのような雨
は強くなり、夕飯はもうルームサービスでよいか。

洋風弁当というのがあったので、それにしてみた。

ビールはちょいとケチって、ルームサービスより安い
1階の売店でオリオンの缶を買ってきた。

一人前。

二段重である。

上は、サンドイッチとサラダ。

なかなか量もある。

下は

右がフルーツ、真ん中が生ハム、スモークサーモン、
チーズなどオードブル系。左はデザート。

一流ホテルなので、値段は3,000円ほど。
だが、味も量も二人で十分であろう。
(まあ、昼、食いすぎた。)

さて、翌朝、なんのことはない。
きれいに晴れた。
台風はどこ?といった感じ。

飛行機も問題なく飛んでいるよう。

タクシーで空港に向かい、チェックイン。

待っていると、内儀(かみ)さんがなにか
買ってきた。

ポーク玉子のおにぎり、で、ある。

どこのコンビニにもちゃんとあった、ポークのおにぎり。

もはや、定番であるが、これ、なんであろうか。
内地では、まあ、スパム、で、あろうか。
ポークソーセージといっているものも近いか。

いろいろなブランドがあるが、製品の名前とすれば
ランチョンミートなのであろう。
沖縄ではやはり戦後の進駐軍からという。
チャンプルーにも入れる。
本土にも入ってきたし、私も子供の頃から
知っているが、あまり定着はしなかったと
いってよいだろう。
沖縄では安かった(今も)というし、沖縄の
豚肉食文化というのもあったのかもしれぬ。

ハワイでもスパムおにぎりは定番だが偶然か、
沖縄からハワイへ伝わったのか、あるいは逆か?。
ウィキによれば、ハワイは第二次大戦から帰還した日系米兵士が、
ハワイに戻り戦地で食べていたスパムから考えたものとも。
出自は別で偶然であったのかもしれぬ。

閑話休題

帰りの飛行機は帰る人で一杯かと思いきや
空席もあった。

結果的には台風はご存知の通り沖縄本島から
若干北へそれ、奄美方向へ。
最も那覇に接近した時も羽田便は飛んでいた。
渡嘉敷島にいたらダイビングができていたのか。
まあ、わからぬがいい大人がそんなギャンブルを
する理由もなかったろう。
ともかくも、よしとしよう。

慶良間渡嘉敷島は、リベンジするとして、
弾丸ツアーになってしまったが総じて、愉しかった。
ただ、今回の沖縄、一つ引っかかっているのは、
ハイアットリージェンシー裏、というのか、
国際通りの南側一体のマーケット。那覇名物でも
あったと聞く。シャッター街でかなりの廃墟感。
きれいでなくとも活気があればたのしいが、
あれでは折角の南国の首都が台無し。治安も心配。
原因はなにか、解決策はないものか。

 

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02年沖縄 その6

4175号

9月15日(木)

さて、引き続き、沖縄、渡嘉敷島
やっとできた今日一日だけのダイビング、二本目。

一本目は渡嘉志久湾。

湾内ではあるが、なかなか見るべきものが
あった。流石、慶良間。

ただ、やはり台風がなければもう少し数は
多かったのではなかろうか。

一本目であがると雨であったが、すぐにやんだ。

ほぼ休まずに、二本目。

二本目は拠点の阿波連湾内に戻ってきた。

阿波連湾には目の前に無人島が一つあるが、
これが離島(ハナレ)のよう。その手前の、ポイント名
「ハナレ(アーファーの根)」、というところ。

根というのは岩礁のこと。
アーファーとは、沖縄でオニダルマオコゼのこと。
これは、猛毒で有名のよう。
私はおそらく見たこともないのではなかろうか。
この根にいたらしいが、今は見なくなったと
インストラクター氏。

