浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2013-01-01から1年間の記事一覧

海老フライ

二日戻るが(先週)日曜日。 11月24日(日)夜 海老フライ、で、ある。 きっかけは土曜日の「チューボーですよ!」。 海老フライというのは洋食の定番、なのであろう。 日本の海老の消費量は世界一と聞いているが、 魚同様、日本人は世界でも無類の海老好き…

海老フライ

人形町・洋食・キラク

11月26日(火)夜人形町で6時前、仕事終了。さて。なにを食べよう、か。人形町というところも、ご存知の通りうまいものが多い。鮨やなら喜寿司、すき焼きなら、いわずとしれた今半に、日山、 料亭濱田家。このへんはもう一人でふらっと入るような店ではない…

人形町・洋食・キラク

池の端藪蕎麦

11月25日(月) さて、月曜日。 7時半、市谷のオフィスを出る。 相変わらず、風邪が治らない。 やはり、温かいものがよい。 この前、並木藪へ行ったが、今日は、久しぶりに池之端の藪 で、燗酒と温かいそばにしようか。 牛込神楽坂から大江戸線に乗って上野…

池の端藪蕎麦

薬の神様、神農さん

11月22日(金)本日も、朝から大阪から神戸へ出張。午後15時頃、再び大阪船場へ戻ってきた。今日はお祭りだと、取引先の方に紹介されて道修町 というところへきてみた。お祭りの名前は、神農(しんのう)さん、というよう。道修町は、どしょうまち、と発音す…

飯田橋・中華そば・高はし

11月22日(木)夜さて。夕方、今夜はなにを食べようか考えていて、 飯田橋のラーメンや[高はし]に決めた。熱〜い、塩味のスープ。どうもこの頃、風邪気味なのもあってか、 夕方になると温かいものが食べたくなる。[高はし]はご存知であろうか、四谷しん…

飯田橋・中華そば・高はし

浅草・むぎとろ

11月20日(火)夜 富山出張から6時半、羽田に戻ってきた。 さて。 なにを食べようか。 疲れたので、真っ直ぐ家に帰ろうか、とも思ったのだが、 昨夜は大阪駅で買った駅弁であったし、今夜は少し うまい物を食べたい。 羽田から帰宅するには、モノレール経由…

電鉄富山駅・越中そば

11月19日(火)朝さて。昨日から大阪経由で富山出張。昨夜遅く、富山にサンダーバードで着いた。ホテルは駅前の地鉄ホテルというところ。東京や大阪も寒くなったが、富山はもっと寒い。特に感じるのが、水道の水の冷たさ。富山というのは水のうまいところで…

ふろ吹き大根

11月10日(日)第二食さて。ふろ吹き大根、で、ある。なぜかというと、大根が余っていたから。 深い理由はない。少し前におろし用に使ったのだが、一本で買ってしまったので 余り、濡らした新聞紙でくるんで置いておいた。1週間以上放っておいたと思われる。…

豚ばらの黒酢酢豚

11月9日(土)第二食 土曜日。 昨日から、なぜだか、豚の揚げたもの、 それも、脂身のあるもの、が、食べたくなった。 疲れのせいか。 とんかつ?。 とんかつの気分ではないな。 また、とんかつはロースだがばら肉を揚げたものが イメージ。 酢豚?。 酢豚も…

浅草・並木藪蕎麦

長々「忠臣蔵」観劇記を書いてきてしまったが、 今日から通常バージョン。 ちょっと前のものになるが、並木藪から。 11月8日(金)夜 例によって、栃木の工場から東武のスペーシアで、 浅草まで帰ってきた。 いつもより少し早くて、7時すぎ。 なにを食べよう…

浅草・並木藪蕎麦

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その9

さて。 「仮名手本忠臣蔵」最終幕の『十一段目』。 言わずと知れた、討ち入り。 午前中の11時から、夜の9時近くまで、 観ていて、やっとたどり着いた、という感じである。 幕が開くと、暗い舞台に浅葱(あさぎ)幕。 雪を表現する、低いドン、ドン、ドン、と…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その8

8回目になってしまった。「忠臣蔵」通し。まだ、二幕あるぞ。次は『七段目』。これは実は、今年の初芝居で、この幕だけを観ていた。 配役はこの時は、由良之助が幸四郎で、もう一方の主役ともいえる 寺坂平右衛門が吉右衛門。兄弟共演であった。「忠臣蔵」自…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その7

