浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



とんかつ

3月6日(金)夜

さて、とんかつを久しぶりに揚げようと考えた。

まあ、きっかけは、例によって笠原氏なのだが、
笠原氏のものは、名古屋シリーズで味噌かつだが。

味噌かつではなく、ノーマルなもの。
なん度もとんかつは揚げているが、とんかつの揚げ方の
棚卸しというのか、笠原氏の手際から学び、技術向上を
目指そうと考えた。

買出し。

スーパーで安くなっていたロース二枚。
それから、キャベツ1/4。
パン粉は生パン粉を使っていたので、生パン粉を。
OK。

まずは、先にラードを瓶に入れて保管してる野菜室から
出して、溶かしておく。

フライパンに水を張って加熱。
これで溶かす。

固まった状態で常温に置いておいても溶けないが、
ある程度温めると、なぜかラードは全部が溶けてくる。
不思議である。

次に、キャベ千。もちろんキャベツの千切りのこと。
“キャベセン”は笠原氏が言っているのだが、
プロっぽくてなんだかよい。

ともあれ、1/4に切られているのでこのまま
水に漬けておく。
多少でもシャキッとするだろう、と。

2時間弱。

キャベ千。
2~3枚ずつ剥がして、重ね、切る。
幅1mm以下を目指す。

水に漬けておく。

1時間半。
水からあげて、冷蔵庫へ。

さらに1時間は置きたい。ここまでが下ごしらえ。

ここから作り始める。
ロース。

脂身と中の筋に包丁目を入れる。

そして、筋切り。これは反り防止だが、やめていた。

表裏、塩胡椒。片面だけ、というプロもいるが笠原氏は両面。

表裏に小麦粉。

卵1個を割りほぐし、小麦粉、水少々。

生パン粉を多めに容器に広げる。

いつもここが引っかかる。
プロは大きなパッドなどに多量に厚く広げたっぷりとまぶず。
パン粉が多少無駄になると思われるが、今日は
それをやってみようと考えた。

卵から、竹串で。

氏はこれを二回。つまり小麦粉、卵、もう一度小麦粉、
また、卵、と。
衣をしっかりつけるためだが、小麦粉ではなく、
パン粉を同様に、卵、パン粉、もう一度玉子、パン粉
と二度付けするプロもあるよう。

小麦粉、卵、二度付けし、たっぷりのパン粉へ。

ここに上からもパン粉を掛けしっかり、押す。

二枚。

ラードを揚げ鍋に移し、170℃まで上げる。

揚げ時間は4分。
投入後1分は断じて触ってはいけない。
どんな揚げ物でもこれは鉄則。衣が剥げてしまう。

4分であげる。

1枚終了。同様にもう一枚。

あげて、油を切るため数分はおく。

大きく切れる包丁で、ザクザクと切る。
衣がしっかりと付いていないと、ここで剥がれる
ことがあるが、今日は大丈夫なよう。

皿にキャベ千を盛り付け、切ったかつも。
塩も添える。

キャベツにはソース。ブルドッグの中濃。

ビールを開けて、食べる。

断面。

このロースには脂が多かった。

最初は塩で食べてみる。
あー、やはり、薄いし脂が多すぎる。

これならば、とんかつもソース。
辛子も用意。

とんかつ自体は衣も揚げ方も意図通り、うまくできた
のではなかろうか。
従って、今日の目標はクリアしたといってよい。

やはり衣用のパン粉はたっぷり必要。
また、小麦粉卵の二度付けは役に立つ。

ちょっと面倒だが、これはやはりよいとんかつには
大事であった。

だがしかし。
やはり、うまいとんかつを食べようと思うと
よい肉、それもおそらくある程度以上の厚みは
必要、と。
まあ、そんなものはハナマサにもなかなかないか。
やはり[ぽん多本家]だったり外で食べるのが
ベストなのであろう。

 

 

 

 

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