浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



フィリピン・ボラカイ島 その8

dancyotei2015-08-26




今日も引き続き、断腸亭の夏休み。

フィリピン・ボラカイ島

ダイビング二日目。

午前中ダイビングを終えてプールサイドのレストランで

昼飯を食って、部屋に戻り、昼寝。

もう毎日同じことである。

夜、7時〜8時から夕飯。

今日はメインのレストランに行くことにした。

基本ここはバッフェなのだが、これは品数も少なく、

いま一つなので、ここでアラカルトで頼むことにする。

最初はカクテルをもらってみる。



私は、ピニャコラーダ。

内儀(かみ)さんのは、、なんだか忘れた。

さて、オーダー。

昼はアドボというフィリピンの煮込み料理を食べたが

やっぱり、ローカルフードにしよう。

「レチョンカワリ(lechon kawari)」。

これも豚肉のよう。

フィリピンの最大のもてなし料理は豚の丸焼きで、これが

レチョンだそうな。そしてカワリというのが、フライパン。

フライパンで作る簡易の豚丸焼きということか。

内儀さんは「ブラロ(Bulalo)」。

これは牛テールのスープ?煮込み?のよう。

きた。



これがレチョン・カワリ。

やっぱり豚バラ。

豚の丸焼きの簡易版ということだからか、皮付き。

ただ焼いただけ、ではなくて、柔らかく茹でたものを

焼いている?いや、揚げているのではなかろうか。

豚皮だけを揚げたスナックのようなものも

フィリピンにはあったと思うが、そのあたりが

ポイントかもしれぬ。

皮の部分は香ばしく、サクサク。

そして、このタレがまたミソ。

甘く、こってり。

ピーナッツでも入っているような感じである。

インドネシアの焼鳥、サテにこんなものをつけていた

ような記憶がある。近いものかもしれぬ。

かなり食べ応えがある。

そして、内儀さんの、ブラロ。



白菜のような野菜などと牛テールを煮込んだスープ。

韓国のテグタンのよう。

ただ、辛くはなくほとんど塩味だけかもしれぬ。

翌朝。



朝はだいたい、こんな感じ。

生野菜にハム、ベーコン、上の丸いのは焼いたトマト。

クロワッサン一つ。

さて。

ダイビング三日目。

今日も我々二人だけ。

天気もよく、波も驚くほど穏やか。

暑くなりそうである。

今日は、ダイビングセンターのボートではなく、

地元の舟で、ビーチから出る。



フィリピンの舟は安定させるためであろう、

皆、このように両側に木の棒が付いている。

これに舟の乗員に加え、ガイドともう一人、

ダイビンセンターのスタッフが乗る。



機材もこんな風に舟のオジサンがきれいに並べてくれる。

このあたりがフィリピンのダイビングサービスらしい。

左から、フィン、ウエイト、シャンプーのボトルは

マスクの曇り止め、それからマスク&シュノーケル。

用途は曇り止めだが、実際にシャンプー。

これもこの曇り止めの作業までしてくれて、マスクを

渡してくれる。

ポイントは昨日同様、一本目がホワイトビーチ沖と

二本目がシャングリラ前。

一本目エントリー。



おわかりになろうか。

中央の波形のもの。

シャコガイである。

口を上に向けている。

もっともっと大きなものももあり、これは

まだまだ子供であろう。食べられる。

(べらぼうにはうまいというものではないが。)

ウツボ



手でも出せば、ガブッといかれる獰猛なやつだが、

顔は意外にかわいいではないか。



これはなんであろうか。

いずれ、ソフトコーラル?、海綿のようなもの?なのであろうが。

上部の直径が50cmほどもある。





すり鉢状で、中になにかある、わけではない。

不思議なオブジェである。

同じような写真は省いているので、一本目はこんなところ。



水面で一休み。

今日は穏やかなので、ゆっくり。





漁師の舟である。

網を曳いている様子。

これは最初の日に書いたが、観光釣り船。



竿なしの手釣りだが、釣れそうな雰囲気は漂ってこない。



つづく