8月14日(日)
さて。
先週一週間、夏休みをいただいて、
毎年恒例ではあるが、南の島へダイビングに
行ってきた。
昨年はフィリピンのボラカイ島であったが
今年は、インド洋のモルディブ。
遥か昔、30年ほど前の新婚旅行で初めて行ってから、
もう6〜7回目になる。
なんだかんだいっても、
ダイビングをするリゾートとしては
モルディブが最も肌に合っている。
モルディブという国は、インド洋に散らばる
サンゴ礁のほんの小さな小さな島々の集まりで
ダイビングのポイントとしての質の高さはもちろん、
一つの島が、一つのリゾートで完結し、他のものから
完全に隔離されており、ぼんやりしに行くには
これ以上のところはあるまい。
つまりダイビングをする以外は飯を食って
呑んで寝るだけ。気が向いたら本でも読む。
他には、なにもしない。
これがよい。
今年は南の方の、便利な空港や首都の島からは
離れたところに行こうと思っていたのだが
なかなか予定が合わず、空港そばの
「Jumeirah Vittaveli Maldives」という
リゾートになった。
「Jumeirah」というのはご存知の方も
あるかもしれぬが、UAEドバイ本拠のホテルで
私達も一度、10年近く前に本家のドバイのリゾートに
行ったことがあった。
ドバイのジュメイラはアラブの王様気分、
ではないが、従業員の躾がかなりしっかりしており、
行き届いたサービスには感心した覚えがある。
出発は8/14の日曜日で帰国も8/19の日曜日。
成田発がAM11時半頃。
コロンボまでが8〜9時間。
コロンボ乗り換えで3時間ほど待ち時間があり、
モルディブ・マレまで1時間。
空港からスピードボートで30分ほどの島。
時差は3時間で、現地着時刻はPM10時頃。
乗り換えが3時間待ちで若干長いが、
まあ、このくらいであれば、お手軽の部類であろう。
前回、モルディブにいったのは2011年でもう5年前。
日本からモルディブに行くには昔からスリランカ航空か
シンガポール航空であるが、それこそ30年前のスリランカ航空は
なにか妙なにおいがするような飛行機であったが、
今はきれいなもの。
映画などのオーディオ設備も立派なもの。
最初の機内食から。
スリランカのビール、ライオン。
ご飯は魚を選んで、魚のカレーとご飯。
こんなものも、なかなかうまい。
航路は南九州から台湾。
タイのアンダマン海を横切って、南下。
ご飯2食目。
ご飯としょうゆ味の鶏肉。
こういうものであれば、日本人はまるでOKである。
ベンガル湾を南西に横切ってスリランカコロンボ空港着。
なかなかくたびれる。
コロンボ空港に限らないが、南アジア、アラブなど
このあたりの空港に日本からダイレクトにくると、ちょっとした
ストレスを感じてしまう。
なにかというと、まあ、慣れの問題であるが、
色の黒い南アジアとアラブの人々。
コロンボ空港は、むろんのこと基本、こういった人々。
特にアラブの女性はイスラムの目だけを出した黒い例の衣装を着ている。
東京などにもインドネシアやマレーシアあたりであろうか
ベールを被った観光客の女性も少なからず見かけるようになったが
まだまだ私は慣れていないのである。
わかってはいるが、ちょっと“濃い”感じに圧倒されてしまう。
空港のレストランというのか食堂といったらよいようなところで、
カレー定食のようなものを取ってみた。
スリランカで一般的な料理の、なのであろう。
皿のご飯は、やはり名前はビリヤニでいのだろうか、炊き込みご飯。
同じく皿の左上がインドにもあるが揚げせんべいのようなもの。
下が野菜のマリネというのか酸味のあるピクルスのように
なっているもの。ターメリックで色がついている。
右上がマッシュポテトのようなものだが、スパイシー。
皿の外、上から、チキンのカレー。これはちょっと辛め。
真ん中がインゲンや玉ねぎなどのこれも和え物のようなもの。
下が、ちょっと不思議なもの。葉っぱの炒め物なのだが、
ちょっとじゃりっとした堅い食感。ひょっとすると
生のローリエ・ベイリーフを炒めたものか。
全般的に激辛ではないが、そこそこ辛め。
この地域のもの、ほぼ食べられないものはなさそうである。
搭乗ゲートの入口。
出発予定の1時間前なのに既に「Now boarding」の表示。
慌てて入ってみても実際には時間通りでboardingなどまるでしていない。
すべての飛行機がそうなのかわからぬが、どうもコロンボ空港の
習慣のようである。人騒がせな。
つづく