浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

東京駅〜丸の内 その2

さて。 引き続き、東京丸の内。 昨日は江戸の頃の有力譜代大名の上屋敷が軒を連ねる、 “大名小路”と呼ばれていた頃。 そして、明治に入り、陸軍用地になり、原っぱになり、 明治23年に三菱が買って“三菱ヶ原”になり、同27年に 煉瓦造りの三菱1号館ができたと…

東京駅〜丸の内 その1

10月28日(日)だいぶ寒くなってきた。ちょっと、冬物のスーツを買いに出ることにした。内儀(かみ)さんも同様で、彼女は銀座、私は丸の内。 彼女は一足先に出て、私とは丸の内のブルックスブラザースで 待ち合わせ。 その後、飯を食いに行こうということに…

矢来町・仏料理・ブラッスリー・グー

10月26日(金)夜そうとうに、お久しぶり、で、ある。なにかというと、矢来町のフレンチレストラン、 ブラッスリー・グー。 もう6年もご無沙汰、で、あったか。毎度書いているが、私のオフィスのある市谷牛込界隈は 知る人ぞ知る、フレンチ、イタリアンなど…

大根三品[浦里・ふろふき・鶏皮スープ]

10月25日(木)夜 さて。 木曜日。 今日は、この前書いた池波レシピ、〔浦里〕。 書いたこともあり、是非とも食べたくなった。 池波先生の文章は、こんな感じ。 「大根おろしへ梅干の肉をこまかくきざんだものをまぜ合わせ、 これへ、もみ海苔と鰹ぶしのけず…

大根三品[浦里・ふろふき・鶏皮スープ]

西浅草徘徊〜浅草・うなぎ・小柳

10月24日(水)夜 さて。 ちょっと、この日記、自転車操業気味の今日この頃。 それに加え、いや、だから、というべきか、 なにを食べようか、いろいろ考えたのだが、 今日はなかなか決まらない。 長年こうして食い物のことを中心に、書いていると、 まあ、こ…

鯵の干物と、とろろ汁

10月23日(火)夜 さて。 今夜は、鯵の干物。 鯵の干物ごときで、ことさらにここに書くほども ないのであるが、これは自分で干して作ったもの。 日曜日、例のアメ横の魚やで大きな鯵が、5匹で 毎度お馴染み、500円。 これを買ってきたのであった。 二匹…

鶏皮ぽん酢・牛肉とピーマンの焼きそば

10月20日(土)第二食 さて。 引き続き、土曜日。 朝、牛細切れと一緒に買ってきた、鶏皮。 鶏皮、というのは、一般の家庭ではやはり、あまりこれだけを買ってきて なにか料理をする、ということはあまりないのかもしれない。 脂も多い。 ただ、皮をそのまま…

カレーうどん

10月20日(土)第一食さて。 土曜日。カレーうどん、で、ある。なぜカレーうどんなのか、まあ、たいした理由はないのだが、 ちょっと思い出して、作る気になった、のである。カレーうどんは外で食べるもの、という人も多かろうが、 私は手作りをする。最初は…

肉そぼろ

10月15日(月)夜 いつものように、オフィスからの帰り道、 なにを食べようか、考える。 なぜだかわからぬが、肉のそぼろが 頭に浮かんだ。 そぼろ。 玉子のそぼろと一緒に弁当などに入る、 鶏が最も一般的であろうか。 子供の頃に母親が作ってくれた弁当。 …

上野・とんかつ・ぽん多本家

10月14日(日)夜 さて。 日曜日。 今日は、内儀(かみ)さんがカキフライが 食いたいという。 前にも書いたが、フライものであれば、 浅草観音裏のグリルグランド、なのだが、日曜は休み。 どこがよかろうか。 うん!。上野のぽん多。 ここはとんかつや、だ…

上野・とんかつ・ぽん多本家

蕎麦・神田まつや

10月8日(月)夕 さて。 国立劇場の『塩原多助一代記』がはねて、 外へ出る。 やはり、ちょいと、呑んでいこう。 半蔵門からの元浅草への帰り道というと、神田須田町が便利がよい。 そして、やはり、せっかく着物を着ているので、 あの界隈の店は皆、和食の…