エントリー。

エントリーしたところ砂地。で、すぐに、これ。

なんだかおわかりになろうか。
ニョロニョロと、けっこうな速さで砂の上の
泳ぐというのか、這っていく。

これ、ウミヘビ。
これも毒あり。噛まれると神経毒で命の危険もあると。
沖縄の海にはけっこういる。
出会ってもたいていは逃げて行ってくれるので
危ない思いをしたことはないが。
イラブーといって沖縄は干して昆布と一緒に
煮て食べる。
宮廷料理であったか、高級食材のよう。

魚を寄せるための漁礁として、ジャングルジムの
ようなものを沈めてある。

基本、この阿波連湾内、砂地のよう。

エイがいた。

四角いので、ヤッコエイとのこと。

時折ある岩礁
枝サンゴと、自分で見つけた!。
ミノカサゴ

日本中の近海どこにでもいるし、モルディブだったり
南太平洋、など南の島でもよく見る。
これも毒あり。触っていはいけない。
派手な魚なので、見つけると、なんだかうれしい。
英名、ライオンフィッシュ。

これも漁礁のためであろうか。

漁網や綱などを沈めてある。
こんなものにも、サンゴが付いて、小魚が寄っている。

砂地なので、これ。

完全に砂地に同化している。
全長で5cmほど、小さいのである。
おわかりになろうか。
子供。
平目か、鰈。

平目と鰈の見分け方って、ご存知であろうか。
ヒダリヒラメのミギカレイ、という。

まず目玉がある方を表とする。
腹を下にし背鰭を上にして魚を立てた場合、
左側が表だと平目、右側が表だと鰈と呼ぶ。

これは、ちょっと小さすぎてどちらが腹なのか
わからない。

他にも見るべきものはあったのだが、久しぶりで
やはり、うまく撮れていない。
色ももう一つ、で、あった。

また来年に期待しよう。

これで、終了。

エキジット。

あがって、港に戻る。

沖縄慶良間諸島渡嘉敷島
今日の二本はどちらも湾内。
むろん、もっとポイントはあるのであろう。

片付けて、ホテルへ送ってもらう。

レギュレーター、BC、タンクなど借りたのだが
それ以外は水洗いをし、夕方には帰らねばならないので
干しておく。

シャワーを浴びて、近くの食堂へ昼飯を食いに出る。
これは内儀さん、沖縄そばの小とジューシー。

ジューシーは沖縄の炊き込みご飯。

私は、カツカレーと同じく沖縄そばの小。

カツカレーは普通のもの。
ちょっと、食いすぎ。

ふと思ったのだが、この阿波連という集落に移住したら
どうであろうか。
人口700名ほどの渡嘉敷村でおそらく二番目の集落。
なんでもやといってよい、新垣商店というのが
一つっきりという。
昨日、歯磨き粉と爪切りを買った。

よく、引退して、石垣島に移住する人を聞く。
石垣は市であり、そこそこ大きい。
人もそこそこいる。

沖縄の離島でもこのくらいの方がよいのでは
なかろうか。

渡嘉敷島と700名の島民と海しかない。
ない、加減がよい。

 

つづく

 

ケラマテラス

ウォーターキッズ

 

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02年沖縄 その5

4174号

9月15日(木)

さて、引き続き、ダイビングに訪れた沖縄
渡嘉敷島

二つの台風で紆余曲折あったが、今日二本だけは
ダイビングができそう。

インストラクター氏(実は、ホテルとダイビングサービスの
社長)の車で出る。

阿波連ビーチの先に小さな阿波連港があり、
そこからボートで出るよう。
車なので、すぐ。

ダイビングサービスの名前は[ウォーターキッズ]。

インストラクター氏は30代であろうか、
小柄で穏やかそうな方。

学生のグループ客があり、我々は別に自社のものではなく、
別のサービスの船に便乗する、とのこと。

3年ぶりのダイビングである。

ダイビングというのは、実際のところ危険なスポーツ
で、ある。
海、という大自然で、高圧がかかる水中に人工の機材の
助けを借りて潜る。

ライセンスというのはむろんあるのだが、
本当の実力、技術の有無が命に直結する。
機材の不調もあるし、なんらかのトラブルでパニックに
陥る。ポイントに連れて行ってくれるボートの
キャプテンのスキル、などなど、一歩間違うと
遭難のリスクも。

