浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ポテサラとみすじステーキ

6月29日(月)夜~

さて、ポテサラ、で、ある。

ポテトサラダ。

ポテトサラダが食べたくなった。

6月は比較的気温が低かったが、今日は
最高気温27.2℃(14時31分)。日も出て、暑い。

たまたま、浅草六区にきていたので、OK(ストア)へ。

ジャガイモ、一袋4個。男爵。
ポテサラは、煮崩れしやすい男爵が適している。
それから、せっかくここへきたので、やっぱり
ステーキ肉を買わねば。

毎度書いているが、かなり格安で黒毛和牛のステーキ肉を
常時置いている。最近はステーキ肉といえばほぼここ。
そもそも黒毛和牛のステーキ肉などスーパーには並ばない。
ここにいつもあるのは、どういうルートなのであろうか。
わからぬが、ありがたい。

みすじ、1215円也、を、購入。

夜、作る。

ステーキは明日にしようか。
あくまで、ポテサラが主。

一応、笠原氏のものも参考にする。

ただ、今回はあくまで自己流のポテサラ。
笠原氏のレシピはマヨネーズの他に、砂糖、薄口しょうゆ、
辛子が隠し味に入っている。

四つ全部を使ってしまおう。
あらかじめ、じゃがいもは水につけて2~3時間置いておく。
効果のほどはよくはわからぬが、ついてる泥が水で
取れやすくなるように思う。

たわしできれいに洗って、レンジ加熱。
自動をなん回か繰り返す。
2~3回。

串を刺して確認。

もう少し。
さらに、2回ほど。
予熱でも火が入るので、布巾を掛けて、10分ほど。

いいかな?。

ゴム手袋をして、皮をむく。

荒く、切る。

ん?、まだ多少堅いところがある。

堅いものを皿に戻し、再度レンジ加熱。

OK。

ベーコンの塊があるので、これを入れよう。
笠原氏のものもそうだがお惣菜として売っている
ポテサラには必ずきゅうりだったり、にんじんだったり、
おまじないのような、野菜が入っている。
これは自作の場合は、いらない。
ソーセージだったり、やはり肉系のものを入れたい
ではないか。

ベーコンを角切りにして、フライパンで焦げ目が付くまで
炒める。脂は、ラードを使う。

あ、そうそう。笠原氏はゆで玉子を入れていた。
これは、いただこう。
ゆで玉子二個を作る。

マヨネーズ、氏に倣って、砂糖、薄口しょうゆ、
練りからしも、少しずつ。

味見。

どうも、私は濃い味が好きなので、マヨネーズが
どんどん増えていく。
塩胡椒も。

よいかな?。

皿へ。

ビールを開けて、食べる。

まあ、味見をしているので、私の好みの通り。
マヨネーズたっぷり。油、脂多め。うまいポテサラ。

さて、翌日。

みすじステーキ。

こんなもの。

黒毛和牛A4。みすじというのは、肩肉という部位に
入るよう。ノーマルな肩だと黒毛和牛でも堅いところに
入ると思うがみすじは内側の肉であまり動かず、
柔らかい。

いつも通り、オリーブオイルたっぷりで、アロゼを
しながら、ミディアム程度に焼く。

焼き方は今回は省こう。前回を参照されたい。

焼けた。

塩胡椒。胡椒は、ミルで挽き、まぶす。

昨日のポテサラも添える。

やっぱり、このポテサラ、冷蔵庫に入れて置いたら
油が分離していた。やはりそうとうマヨネーズが多かった。
まあ、これがうまいのだが。
もちろん、よく混ぜて、出した。

ビールを開けて、切る。

なかなかよい感じに焼けた。

柔らか。そして、A4でも十分な脂。

まさに、堪えられぬうまさ。

なにか、油・脂まみれ、のようだが、
たまにはこういうのもよいで、あろう。

 

 

