浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



いわしフライ/タンメン仲御徒町富白

4133号

7月19日(火)夜

さて、鰯、で、ある。
鰯の開いたもの。

買ったのは昨日。
浅草ロックスの西友

三枚。

千葉、というのは銚子であろうか。
もともと安いが、さらに値下げで三枚187円。

入梅鰯という言葉もあるようで、
やはり、今、うまい時期であろう。

簡単にフライパンで焼いて、甘辛の蒲焼
というのか、照り焼き、とも思ったが、
ちょいと手間はかかるが、フライにしようと
考えた。

生であれば、刺身、なめろうがうまかろうが、
火を通すのであれば、フライが1~2を争うであろう。
私の好物といってもよい。

さばいてから多少時間が経っている。
この状態であれば、やはり塩をして洗った方が
よいだろう。

洗って、両面にたっぷり塩をする。

このまま30分ほど置く。

そして、水洗い。
塩が身に入っているであろう。
塩抜きのため、水に漬けて10分、
20分置いておく。

揚げ鍋に油の用意。
余熱をしておく。

水気を切って、小麦粉をふる。
小麦粉は強力粉にしてみる。

衣の用意。

プラスチック容器に全卵1個を割りほぐし、
氷2個と水。ここに同じく強力粉。
ちょっとドロッとする堅さに。

パン粉も別の容器に用意。

小麦粉をふったいわしを卵の衣につけ、

パン粉の器へ。

スプーンでパン粉を上にかけ、押し付ける。

三枚。

油を180℃に熱し、

二枚投入。
180℃に油温は固定し、狐色まで。

もう一枚揚げて、出来上がり。

いわしフライにはケチャップ、ソース、
マヨネーズを合わせたもの。

ビールを開けて、食べる。

なかなかうまく揚がった。

いわしフライというのは、うまいもんである。
あじのフライもうまいが、いわしもよい。
多少手間を押してでも揚げる甲斐がある
というものである。


7月20日(水)第一食

タンメン・仲御徒町[富白]

前回のタンメン[富白]。

鶏塩タンメンを食べたが、ここにはもう一つ、
鶏ぶた塩タンメンというがある。

鶏と豚のスープというのがもう一つあるのか、と、
気になっていた。

今日は13時半頃。
また、暑くなった。
二度目の梅雨明けということか。

券売機で、鶏ぶた塩タンメン、を購入。

カウンターで待つ。
今日もほぼ満席。

ここのご主人、作り方が丁寧のよう。
もやしなどの野菜を炒め、スープで煮て、
麺と合わせる。
作り方は通常のタンメンと同じように思うが、
一杯できるのに時間が掛かっている。
一つ一つの動作、工程を確かめるようにして
いるように見える。

きた。

あー、なるほど。
スープ違いではなく、豚肉がのるということか。

アップ。

間違いない。
タンメンは同じもの。スープも麺も野菜も。
このチャーシュー自体は
特段変わったものではないよう。

ここのタンメンが秀でているのは、やはり
このスープなのであろう。

白濁しているが、鶏といっているので、
鶏からの白湯なのであろう、実に濃厚。

真夏でも、うまいタンメン、で、ある。

 

台東区台東3-14-10
03-6677-3156

 

 

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