自己責任もむろんあり、スキルを磨き、安全に、
グループの迷惑にならぬようにもしなければいけない。

リゾートダイバーで30年ほどで、200本ほど。
まあ、それでもやっとある程度コントロール
できているかな、と、思えるようにはなってきたか。

セッティングを済ませ、出港。
そこそこ大き目のスピードボート。

一本目のポイントは渡嘉志久(とかしく)湾。
阿波連の北隣の湾。

波はあまり高くはないが、天気はわるい。
ぽつぽつと、雨も。

エントリー。

ブランクを心配したが、意外に問題ない。
おだやかな湾内でやさしいポイントを選んでくれた
のかもしれない。

湾内はおおかた砂地だが、ぽつぽつある岩礁
サンゴは元気そう。

これは、インストラクター氏。

お馴染みのクマノミとイソギンチャク。

大きいのはメスで小さいのはオス、と。
クマノミはメスが死ぬと次に大きなオスが、
メスになるという、不思議な魚。

これは?。

まるで葉っぱか海藻。お馴染みの擬態。
ハナオコゼでよいのか。

これは?。

だんごのよう。
インストラクター氏が捕まえてふくらませた。
コクテンフグのまだ子供。しばらくすると元に戻るので心配はいらない。

これは?。

手前の小魚にピントが合ってしまった。
お分かりになろうか。
うつぼと、触角だけが写っているが、えんじと白の
縞模様がきれいなオトヒメエビ。

このサンゴも元気。

これは?。

ユーモラスな顔と模様だが、かわいいノコギリハギの子供。

なかなかきれい。

横じまなのだが、タテジマキンチャクダイ。
釣った場合、縦になるから、らしい。

そろそろ終了。

減圧停止。

水深5m程度で5分程、沈みもしない浮きもしない
状態で停止していなければいけない。
これができないとダイビングはできない。
波の荒いところ、流れのあるところ、コンディション
によって、なかなかリスキー。

ここはほぼどちらもなく問題なし。

エキジット。

雨、本格的に降ってきていた。

潜っているとまったくわからない、のである。

いや、小粒だが、それでも流石に慶良間。
魚種が豊富である。

 

つづく

 

ケラマテラス

ウォーターキッズ

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02年沖縄 その4

4173号

9月14日(水)~15日(木)

さて、引き続き、沖縄。

渡嘉敷島に着いて、新たに生まれた台風14号
またまた予定変更。
明日潜って、すぐに夕方また那覇へとんぼ返り、
翌日、朝いちで帰京になってしまった。

阿波連という集落の三ツ星ホテル[ケラマテラス]。
宿泊もダイビングもここが拠点。

昼は、阿波連ビーチそばでビールとともに
食べて、ホテルに戻る。

天気がよいと、沖縄というのはかなり暑い。
日差しは射すよう。

例によって、エアコンの効いた部屋で昼寝。

3時すぎ、ビーチへ出たり、ぶらぶら。

やはり、砂地でもあり透明度はもう一つのよう。

日が暮れて、夕食は18時から。

イタリアンのコース、で、ある。

やっぱり、ビール。

海外のリゾートへいくと、各地の地場のビールがある。
沖縄には、オリオンがある。
これもやっぱり、沖縄は日本であって、日本でない
ところといってよいだろう。
だがむろん国内なので為替相場には関係ない。

前菜は、トマトソテーとチーズクリスプ。

トマトソテーといっているが、どうしているのか。
ちょっとドライトマトのようにも見えるが、
やはり生のトマトをつぶして、焼いている?。
チーズも溶かして、焼いている、せんべいのようなもの。