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鶏から 切られたもの

6月27日(土)夜

さて、鶏から、で、ある。

最近は、安定してきた。

毎度お馴染み、笠原氏のお蔭でもある。

私が注意しているポイントは、肉を大きく切る。
もも肉1枚を1/4に切る。

そして、二度揚げ。
160℃で3分、180℃で1分。

笠原氏の教えでは、漬けたたれは切る。
小麦粉を入れて、ねちょねちょさせる。
実行をしているが、まだこの効果は今のところ
理解してはいないのだが。

ともあれ、大きく切って、二度揚げにすると、
中しっとり、外カリカリが楽にできる。

だが、今日のテーマは、既に切られた肉。

唐揚げ用とも書かれていたり、どこのスーパーにも
置いていて、安くなっていることも多い。
やっぱり、どうも魅力的なので、買ってきたのである。

ポイントは、先ほどの私が会得した、もも一枚の
1/4に比べると、半分か下手をすると、1/3と、
一切れが小さいこと。

総量で300gほど。

たれは、しょうゆ大さじ3、酒大さじ3、砂糖
小さじ2、おろしニンニク小さじ2、おろし生姜
小さじ2、塩2つまみぐらい。

で、基本はいつも通りなのだが、にんにくが生のもの
が大量にあって、芽が出始めているので、これを
みじん切りにした。

肉を入れ、揉み込む。

肉一切れが小さいのが、ここでもおわかりに
なろう。

これで2時間超。

先に揚げ鍋に油の用意。
160℃に余熱をしておく。

たれを切って、薄力粉を投入。
こねて、ねちょねちょ。

全体にねちょねちょが行き渡るよう、
薄力粉を足しながら。

いい感じに肉全部にねちょねちょをまとわせる。

再度点火し、160℃へ。

あがったら、半分投入。

160℃設定のまま、3分。
ここはいつも通りの一回目。

上げる。

多少、揚げ色が濃いか。

もう一回戦。

今度は、180℃にあげて、二度揚げ。
1分。

残りも。

紙を敷いた皿へ。

ビールを開けて、食べる。

うーん、やっぱり揚げすぎ。

もちろん、食べられぬものではないのだが。
辿り着いた、ベストの揚げあがり、では
もちろんない。

やはり、むずかしい。
まあ、よく考えれば、わかったことではあった
はずだが。大きさと時間の関係?。

まあ、そうなのであろうが、このスーパーで既に
切られているパックの場合の揚げ時間の正解は
どのくらい、なのであろうか。

もちろん、鶏肉一切れの大きさと時間だけでなく、
鍋の大きさ、油の量、そして油温も当然関係する。
また、一度揚げなのか、二度揚げなのか、もある。

やはり、切られているパックを買う機会は
これからも多かろう。
この大きさの場合の、家の鍋の大きさ、油量で
正解を割り出していかねばならなかろう。

やっとたどり着いた、ベストの唐揚げであったが、
まだまだ長い道のり。

そもそも、160℃3分、3分程度休ませて、180℃1分
というのは笠原氏だけでなく複数のプロの目安では
あったが、この小さな肉ではまったく
あてはまらない。

おそらく、今までの目安は忘れなくてはならなかろう。
またまた、次のゴール目指して試行錯誤を
してみようか。

 

 

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駒形どぜう

6月26日(金)第一食

さて、金曜日。

雨、最高気温24.9℃(14時45分)、で、ある。
蒸し暑いまではいかないが、じめっとしている。

昨日から[駒形どぜう」に行くことにしていた。

出ると雨はやんでいたが、バス。
錦糸町行きに二つ乗って、蔵前から歩く。

バンダイ本社の先。

14時すぎ到着。
開けて入って、下足。

お姐さんから下足札を受け取り、あがる。
一番奥の列。

ここは葦簀の床で、お膳がわりの桜の長い一枚板が
横に並び、それをはさんで、座布団が置かれている。

そうそう、今回この板は、かないた、と呼ばれていた
というのがわかった。
今、おそらくこの店にしかないので、この店専用の
用語、かもしれない。
以前は、この板の縁に銅がはめられていたらしい。
それで、金板、と。
ただ、明治以降、緑青(ろくしょう)の浮いた銅は
有害であるとして取り払われたらしい。(ただ、今は
緑青の浮いた銅は人体には特に問題はないことが
わかっているらしいが。)

