浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭2019夏・モルディブ その1

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8月28日(水)

さて。

一週間程度のお休みをいただいたが、今日から再開。

例年通り、南の島へダイビングへ行ってきた。
「落語案内」は中断し、モルディブの模様を書きたい。

2015年がフィリピンボラカイ島で、あったが、
その後は、毎年、モルディブ

ただ、毎年モルディブでもリゾートは別。

16年がジュメイラ、ヴィッタヴェリ(Vittaveli)

17年がフォーシーズンズのランダー・ギラーバル(Landaa Giraavaru)

去年がアウトリガー・コノッタ(Konotta)

同じ場所に行かないのは、もっといいところはないか、
というないもの探し、かもしれぬ。

モルディブというのは、インド、スリランカのすぐ南から、
縦に長く八百キロ以上であろうか、長く長く続くリーフから
できている島国。場所によって環境も違っている。

ダイビングというのは自然の海を見るものであるが、
完全に自然か、といえば、そうでもない。

あてどもなく勝手に潜るわけではなく、もちろん、現地のダイビング
サービス、ガイドに案内してもらうわけである。
サービス、ガイドによって、潜るポイントが見つけられ、
開発されている。このよしあしがよいダイビングが
できるかどうかのポイントになる。

モルディブにはユネスコの生物圏保存地域というのに指定
されている環礁(アトール・Atoll)がある。

この生物圏保存地域というのは、日本の知床などが指定されている
ユネスコ自然遺産とはまた別のもので、もう少し、広く、緩い
のかもしれない。

モルディブではこの生物圏保存地域というのに指定されて
積極的に保護活動がされているのはバー環礁(Baa Atoll)というところ。
マレからは国内線で30~40分ほど。
17年に行った、フォーシーズンズのランダー・ギラーバルが
このバー環礁にあってなかなか見ごたえのあるダイビングができた。

昨年のアウトリガーはモルディブでも南の方で遠く、リゾートも
少なく、どちらかといえば開発が進んでいない。
こういうところがよいのかと思って行ってみたのだが、先に書いたように、
海はよくてもよいポイントが探されていないとよいものは見られない。
なかなか難しのである。

それで今年は、またバー環礁へ戻り、アミラフシ(AMILLA FUSHI)と
いうリゾートにした。比較的新しく、また小規模のよう。
https://www.amilla.mv/

8月28日、朝、家を出て、AM成田からシンガポール航空
シンガポール経由。
モルディブは直行便はなく、スリランカコロンボ経由か
シンガポール経由、あるいはタイ経由もあるのか。
ここなん年か、このシンガポール経由である。

シンガポールまでは6時間ほど。

モルディブへ行くときには、なぜかこれに決めている。

シンガポールのビール、タイガー。

機内食

和食、的なもの。
箸も付いて、鶏の甘辛照り焼き的なものに、こんにゃくや
にんじんの煮物のようなもの。
玉子焼きにおひたしのようなもの。うどんがついていた。

成田、シンガポール便はほぼ日本人。
私は降りたことはないが、ランドマークのプールが屋上にあるホテル
などあり、近年は人気なのであろう。
盆休みは終わっているためか、多少の空席もあった。

シンガポールチャンギ(Changi)空港からモルディブマレ行きに
乗り換えるのだが、待ち時間は2時間ほど。
訪れられた方はご存知であろうが、チャンギ空港はかなり
大きく、広い。
免税店、ショップ、レストランも多数。成田よりもよほどでかい。
ここ三年続けてきているが、どんどんと店も増え、また、きれいに
お洒落に、なっている。
以前からだが、Wi-Fiもフリー。

クラフトビールのあるハンバーガーショップに入った。

値段は物価の高いシンガポールでさらに空港内で
まあ、安くはないが、うまいビールとハンバーガーである。

シンガポールからマレ(Male)までは四時間。

位置関係はほぼ真西。

もう一回機内食

また、鶏。
味は、いかにもシンガポールなのか、甘辛だが、
にんにくの利いたオイスターソースと甜麺醤
白いのは、マッシュポテト。

夜遅く、マレ着。

空港そばのフルフレ・アイランド・ホテル(Hulhule Island Hotel)。
空港に最も近いのか、いつもここである。

この晩は遅いのでそのまま就寝。

翌朝。
昨夜からだが、天気がわるい。

雨風、波もそうとうに高い。

ネットで、インド洋の衛星の雲の画像を見ると、なんだか
すごいことになっている。モルディブから南インドの西に
丸い大きな雨雲の塊。
これは台風、サイクロンではないのか?。
昨年も、アウトリガーへ行っている時に、インド洋は荒れ模様
であったが、どうしても自然相手のダイビング、天気には
勝てない。

 

つづく