蕎麦・神田まつや

国立劇場・塩原多助一代記 その4

歌舞伎『塩原太助一代記』から、落語『ちきり伊勢屋』へと 話が飛んでいる。 『ちきり伊勢屋』は『塩原多助一代記』と同時代の作品で、 やはり商家の盛衰を扱った落語。昨日書いた“規範”のようなものを 別の言葉でいっており、噺としてもとてもおもしろいの…

国立劇場・塩原多助一代記 その3

歌舞伎『塩原多助一代記』。 この芝居、どう理解したらよいのか。 いや、芝居、と、いうよりは、圓朝師の 人情噺、と、いった方が、適切なのかもしれない。 明治の時代、この人情噺と歌舞伎芝居のお蔭で、 修身の教科書に載るほどの美談として認識され、 東…

国立劇場・塩原多助一代記 その2

引き続き、 国立劇場の歌舞伎、塩原多助一代記。 今回も着物で出かけた。 10月に入りさすがに単衣ものでは行かれないので 紺のウールのアンサンブル。 しかし、男の着物というのは、なかなか不便である。 女性であれば、羽織を着ないという選択肢もあるのだ…

国立劇場・塩原多助一代記 その1

10月8日(月)さて。連休三日目。今日は、歌舞伎見物。先月は、先月は、新橋演舞場に菅原伝授手習鑑を観に行ったが 今回は、国立劇場で塩原多助一代記。今回もまた、休み前に急に調べて行くことにした。国立は、今年の正月、、「三人吉三巴白浪(さんにんき…

小肌酢〆

10月7日(日)夜 さて。 引き続き、日曜日。 昼下がり、御徒町の吉池まで自転車で買出しに出る。 なにかというと、小肌を買いに。 少し前から、小肌の鮨が食べたかった、のである。 小肌は、江戸前の鮨やでは、定番のねただが、 自分で料理をすることなど、…

ポルチーニのクリームパスタ

10月7日(日)昼日曜日。秋。秋といえば、秋刀魚でもあるが、茸(きのこ)。茸といえば、ポルチーニ。と、まあ、ありふれた連想ではあるが、 数ある茸の中でも、ポルチーニというのは、 なにか別格のように思う。今、茸というのは、スーパーの野菜売り場でも…

鍋焼きうどん・焼き鳥・秋刀魚飯

10月6日(土) さて。 土曜日。 昨夜は、海外へ赴任していた高校の同期が 帰国し、呑み会。 今朝起きると、アレルギー性鼻炎がひどい。 気温が下がるとてき面。 なにか温かい、汁物。 熱いうどんでも食べようか。 乾麺しかないが。 かけうどん、か。 出汁を…

資生堂パーラー銀座本店

10月3日(水)夜 さて。 今日は仕事仲間と飯を食いに行くことになった。 いくところは、久しぶりの銀座の資生堂パーラー。 最近ではNHK文化センターの講座「池波正太郎と下町歩き」でいった。 むろん、池波レシピ。 先生のエッセイ「散歩のとき何か食べたく…

資生堂パーラー銀座本店

浅草・洋食・ヨシカミ

10月1日(月)夜 10月に入った。 サラリーマン的には、期が変わった、ということになる。 そして、秋になるかと思ったら、 台風がすぎ、今日はまた、夏が戻ってきたよう。 そして夜。 今日はなんだか、ヨシカミへ行きたくなった。 ヨシカミは浅草の洋食や。 …

浅草・イタリアン・リストランテ・ジャルディーノ その2

9月30日(日)夜さて。引き続き、西浅草のイタリアン、ジャルディーノ。昨日は前菜まで。次は、パスタ。 私の 「生シラスとカラブリア産ウンドゥーヤ(辛口ソーセージペースト)、 オクラのソース スパゲッティ」。生シラス、というので、白いものを想像して…

浅草・イタリアン・リストランテ・ジャルディーノ その1

9月30日(日)夜さて。日曜日。台風が近付いている。このところ、いくつかきているが、二百十日、二百二十日とすぎ、 9月も終わりになって、というのは、やはり、季節が少しずれてきている ような気がする。今回のものは、強い、という。なんとなく、不安、…

池の端藪蕎麦

9月28日(金)夜 9月も今週で終わり。 今日は早く帰る。 18時半頃、オフィスを出る。 たまにはよいであろう。 早いとなると、池の端藪蕎麦。 このところ、近くだが丸井裏の、上野藪 の方が続いたが、やはり、最も好きな蕎麦や、 と、いえば、こちら、池之端…

池の端藪蕎麦