ともあれ。

お姐さんの指示で、一番奥、神棚の下へ。

壁を背にして、座布団に座る。

さすがにこの天気でこの時刻、客はまばら。
座敷に一組、玄関近くのテーブルに一人。

これが、そのかないた、下足札、小皿と割り箸。

このかないた、今はどうであろうか、2cm弱程の
厚みだが以前は倍近くの厚みがあったらしい。
七輪の熱などを考えてのことであろう。

注文は決まっている。

おにいさんに、お酒冷(ひや)一合。
丸鍋、一つ。
それから、鯉の洗い。

ここは裂いたどぜう鍋もあるが、丸のままのどぜうを
使ったものが丸鍋、と呼ばれている

そう、どぜう鍋もさることながら、今日の目当ては
鯉の洗い。
ここには年中あるが、やっぱり、夏が近くなると、
これを食べなくてはいけない。
好物、で、ある。

鯉の洗いは、池波作品「鬼平」などにも登場する。
季節は真夏。場所は向島。
相模の彦十が平蔵に連れられて、市中見回り、引きずり
回され、向島へ。汗だくになり、入った店で鯉の洗いに
ありつくというシーン。
江戸期、向島で、鯉を生簀に飼って食べさせるのを
売りにしていた料亭があった。

そうである。落語「青菜」にも出てくる。
氷の上に並べられているという描写があるので、
おそらく明治も時代が下った頃であろう。

酒がきた。

よかった、冷(ひや)がおにいさんだったので通じた。
常温とはどうしたって言いたくない。
冷という伝統的な言葉があるのに。それこそ、先日の
魚の名前のカタカタ表記同様、理科の実験をしている
のではない。日本語の情趣は大切にしたいではないか。

そして、この猪口。

描かれているのは木札ではない。駒形どぜうの洒落で、
どぜうと書かれた将棋の駒で、あろう。

鍋一揃いがきた。

どぜうののった鍋と七輪、木箱入りの薬味、割り下。

鍋。

ここにねぎ、山盛り。

なのだが、実際にはどぜうを少しよけて、スペースを
作り、そこにたっぷりとねぎ。
むろん、こうすれば、ねぎにも早く火が通る。

どぜうは、味噌で下煮がしてあるので、温まれば
食べられる。

まず一匹。
どぜうの下味は、味噌味。それも例の江戸甘味噌
ベースの。これがここの秘伝だと思うが、うまい。

段々にねぎも煮えてくる。
ん!?このねぎ、時期のせいか、堅い。

鯉の洗いもきた。

そう、夏のものなので、下には砕いた氷。
酢味噌で食べる。

先の「青菜」では、淡泊なもの、と表現されるが
実際白身だが、そうでもない。いわく表現し難いが
酢味噌と相まって、平目などの海の白身とは違う
うまみと食感がある。これが堪えられぬ。

鯉の洗いというのは、自分では作ったことはないが、
以前調べたがむずかしそうである。ただ水で洗う
のではない。まず、気持ち厚めの薄造りにし、これに
人肌より気持ち熱めの湯をかけすぐに冷水で洗う。
この温度が42℃とのこと。風呂くらい?。かなり
微妙なもの。これでこの味と食感が生まれるよう。

呑みながら、煮ながら、食べる。

会計。

カードで、となると、帳場まで。

下足札の裏側が、代済、に。

うまかった。

ご馳走様でした。

 

駒形どぜう

 

 

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小鯛の潮汁

木曜日。

梅雨らしい雨で、最高気温22.3℃(0時30分)。
湿度は平均96%だが、気温が低め。
沖縄と南海上に台風が二つ来ているよう。
週末には、二つで本土に近付きそう。

こんな日は、家にいようか。

冷凍庫になにかあるか。

そうだ。
小鯛が二匹、凍っている。

〆て、いわゆる春子のにぎり、とも思ったのだが、
さばかなければ、いけない。
小さい魚は、細かい作業で、さばくだけでもたいへん。
その上、鯛は、小さくてもびっしりと鱗がある。
これを取らなければいけない。
鱗取りは、そこら中に鱗が飛び散って後始末もたいへん。

