浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭ハワイ島へ行く。その7

f:id:dancyotei:20190317083756g:plain

イレギュラーだが今日も配信。


断腸亭のハワイ島、ワイピオ見学を終えて、
帰路、ワイメアのマックで買ったビックマックのうち一つを食べ、
カイルア・コナ。

カイルア・コナの街。今日はウォール・マートに寄ってみる。
生鮮がほぼない。以前はあったような気がするが。
(日本の西友は売ったし、経営があぶない?)
昨日とは別の味のコナビールを今日は2ケース購入。

ホテルに帰ってきた。

泥道を歩いたのでスニーカーが汚れてしまった。
即席に、ホテルの石鹸で洗う。
エアコンで乾燥するので、明朝までに乾くであろう。

今日買ったコナビールは、ロングボードとファイアーロック
というもの。

残っていたビッグマック

ロングボードは比較的ノーマルなラガー。
ファイアーロックは濃いめのエール。

洗ったスニーカーにはタオルを詰めておく。
こうすると早く乾く。

さすがに、ゆっくり寝て、翌朝。スニーカーは乾いている。

昨日同様、ホテルそばのカフェでコナコーヒーの購入。

雨が降ってきた。
ワイ島は天気の変化が目まぐるしい。

一度部屋に戻る。

さて、今日はどこへ行くか。
ちょいと、マウナケアへ行ってみようかと思い立った。
あの、東京天文台すばる望遠鏡を見てみたい!。

書いているように、ハワイの山は平たいので、マウナケアは
標高4,207 mだが道路も整備されており、車で行けてしまうのである。
googleで検索すると、やはり所要時間2時間弱で行ける。
ワイ島は意外にスポットが近くにあるのである。

よし。行くのなら早く出よう。
午前中には帰ってこられるか。
今日はコナのコーヒー園を見たいと思っていたので。

出発。

山側を走る190号線に入り、途中で右。
ダニエル・K・イノウエ・ハイウエイ。

正面がマウナケア。

やはり平たい。

1時間ほどで、プーフルフルというところまできた。
だいぶ上がっている。
ここから、ハイウエーからから分かれ、登山道のよう。

小高い山がある。これがプーフルフル。

左がプーフルフルで中央が雲に覆われているマウナケア。

この先にマウナケア・オニヅカ・ビジター・インフォメーション・
ステーション(Onizuka Information Station)というのがあり、
マウナケアに登る場合ここに必ず寄るようにという標識が出ていた。
このオニヅカはコナ空港の名前にもなっていた。スペースシャトル事故で
殉職されたハワイ島出身の日系2世のオニヅカ氏。
(wiki)(氏の実家はコナのコーヒー園とのこと。)
(しかし、ハイウエーの名前はイノウエさんで、ハワイのジャパニーズは
がんばっておられ、ハワイで重要な地位にあるということであろう。)

ガイドブックを読むと標高4000mはさすがに高地なので、高山病の
危険もあるので、中腹のオニヅカセンターで身体を慣らす、らしい。

が、ちょっと気になったのは、ガソリンの残り。
借りてから一度も給油はしていない。ここまでだいぶ登ってきた。
登りということもあり、メーターがみるみる半分を切って、
下がってきたのに気が付いていた。
ちょっと不安。
一服して、リスタート。

オニヅカセンターまではすぐ。

中央付近がマウナケア山頂。雲は切れている。
車を降りると、寒い。
肌寒いどころではなく、本気で寒い。

薄い長袖は持ってきて、アロハの上にここで着たのだが、下は短パン。
まわりの人をみると、ニット帽にダウンという人もいる。
こんな人たちには観光ではなく、天文台に仕事できている
研究者の方などもいそうである。

なめていた、か。
どのくらいの時間ここにいればよいのであろうか。
それすら、よくわからない。

あー。
これは、無謀であったか。

ガス欠、高山病。
頭のわるい無謀な日本人の観光客。
遭難してしまったら、洒落にもなるまい。

車で登れてしまうとはいえ、富士山よりもずっと
高い4000mを越えている。

引き返す勇気?。まあ、それほどのものでもない。
ちょいとした思い付きできてしまったのではないか。
だがまあ、せっかくここまできて、と、後ろ髪を引かれる思い、
すばる望遠鏡は見たかったが、戻ろう。またの機会に。

再び、プーフルフル。

周りは溶岩。このあたりの植物の説明である。
この小山は1969 - 1974年、遥か南の海岸に近いキラウエアのマウナウル火口の
噴火時にできたものだそうな。

このダッジのセダン、残りのガソリンの量でなんマイル走れるか
表示されるのである。下り始めると、今度はやはりその距離が
伸びてくる。

後で調べると、オニヅカセンターで標高2800mあったようである。
私は富士山にも登ったことはないが、ひょっとして、自分史上
最高地点であったかもしれない。
こんなお手軽で。

一気に下山。

コナのコーヒー園の集まっているコーヒーベルトを目指す。

 

 

 

つづく