浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2017断腸亭の連休ラーメン その2

引き続き、2017断腸亭の連休ラーメン。

5/2(火)。

暦通りであれば仕事であるが、わが社はお休み。

こういう日は、日祝休みのところへ行こう。

前から課題であったが行けていないかった、

[富白]というところ。

台東区台東3-14-10

03-6677-3156

トミシロと読むよう。

御徒町の南の方で、昭和通りから東側に入ったところ。

すえひろレンガ通りの一本南、仲徒一通り東。

と、書いてもわかる人は少ないか。

蔵前橋通りの二本北、昭和通りから御徒町小町食堂を入ったところ。。

まあ、御徒町秋葉原の中間、で、ある。

鶏塩、あるいは鶏塩タンメンというのが看板の店。

11:30の開店に合わせて、徒歩で向かう。

この週末はこの界隈、下谷神社のお祭。

街角には幟(のぼり)や提灯が出始めている。

下町ではこの下谷を皮切りに、6月初旬の我が鳥越神社を最後に

産土神(うぶすながみ)の祭シーズンに入る。

たのしみ、で、ある。

通りの角の店。11:30、開店。

一人、二人、待っている人がいた。

続いて入り、食券。

看板の鶏塩タンメン。今日はビールはなし。

カウンターの左端に座る。

カウンターとテーブル一つで、小ぢんまり。

清潔だがそっけないくらい簡素。

丸刈りの小父さんと、ちょっと物慣れない感じのお兄さん二人。

丸刈りの小父さんが中華鍋を振ってタンメン用の野菜を炒める。

きた。

鶏塩タンメン。

炒めた野菜とチャーシュー三枚。

ちょっと太めの麺。

白濁したスープ。

なるほど、旨み濃厚。

ん!?

野菜の中に白いきくらげが入っていた。

ちょっと珍しい。

噂通り、頭一つ抜けた、うまいタンメン。

ご馳走様でした、便利なところにあれば、ヤミツキになる。

さて、次。5/3(水)憲法記念日

ここからは日祝休みでないところ。

昨年も行ったが、蔵前の[ラーメン改]というところ。

台東区蔵前4-20-10 宮内ビル 1F

03-3864-6055

昨年開店でいまだ人気のよう。

今日もオープンの11時を目指して徒歩で出る。

町名は蔵前で国際通り沿い。

浅草の六区の西を通っている国際通りは南に下ると、

蔵前橋通りの少し北で江戸通り(旧蔵前通り)にぶつかる。

その手前の国際通りの西側。

このあたり、最近はちょっとお洒落なところに

なりつつあるようである。

カフェ、文具、雑貨、洋服などなどを扱うセレクトショップ

なぜかショコラティエというのか、そんなものまでできている。

もともとも、文具、玩具、雑貨、服飾小物関係の問屋、卸会社があった

ところだと思うのだが、お洒落な小売りもする業態に

生まれ変わりつつあるようである。

と、いうわけで[ラーメン改]、ここもお洒落。

開店待ちが2〜3人。

今日は、ハートランドがあったのでもらう。

貝塩チャーシューメン。

貝塩の他に煮干しもあるが、やはりこちら。

もちもちとした太めのちょい縮れ麺。

チャーシューは最近流行りの低温調理という。

食べたところは、うまいことはうまいが、

確かに生っぽいというくらいで、熱いつゆにひたるラーメンの

チャーシューとしては今一つ、生かされているのかどうか

よくわからない。

スープ。

これは、文句なくうまい。

昨年食べた時には、貝もさることながら海老の風味を

強く感じたが、今回はなにかが、というよりも

バランスの取れたうまみ濃厚なスープ、という印象。

蔵前の駅からもさほど近くもなく、元浅草の拙亭からも

遠くもないが、通り道になく足が向かない店。

しかし、やはりなかなかレベルは高い。

次、5/4(木)。

今日は、方向は反対。

北西の入谷。

言問通り昭和通りの交差点にある[麺処 晴]

台東区下谷1-11-7

03-3847-8553

去年も行っている。

煮干し系の有名店であろう。

やはり開店の11:00を目指して徒歩で出掛ける。

こちらは6〜7人の列。









つづく