やはり、私、手先は器用とはいえぬ。
あまりにハードルが高い。
では、買わなければよかったのだが、、。

といっても買ってしまったものは、しょうがない。
なかったことにしよう、と、冷凍庫に突っ込んで
先送りをしていたのであった。

なんとか、食べてしまいたい。
生や酢〆は無理だろうが、焼くか、汁にするか。

とりあえず、外に出して、解凍。
その間に、どうしようか、考える。

思い付いたのは、熱湯を掛ける。
霜降り、湯ぶり、などというが、煮魚など、煮る前に
熱湯を掛けて、すぐに水洗いする。汚れやくさみを取るため。
また、鯛の場合は皮を残して刺身やにぎりずしに
するが、これは、皮に熱湯を掛ける。
この時に、鱗も取れる。
まあ、プロは、先に鱗は取ったうえで、残っていても
取れる、くらいの位置付けだが。

やってみようか。

半解凍程度。

縮尺がわからぬと思うが、頭を取れば、身は10cmほど。

先に、腹は抜いておいた方がよいだろう。
腹を裂いて、はらわたを出し、洗う。

薬缶に熱湯をわかし、1匹、かけて見る。

水を掛けて冷やし、鱗をこすると、、、鱗が取れる
のだが、あれま、下の皮まで取れてしまった。
小さいので皮は薄く、取れやすかった、か。

もう一匹も同じ結果。

まったく予想外。

こんな感じになってしまった。

まったく、鯛というのは、むずかしい。

しかし、これほど鱗を取るのがたいへんな魚
というのは、他になかろう。

ともあれ。
これはもう、汁にするしかなかろう。

腹もきれいに洗って、半分に切って水を張った鍋へ。

水からでよかった、か。

煮立ってくると、あくが出る。

これは、あく取りの網で、取る。

取れた。

魚なので、煮すぎない。
10分が限度であろう。
身も食べる、ので。

コラーゲンが抜けてパサパサになってしまう。

ねぎを細く切る。

味付けは塩のみ。
味見、OK。

器へ。

ねぎも散らす。

ビールを開けて、食べる。

こんな状態の鯛であったが、ちゃんと脂がある。

鯛というのは、うまい。

身もうまいし、つゆもうまい。
これだけ、万能の魚というのは、他にあるまい。
むろん、色もいいし、姿の見栄えもよい。
結婚式だったり、横綱の昇進祝いだったり、
我が国では、お祝いの魚。

以前調べたら、真鯛というのは、日本近海周辺にしか
いない、といっていた。
それで、いかにも日本らしい魚、だと。

が、昨年、スペインであったか、イタリアだったか、
ほぼ真鯛と思われるものを市場で見かけた。
やはり、地中海にもいる、のである。
いや、ずばり日本の真鯛と同じ種ものは、いないのだが、
地中海などにいるのは同じマダイ属で近似種、
ヨーロッパマダイ、というらしい。ちなみにその他、
アフリカ、オーストラリアなど世界中に同じ属の
真鯛近似種はいるらしい。
まあ、なんのことはない。

ともあれ。
身もつゆも全部平らげた。

今日は、あんな感じだが、意外にもよかったのでは
なかろうか。うまいものができた。鯛のうしお汁。

 

 

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天津丼

6月22日(月)夜

戻るが、天津丼、で、ある。

[天下一品]でこってりスープの天津丼を
食べたが、やっぱり、天津丼は、甘酢、で、あろう、と。

なぜ、というのは、昔から天津丼はそうだ、と
しか言いようがないのかもしれぬが、関西は
甘酢にはしない。
[王将]などには酢が入らない、しょうゆスープ餡や
透明な出汁の餡、の関西風を東京の店でも出す。

ちょっと調べると、関西でも中華では肉団子に掛けたり、
甘酢餡はちゃんと存在する。だが、天津丼には使わない。
なぜであろうか。
逆に、関東人が、甘酢が大好きか、といわれれば、
そんなこともとんと思い当たらないい。

