4629号
8月23日(金)第一食
さて。
おろしそば、で、ある。
それも、ただの、東京にも昔からある、
おろしそば、ではなく、福井県の、越前おろしそば。
あれは、うまい。
むろん、なん回も食べている。
福井県でも。
食べたくなったきっかけは、ここのところ、
なん回か行った、田原町の[麺 みつヰ]
あそこは、中華麺のおろしそばだが、日本そばの
越前おろしそばが、食べたい、と。
東京のおろしそばと、越前おろしそばは、似て非なるもの。
おそらく[みつヰ]のおろしそばはのつゆ、は、
限りなく、越前おろしそばのつゆに近いと考えている。
越前おろしそばと、東京のものが、似て非なるもの
というのは、おわかりになろうか。
おそらく、一度でも、両方を食べたことがある方は
ご同意いただけるのではなかろうか。
辛味大根を使えば、越前おろしそばになるのか、
といえば、どうもそうではないようなのである。
東京のそばやでも、辛味大根をつかったおろしそばは
あるのだが、なにか違う。
なにが違うのか、考えているのだが、わからない。
これを解明したいのである。
と、いうわけで、越前おろしそばが食べられる
ところを探してみた。
前にも、探したことがあったが、意外に他にもある。
今日は、日本橋。
[御清水庵 清恵](おしょうずあんきよえ)というところ。
「福井の厳選食材満載の手打ちそば処」とのこと。
2002年開店ということで、歴史はある。
こんなところがあるのは、知らなかった。
場所は、日本橋北詰、右に入り、川側、昭和通り方向に
1~2軒のビルの1F。とても分かりやすい便利な場所。
ランチには越前おろしそばとソースかつ丼の
セットがあることも確認した。
私には、これしかない福井のランチセット。
やはり、これは必須なのであろう。
ランチは14時までのようなので12時半には出て、
銀座線で三越前まで。
外に出ると、ものすごい日差し。ただ、最高気温は
32.3℃(12時47分)で思ったほどでもない。
13時、すぐに見つかり、入る。
やはり、近隣の働く男女のお昼か。そろそろ、その時刻も
終わろうというところ。
掛けて、品書きを確認し、越前おろしそばと
ミニソースかつ丼のセットを頼む。
きた。
ちょっと太めのそば。
つゆを掛けて出てくることも多いが、
つゆは別のコップのようなものに入っている。
小皿はねぎと花がつお。一番左の湯呑はそば湯。
お椀のソースかつ丼。
こちらは、薄く大きなカツが一枚。
そばは、どう食べるのか?。
まず、箸でそばをつまんで、つゆにつけて
手繰ってみる。
うん、まあ、これでもよいのだろうが、
やっぱりぶっかけた方が、よさそう。
花がつおとつゆを全部と、ねぎを少しかけ、
全部を混ぜて、手繰る。
やはり、この方が、らしい。
まあ、ネイティブに越前そばを食べてきたわけでは
ないのだが、十分に、うまい。
辛味は適度だが、鮮烈。過不足ない、越前そばに感じる。
なんであろうか、この越前そばのおろしのつゆ。
やはり、ここもおろし自体ではなくしぼってある。
もちろん、大根おろしだけでなく、しょうゆなのか、
出汁、なんらか味付けはしてあるのだろうが、
これがよくわからない。わかるほど味が付いていない
ということなのか。
ソースかつ丼もうまい。
福井のソースかつ丼のソースというのは、
多少甘めだが甘すぎず、かなりさらっとさっぱり
しているのが特徴であろう。
この塩梅がよい。
ともあれ。
うまかった、ご馳走様でした。
で、おまけ。
三越の地下の魚売り場でちょっとおもしろいものが
あったので、買ってきた。
肝付きのかわはぎの薄造り、鹿児島産。空輸?。
ふぐのから揚げ。
これはフライパンで少量の油で揚げた。
出来上がり。
かわはぎ。
別の小皿に肝を溶いて肝じょうゆに。
かわはぎの肝じょうゆは、東京にいるとまず滅多に
食べられぬ。
活けのものでなければ、できないと聞く。
むろん、安くはないが格別。
まさに、堪えられぬ、うまさ。
ちょっとラッキー。
御清水庵 清恵
中央区日本橋室町1-8-2 日本橋末廣ビル 1F
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