浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



とんかつ檍のカレー屋いっぺこっぺ秋葉原店

4814号

7月14日(月)第一食

今日はカツカレーの[いっぺこっぺ]へ。

そこそこ行っているとは思うのだが、
ここに書くのは久しぶり、か。

蒲田の有名とんかつや[檍(あおき)]の
カツカレーや。

場所は昌平橋通り、妻恋坂の交差点を昌平橋方向に
少し行った左側。

秋葉原という地名はかなり膨張しているが、
ここはやはり駅としても銀座線末広町が至近だし、
旧町でもここは末広町で、ここを秋葉原というのは、
私にはまだ違和感がある。
まあ、今は、妻恋坂、蔵前橋通りの少し北まで
秋葉原、なのかもしれぬ。

このあたりをなんと呼ぶのか、ということは、なかなか
むずかしいし、おもしろい。
人の空間認識というのか、地名の認識感覚というのか、
の問題、で、ある。
正式町名と通称ということもある。
また、もちろん、人によっても違うだろうし、
時代によっても変わってはいくのだが。

私の住む、元浅草には大江戸線の駅があるが、駅名は
新御徒町
ここを御徒町と呼ぶのは秋葉原以上に違和感がある。
今でもそうである。どう考えても御徒町ではない。
御徒町駅からも、旧町の御徒町からもかなり離れている。
都営なので、都が決めたのだが、駅名決定の経緯を
読んだことがある。結論からいうと、適切な名前が
見つからなかったので、しかたなく人口に膾炙した
御徒町を拝借してきた、と。
駅のある場所の今の町名は元浅草一丁目、小島二丁目、
東上野一丁目、台東四丁目の四つにまたがっている。
一時は、元浅草が候補として有力であったともいうが、
どれにしても、さほど有名でもないし、どれかにしたら、
他町からは文句が出そうである。
また、例えば新浅草なり、浅草という言葉を入れてもよいか
とも思うのだが、そうもしていない。
旧区だと今の清洲橋通りあたりが旧下谷区と旧浅草区
境でもあり、東武浅草駅や浅草寺といった浅草中心部よりも、
御徒町に近い。私の住む元浅草一丁目の旧町は浅草区
浅草七軒町であったが、江戸期には、下谷七軒町と
言っていることが多く、浅草ではなく下谷に入る
認識であったよう。
ここを浅草といってしまうよりは、御徒町と言う方が、
まだ多くの人の納得を得られやすい、といった判断で
あったのか。

一方、秋葉原、である。
ここはもっとおもしろい。

秋葉原の由来は、秋葉(あきば)神社、秋葉様だと
いうのは、有名で皆さんご存知であろう。
秋葉様というのは、火伏せ、火避けの神様。火事の予防?。

まず江戸期、この界隈は上野寛永寺に将軍が墓参に向かう、
御成街道(今の中央通り)が南北に通り、町家、大名屋敷、
中小旗本、御家人の小屋敷が混在していた地域。
で、江戸期にはまだ、秋葉原の地名は影も形もない。

明治始めにこのあたりに大火事があって丸焼けになって
しまった。
そこで、明治新政府はいわゆる火避け地として空き地の
ままにし、今の秋葉原駅あたりに、秋葉様を祀った。
原っぱに秋葉様があるので、秋葉っ原と呼ばれように
なったのである。
アキバサマなのでアキバッパラ。
つまり元々は、アキハバラではなく、アキ“バ”ハラで
あったのである。
で、さらにいうと、これは正式な町名でもなく、通称の
まま、ずっと呼ばれ、公的な名称といえば、明治23年
(1890年)当初貨物駅としてできた秋葉原駅の前身
秋葉原貨物取扱所が最初になろうか。

このあたりのその後のことも、詳しく書いているので
ご参照されたい。

ここでも書いているが、今は秋葉原という町名は
実は存在している。それも戦後になってできている
のだが、なんと、駅の遥か北東、千代田区ではなく、
台東区にあるということ。
この秋葉原駅も含めて界隈の千代田区側の町名は
すべて外神田なのに。まったくもって、秋葉原の怪、
で、ある。

閑話休題

[いっぺこっぺ]、で、あった。

曇りで午前中雨も降ったよう。最高気温29.9℃(16時50分)で
ちょっと気温は下がったが、やはり蒸し暑い。

今日は15時到着。
お客はなし。珍しい。
食券を買って、カウンター奥へ。

少し待って、来た、カツカレー。

アップ。

塩を小皿に出して、カツは塩のみで食べる。

やはり、この厚み、カレーやのカツカレーではなく、
とんかつやのカツカレー。
驚きであろう。

そして、味ももちろん、とんかつとして、
レベルは高い。

これで1300円。

毎度思うが、安かろう。

先日のココイチだって、1000円越える。

かなりのコスパのよさ、であろう。

うまかった。
腹も一杯。

 


とんかつ檍

千代田区外神田3-5-3
03-6384-0015

 

 

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