天津丼、天津飯はいわゆる、かに玉が元でよろしかろう。

さらにかに玉は、芙蓉蛋(ふようたん)あるいは、
芙蓉蟹(ふようはい)という広東や上海などの料理が
元のよう。
では、中国ではどうだったか。
そもそも餡なしの方が一般的だったり、地域などに
スープ餡もあり甘酢餡もあり、で様々であったよう。

と、いうことは、どうなのであろうか。
日本では、フリーであった。どちらでもよかった。
つまり、甘酢餡とスープの餡それぞれどちらの
可能性もあった。さらになしでもよかった。
西、東にそれぞれ、スープ、甘酢を選ぶ必然的な
根拠はおそらく存在しない。
日本で最初に(?)かに玉、天津丼を出した店が
たまたま東は甘酢餡で、西はだし餡で、それが
定着したと考えるのが妥当ではなかろうか。

さらに、蛇足だが、天津の名称も、ナポリタンなどと
同様、天津とは関係ないのが正しかろう。由来は
諸説唱えるものはあるようだが、どれも確からしい
とはいえないよう。

ともあれ。

私は、やっぱり甘酢でなければ天津丼を食べた気には
どうしてもならない。
まあ、これは長年食べてきたので、しかたがない。

と、いうことで、買出し。

卵が切れていたので卵。
それから、かにかま。

もちろん、かに缶本物を買ってもよいのだが、まあ、
本来天津丼は、具なしでもよいくらい。玉子焼きに
甘酢餡をかければ、ちゃんと成立する。

うちにねぎがある。それから乾燥きくらげが
あるので、あれを入れようか。

夜、作る。

きくらげをもどし、細切り。
ねぎも細切り。
かにかまは、ほぐす。

天津丼、というのは、意外にそう多く作ったことはない。
3~4回かもしれない。

卵は三個ボールに割ほぐしておく。
二個でもよいのだが、大きなものにしよう。

先に、甘酢餡を作っておく。
鍋にお湯、味覇、しょうゆ、紹興酒、砂糖、酢。
煮立て、味を見て、水溶き片栗粉でとろみを
付けておく。今日のとろみは成功。

中華鍋を煙が出るまで、熱する。
一度油をまわし、捨てる。

油を少量、先にねぎを炒める。

軽く火を通して、きくらげとかにかま。

合わせる程度。

次に溶いた卵を入れるのだが、
一度、ここで失敗をしたことがあった。
なにかというと、卵が鍋にくっついて、スクランブル
エッグのようになってしまったこと。

では、どうするかというと、油をたっぷり。
むしろ、油で揚げる、と言えるくらいの量で
焼くのである。

たっぷり油を足し、溶き卵を投入。

量が多いので、なかなか火が通らない。
この後、ひっくり返す、と思ったが。
表側から見て火が完全に通るまで加熱すると、
裏側が焦げそう。

よし、度胸を決めて、
鍋を振って、ひっくり返す。

あーーーー、失敗。

折れてしまった。その上、焼き色も。

案の定、というべきか。

しょうがない。

冷凍してある、飯を加熱。
玉子が大きいので、別皿で、丼にはならぬが。
餡もかける。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

みてくれはともかく、味は上々。
と、いうか、まあ、焼けていれば玉子焼きなので
びっくりするような味にはならぬが。

調べると、最近、ちょっとよさげな中華店だと
ひっくり返さないで、半熟のままご飯にのせるよう。
あー、それでもよかったか。
だが、やはり、昔ながらの、というべきか、両面
ちゃんと焼いたものが私は好み。
これでよかった、ことにしよう。

そして、やはり、かに玉には甘酢餡。これがうまい。
もちろん、ご飯にも合うし。

こんなことになってしまったが、個人的な
天津丼欲は、満たされた。

 

 

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中華そば専門店天下一品上野アメ横店/東上野四丁目上車坂町二郎系ラーメン風神の豚