引き続き「忠臣蔵」。 六段目なのだが、勘平が切腹に至る経緯を書いてきた。 これがどうも、納得がいかないという話。 ちょっと込み入っているが、お分かりいただけたであろうか。 この六段目、与市兵衛の死骸が担ぎ込まれたところから、 早く、与市兵衛の傷…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その6

さて。 まだまだ「忠臣蔵」、五段目『山崎街道二つ玉の場』。 昨日は斧定九郎の芝居まで。 定九郎の芝居は、わずか五分だが「忠臣蔵」全体の中でも 大事なシーンのうちの一つであろう。 で、この後のお話はというと、定九郎が鉄砲で撃たれて、 絶命すると、…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その5

引き続き「忠臣蔵」、五段目『山崎街道二つ玉の場』。 京都郊外の街道沿いの農山村。 おかるの父親、与市兵衛を殺し、おかるの身代金の 半金五十両を奪った、斧定九郎。 定九郎の頭は五十日鬘(ごじゅうにちかつら)という 月代(さかやき)の伸びたもの。 …

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その4

さてさて。 まだまだ「忠臣蔵」は続く。 腹切り、城明け渡しの四段目が終わって、もう一幕。 昼の部、最後。 これは「道行(みちゆき)」。 まあ、踊りの幕。 先月の「義経千本桜」でもあった。 「義経千本桜」は静御前と狐忠信の道行。 「忠臣蔵」はおかる…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その3

引き続き歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」。 昨日は、四段目"腹切"まで。 四段目は、まだ続く。 判官の亡骸は寺へ送るため、駕籠に乗せられる。 白無垢姿の奥方らが登場し、家来含めて焼香、お別れ。 由良之助ともう一人の家老の斧九太夫以外の主だった者は、駕籠に…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その2

引き続き、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」。 第一幕。 序幕、といわないで大序、という。 これは浄瑠璃ものだからのようで、大序というとなんだかとっても 重々しい。 ここは松の廊下の刃傷(にんじょう)につながる複線の幕。 実際の浅野内匠頭が吉良上野介に刃…

吉例顔見世大歌舞伎・通し狂言 仮名手本忠臣蔵 その1

11月4日(月)さて。また、歌舞伎、で、ある。歌舞伎にご興味のない方には、またか、と、思われるかもしれぬ。 私としては、もうしばらく歌舞伎は勉強しなければ、と、思って、 意識的に観ている。“江戸”好きを標榜しながら、落語がホームグラウンドであるが…

鮨・新ばし・しみづ

11月3日(土)夜 さて。 久しぶりに、鮨。 内儀(かみ)さんの希望、で、ある。 どこにしようかと考えて、しばらくご無沙汰の 新橋の[しみづ]。 有名店は、土日休みが多いと思われるが、 ここはやっている。 昼、内儀さんに予約を入れさせ、6時半に行くこ…

里芋とねぎのふくめ煮

10月28日(月)夜 大分寒くなった。 夜、市谷のオフィスを出て考える。 なににしようか。 やはり、燗酒である。 肴はなににしようか。 真っ先に思い浮かんだのは、 表題の「里芋とねぎのふくめ煮」。 燗酒にはこれがよかろう。 これは池波レシピ。 作品は『…

里芋とねぎのふくめ煮

牛ばら肉かけご飯

10月26日(土)さて。かぼちゃで、二つ書いてしまったが、 これも土曜日。金曜日、ハナマサで牛ばら肉の塊が、安くなっていたので、 つい衝動買いしてしまった。牛ばら肉というと、普通はご存知の、焼肉でいうカルビで、 霜降りの和牛ならば、高級な部位。だ…

唐茄子の安倍川

10月27日(日) さて。 引き続き、かぼちゃ。 かぼちゃのポタージュを作ってみたが、 もう一つ思い出したものがあった。 表題の“唐茄子の安倍川(とうなすのあべかわ)”で、ある。 唐茄子というのは、かぼちゃのこと。 関西人で知らない人がいたのでびっくり…

かぼちゃのポタージュ

10月26日(土)かぼちゃがあった。しばらく前から。まるまる大きなままのものが一つ。内儀(かみ)さんが、だれやらからもらってきたようである。 うちの内儀さんはあまりかぼちゃがお好みではないのか、 料理の仕方がわからないのか、放ったまま。冷蔵庫の…