パン。

自家製なのであろう。

スープ。

紅芋のクリームスープ。

紅芋といえば、今や沖縄を代表するおみやげに
なっている。空港のショップには幟が立ち、
たくさんの紅芋タルトが並んでいる。

昨今のさつまいもブーム、焼芋ブームでも
よく登場する。
紫芋という言い方もあるようである。
ベニイモって、一体、なんであろうか。

焼芋にも、いもスイーツにもあまり興味がない
私にはよくわからない。
これを機にちょっと調べてみた。

まあ、要は、種はサツマイモ。
沖縄、奄美などで栽培されている。
沖縄で芋といえば、これのこと。
皮は内地のさつまいもよりも白あるいは、茶っぽく、
中の芋は紅というよりは、紫に近い。
植物検疫の関係で苗や生の芋は本土には
持ち込めないよう。

ただ、ちょっとややこしいのは、ベニイモ、
ムラサキイモという名前で、沖縄で、ヤマイモ科の
紫色をした芋もあるということ。
これはさつまいもとはまったくの別種で
ねばりのあるいわゆるヤマイモ。

スープの味は、あまり甘くはしておらず、
こってりうまい。

パスタ。

ペンネのペペロンチーノ。
なのだが、ちょっとおもしろいのは島らっきょと、
ベーコンが入っていること。
ペペロンチーノといえば、にんにくであるが、
もしかするとこれは入っていないかもしれぬ。

メインは、魚と肉から選べる。
魚は、ソテー。

沖縄でイヌバー、イトヒキフエダイ
赤黒いちょっとずんぐりした魚。
ダイビングでも見たことはないかもしれぬ。

白身でなかなか厚く切っている。
内地南部太平洋岸でも獲れるが南方系の魚。
沖縄ではそこそこ高級魚のよう。
食べたことがあったか不確かだが、身がしまって
なかなかうまい魚である。

肉はハンバーグ。

アップ。

名前は聞いたが忘れてしまった。
沖縄産の豚と同じく本部牛を使ったもの、といっていた
ような。定かではないが。
比較的しっかり堅めに作っておりオーソドックスな
ハンバーグかもしれない。

デザート、ドルチェ。

ベイクドチーズケーキとアイスは
チョコチップであったか。

部屋は写真は撮らなかったが書いておこう。
バスはジャグジー、寝室と居間は分かれており、
どちらも大きなTV付き。
なかなかなものであった。
(ジャグジーは1階の屋外にも二つ。)
また、洗濯機、乾燥機も共用で用意されていた。
やはり、民宿とはわけが違う。

さて、翌朝。

8時40分、ダイビング集合なので、8時に朝食。

撮り忘れて野菜を食べてしまった。
オムレツとソーセージ。
パンとミネストローネスープ。

天気はわるくはなさそうだが、曇りがち。

コーヒーを飲んで、準備をして、ロビーへ。

 

つづく

 

ケラマテラス

 

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02年沖縄 その3

4173号

9月14日(水)

引き続き、沖縄。

一日、那覇に留まりやっと船が出て慶良間諸島
渡嘉敷島に到着。

10時前。

主として渡嘉敷島一島で渡嘉敷村(そん)

人口はわずか700名ほど。
産業は観光と漁業というところ。

渡嘉敷島というと、沖縄戦で民間人の集団自決が
行われたことも私達日本人は記憶に留めておかねば
ならない。
村のホームページにも詳細に記されている。
米軍が島に上陸し、日本軍に乳幼児から高齢者まで
380名もの一般島民が自決を強いられた。
島北部、渡嘉敷港そばに慰霊の白玉之塔がある。
悲劇の歴史である。

ともあれ。

ホテルの方が渡嘉敷港まで迎えにきてくれている。

ホテルは、島の南の阿波連という集落にある、
ケラマテラス]というところ。

三ツ星のホテル。

いつも行っていたモルディブだったり、
海外の南の島のリゾートであれば、フルサービスの
四つ星、五つ星ホテルであるが、沖縄の離島の場合
以前は民宿ぐらいしか選択肢がなかった。
むろん、値段も違うが最近は少しずつこういう
ホテルもできていきているよう。