今日はラーメン二軒。

6月20日(土)夜

中華そば専門店[天下一品]上野アメ横店

さて、[天下一品]。

京都のラーメンではあるが、もはや東京でも
定番、で、あろう。私もちょくちょくきている。
都内の店舗の数を数えると、19軒あるらしい。

ここ、看板のこってりラーメンが基本なのだが、
ラーメン以外にもいろんなものが話題になっている。

以前は濃い味のチャーハンがあって、京都らしいと
思って食べていたのだが、最近は普通のチャーハンに
なっていて、ちょっとがっかりしていたこともあった。

で、今日は、天津飯があるらしい、というのを聞いた。
ラーメンやに、天津飯というのはちょっと意外。
天津飯は好物、なのである。
やっぱり、以前はなかったと思うのだが、
京都だから?、わからぬが。
ともあれ、意外にここ、ラーメン以外のメニューは
頻繁に入れ替わっているよう。

今日は雨模様で、最高24.0℃(10時42分)。
ちなみに平年は26.3℃なので、ちょい低め。
雨だからか。止み間を見つけて出てきた。

13時半すぎ。

入って、カウンターに掛ける。
端末からオーダー。天津飯定食というのがある。
ラーメンと天津飯のセット。
天津飯は、こってりと、さっぱり、がある。
さっぱりは、写真では見た目、ノーマルな甘酢あんかけのよう
に見えるが、昆布と鶏の出汁のよう。

ラーメン、天津はともに、こってり、で、いってみるか。

きた。天津丼。
こってりスープのかかった天津丼。

中は白いご飯。

こってりラーメンもきた。

こちらは、食べ慣れたこってり。

スープは片やご飯と玉子焼きの天津丼、片や
ラーメンで、塩味が変えているよう。
天津丼の方が、塩味が強いか。
なかなか細かい気遣い。


ただ、東日本の人間なので、天津丼はやはり、
甘酢あんかけの方がよいか。
もう一方のあっさりの方もスープ味で、ここには、
甘酢はないのだが。
ラーメンと天津丼で味が近すぎた。

ともあれ、腹一杯。
ご馳走様でした。

天下一品

 

6月23日(火)第一食

東上野四丁目上車坂町二郎系ラーメン[風神の豚]

今日は雲はあるが、比較的よい天気。

最高気温は24.7℃(12時55分)。
今日の平年が26.7℃で、やはりちょっと低め。
この梅雨は多少、肌寒い、かもしれない。

今日は、上野に少し前にできた二郎系の[風神の豚]。

なん回かきている。

まだ、そう知られていないのか、
混むことはないので、きやすい。

二郎系というのは、もちろん店によるであろうが、
半量の設定があったり、べら棒に多くて私でも
食べられないではないので、今はそう恐れなくてもよい。
そして、あの見た目だが、ちゃんとうまい。

場所は浅草通り、上野警察そば。
ちょうど、そばやの[翁庵]の対面。

ここは昼のみ、17時まで。

14時半頃に到着。

入って券売機で、ノーマルを購入。
にんにくあり、あぶら、野菜、ともにノーマル。

カウンターのみ。
やはりそう混んではいない。

真ん中に掛けて、食券を出して、待つ。

ややあって、きた。

やっぱり、なん度見てもインパクトがある。

大量のにんにく、あぶら、もやし。

そして、にくは、ここは、丸く巻いて煮たものを
出す前に炙っている。

麺。

自家製、なのかはわからぬが、手打ちの
凸凹の太麺。

かき混ぜながら、少しずつ、片付けていく。

二郎系のスープというのは、豚を煮ながら
豚骨も入れて煮出すよう。
また、乳化しているところと、透明系の非乳化
のところがあるようだが、ここは透明系。

そして、たっぷりのガツんとにんにく。

やっぱり、これがうまい、のである。

もやしとともに、太麺をわしわしと、啜る。

残り1/3からがなかなかきついが、なんとか
完食。

ともあれ、うまかった。

ご馳走様でした。

 

台東区東上野4-3-1

 

 

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小島町・うなぎ・やしま

6月20日(土)夜

さて。

小島町[やしま]

しばらく、改築で休んでいた。

書いているように、ご主人とは、個人的にも
もう20年以上のお付き合いがある。

単なる改装ではなく、建物自体の改築で
ビルを解体、いったんさら地にしてビルを建て直し、
まあ、事実上の新築、だったので、1年以上の
お休みであった。

ここがお休みだと、ご近所の私などは困るのである。
それで、うなぎは、雷門の[初小川]まで
行っていたのである。

私が住むのは、元浅草一丁目だが、旧町、町内会は
七軒町で[やしま]は隣町(となりちょう)になる。
ただ小島町でも、交差点の西側なので二丁目、
二丁目は広いからか、東西に分かれ、あそこの
町会は小島町二丁目東になる。ちなみに、これが
鳥越祭の参加単位。

隣町で春日通りを渡るが、信号が青ならば、
歩いて2分はかからぬか。かなりのご近所。

浅草というところはうなぎやはかなりの密度で
それも老舗が多数ある。しかし、この界隈、今は
盛り場でも商店街でもないので、そう飲食店や店舗も
多くはないが、やはり、これだけ目と鼻の先に
よい店があるのは、ありがたい。

さて、事前に予約をして、18時、
内儀(かみ)さんと向かう。

ビルとともに看板もきれいになった[やしま]。

開けて入る。

一応、名乗る。
ご主人、女将さんにも私達がくることは
知れていたよう。
ちなにみ、この日記を私が書いていることもご存知。
(もっというと、それが認知されるきっかけであった。)
実は、この日記を書いている人間、断腸亭なる者が
リアルの私であることを認知しているお店の方は
そうは多くはない。おそらく、ここと[弁天山美家古寿司]
くらいかもしれぬ。(一つ一つ、許可をもらって書いている
わけではないので。)

まあ、感づいていても知らぬふり?
迷惑な奴め、と逆に歓迎されぬところもあるやに思う。
まあ、なんとなくそれはわかるので、行かなくなるが。

ともあれ。

あれ?、改築したのに、店内の感じはほぼ以前のまま。

三和土のテーブル席が右側にあって、左側が座敷。

手前右側、予約席と札のある机に案内される。
こちらの座敷も完全に以前のままではなかろうか。
飾られている、絵だったりもそのままか。
あえて、そのままを再現された、のであろう。

ビールをもらって、いつも通り、白焼き一つと
うな重二つ。
以前は焼鳥もあったと思うが、もうない。

ビールとお通し。

ビールは、ここはプレモル。

そして、ここも[初小川]同様、味噌豆。
いや、あちらは、有料のつまみ、であった。
こちらは、お通し。

青海苔と、和辛子。
しょうゆをたらして、かき混ぜて、つまむ。

もちろん、定番でうまい、のだが、自分で作ろうとまでは、
思わない。まあ、大豆をゆでただけのもの、なので。

そして、きた。
白焼き。

おろしわさびと、塩。
そして、上がオリーブオイル。

ここももちろん、皿も温められている。

やはりこれは必須なのであろう。
少しでも生ぐさくなるのを防ぐため、か。

私は、やっぱり私は、わさびじょうゆで。

これ以上ない、江戸名物、粋な酒の肴、で、あろう。
まさに堪えられぬ。

甘辛で濃い味のがうまいのに、蒲焼にしない。

そして、真打登場。
うな重。

肝吸いと、お新香。

このお重も、以前のままの店の名入り。

ふたを開け、山椒を振る。

毎度書いているが、この届いたお重の蓋を開け、
山椒を振る動作という時間というのは、なに事にも
代えがたい。
これから、うな重が食べられるという期待。

アップ。

これが江戸前の蒲焼の味といって、よいだろう。

甘すぎず、きりっと辛口。

やっぱり、うな重はお重を手に持って、掻っ込みたい。

堅めの飯。
これでなくては、いけない。

うまい、うまい。

もちろん、味も以前と変わらない。

会計は、二人で15,700円也。

ご馳走様でした。
うまかった。

ご挨拶をして、出る。

 


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03-3851-2108

 

 

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