10分、15分で、島南部の阿波連集落のホテル到着。

阿波連はアファ(ハ)レンと発音するよう。
漢字はむろん当て字であろうが、琉球語
なんらか意味があるのであろう。

着くと、マネージャーさんであろうか、爆弾通達。

いや、気付いてはいたのである。
そう、もう次の台風、14号が大東島付近にできている。

まだ、大丈夫であろうとたかをくくっていたのである。

先の12号が石垣など先島諸島に停滞したが、今度の14号は、
こちら本島方面を直撃しそうで、ダイビングどころでは
ないことはもちろん、那覇から本州への飛行機も飛ば
なくなる可能性が高い、と。

暇人の私は、天気がよくなるまでここに籠っていても
なんら問題はないのだが、仕事のある内儀(かみ)さんは
そうもいかない。

おすすめは、明日の昼間、二本潜る。
ダイビングをするとその日は飛行機には乗れない。
夕方の船で那覇に戻る。飛行機がまだ飛んでいるであろう
明後日9/16(金)朝便で、東京に帰る、と。

まあ、しかたなかろう。
弾丸ツアーだが、運がなかったと思って、あきらめる
しかあるまい。夏の沖縄の宿命。

だがまったく、毎週台風にこられちゃ、かなわない。

久しぶりだし、リハビリとして一日でも潜れればよし、か。

明日の夕方の船、飛行機の変更と、明日の那覇のホテルを
急いで取り直す。

阿波連の目の前はきれいな砂浜。

昼飯は付いていないので、方々、ビーチの方へ
行ってみる。

阿波連ビーチ。

人はそう多くはない。いるのは学生らしい若いグループ。
前台風の影響であろう。
ケラマブルーというのは、水が澄んでいるということ
のようだが、やはり台風の影響か透明度はあまりよくない
ようである。

ビーチパラソルの貸し出しやらバナナボートなど
型通りのアクティビティーもある。

手近な沖縄そばがある食堂へ入ってみる。

ビールと

ばら先軟骨煮込みの沖縄そば、まぐろ丼、島豆腐の冷奴。

このまぐろは、渡嘉敷であがったものらしい。

沖縄というのは、意外にまぐろ漁の盛んなところ。
渡嘉敷漁業でも水揚でダントツに多いのはまぐろのよう。

むろん生、なのであろう。赤身であるが、抜群に
うまい。
沖縄そばは、どこで食べてもうまい。蒲鉾もあり。
ばら先軟骨は甘辛で柔らかく煮えている。
堅い島豆腐も濃厚で、うまい。

食べて、ホテルへ戻る。

部屋数は多くないがなかなかデラックス。

と、この角の塀、妙なものに気が付いた。
下の方。

お分かりであろうか。これ。

表札のような黒い石に彫られた「石敢當」の文字。
これも以前に「ブラタモリ」でやっていた。

沖縄ではイシガントゥと読む。
沖縄の家の魔除けはシーサーが有名だが、これも一種の
魔除け。このホテルの塀なので、そう古いものではなかろう。
民間信仰習俗といってよいと思われる。
ここは四つ角だが、本来はT字路かY字路の中心に
置いて、その外側の家に魔物が入らないように、する、と。

市中ではマジムン(沖縄の魔物・妖怪全般)が徘徊し
マジムンは角を曲がることができず直進する。それで
T字路Y字路の向こう側の家にマジムンが入ってきて
しまう。ここに「石敢當」を置くとマジムンは当たって
消滅する、と。
内地の習俗にも節分に家の玄関に柊と鰯の頭を魔除けに
飾ったりする。が、このマジムンと「石敢當」は
おもしろい。市中にはいつも魔物が徘徊しているという
世界感。これはあまり内地にはないものではなかろうか。

 

つづく

 

ケラマテラス

 

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