浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本所石原・レストラン・クインベル

4021号 1月29日(土)夜 さて、土曜日。 今日は、本所石原のレストラン[クインベル]。 去年の11月にも行っていた。 洋食というよりは、やはりレストランという言葉が合っていよう。飾り気がまったくなく本所の街に埋もれて見える店だが、シェフはまさ…

よろゐ屋/ら麺亭・浅草伝法院通りラーメン二題

4020号 今日は、浅草のラーメン店二題 浅草にもラーメンやは少なくない。 ただ、増減を考えると、10年、15年前にはそう目ぼしい店はなかったかもしれない。それが、下町ブームで、浅草に人が集まるようになり、少しずつ増えていき、今はコロナ禍でま…

鶏と大根の鍋

4019号 1月24日(月)夜 まったく、寒い。私だけであろうか。 暦から外れている年もあるが、今年はぴったり。 先週木曜1/20が大寒であった。 今年は節分が来週木曜2/3、翌金曜2/4が立春。ちなみに、旧の正月は火曜日2/1。 あと一週間。もう少しの辛抱で…

二長町のこととラーメン天神下大喜

4018号 1月22日(土)第一食 さて。今日は、ラーメン。二長町天神下[大喜]。 今年、最初である。ここは元浅草の拙亭から自転車でも10分とかからないのだがどうしても間が空いてしまう。まわりになにもなく、ついでで行く場所がないのである。 毎度書い…

おでん・日本橋神茂の種

1月21日(金)夜 さて、金曜日。 寒いので、鍋ばかり続く。 天気はいい。 今日は、おでん、と考えた。いつも、スーパーのおでん種のセットばかり。どうせ、おでん種など、どれでも同じ、と考えていた。 だが、今日は、ちょっと目先を変えて、少しいいものを…

鱈ちり

寒中お見舞い申し上げます。 4016号 1月19日(火)夜 寒い。寒い、寒い。まあ、寒中である。寒いのはあたり前、なのであるが、やっぱり寒いものは、寒い。 温かいもの。やっぱり鍋。 鱈の鍋、鱈ちりなんかどうだろうか。 着込んで、買いに出る。 毎度お…

赤酢の酢飯で〆鯖のにぎり

4015号 1月17日(月)~ さて、鯖、で、ある。 旧臘になるが、西友で買った青森産半身100円の鯖で〆鯖を作り、赤酢のにぎり鮨にした。 これが脂もあり、かなりのうまさであったのだが、また、西友で鯖を見かけ、買ってきた。 これ。 今度のは、同じお値…

浅草・そば・尾張屋本店 カレー南蛮

4014号 1月17日(月)第一食 さて、今日は浅草。 とにかく、寒い。私だけであろうか。まあ、特別私は寒がりで、放っておくとどうも出不精になってしまう。 [馬賊]で熱いタンメンでも、と思ってきたのだが、休み。あー、月曜定休であったか。 ここは昼…

神田須田町・鳥すきやき・ぼたん その2

4013号 引き続き、創業が明治30年(1897年)頃という、神田須田町の鳥すき[ぼたん]。 煮えてくる。 つゆはしょうゆの甘辛。割り下が置かれているが、濃いものと煮詰まった時のための薄いもの。 かわったものが入っているわけではないのだが、それぞれ…

神田須田町・鳥すきやき・ぼたん その1

4013号 1月15日(土)夜 さて、今日は神田須田町の[ぼたん]、で、ある。内儀(かみ)さんの希望で、内儀さんが予約していた。 鳥すき、まあ、軍鶏鍋である。 このところ、神田須田町が多いような気もする。 あんこう鍋の[いせ源]、 そばの[まつや]…

日山・国産牛ヒレシャトーブリアン・ステーキ

4012号 1月13日(木)夜 今日は、天気もよい。気温も多少高めかもしれぬ。 浅草方面に出る。 多少、目的があった。東武浅草駅前地下の路麺[文殊]。 いつもの、春菊。 半端な時刻なので、玉子のサービス付き。 今日のほんとうの目的は雷門の牛肉店[松…

上野・とんかつ・蓬莱屋

4011号 1月11日(火)夜 今日は、雪ではなく、雨。 雨なので、多少暖かいのではあるが、やっぱり体感的には、寒い。 夕方、着込んで出かける。 雨なので、バスで御徒町。洋食の[ぽん多本家]へ行こうと考えた。今年最初のとんかつ。いや、とんかつでな…

ペッコリーノのリゾット/牡蠣のアヒージョ

4010号 1月7日(金)第一食 ペッコリーノのリゾット 昨日は、東京も久しぶりの大雪。 路面にもまだ雪が残っているよう。今年はクリスマスから寒波が訪れ、正月も寒かった。そして、この大雪。 私などには雪が降って積もっても家にいればよいだけなので、…

御徒町・南インド料理・アーンドラ・キッチン

4009号 正月も終わり。そろそろ、平常営業に戻るのであるが、その前に今日は、旧臘書けなかったものを書いておきたい。 これは実際は暮れも押し迫った12月29日。 カレーを食べようと考えて、きてみた。御徒町の[アーンドラ・キッチン]。 最近は、いわ…

かんだやぶそば~お供えと文七元結 その2

4008号 引き続き初芝居の後の[かんだやぶそば]なのだが、ここに毎年飾られている、各藪蕎麦からのお供え鏡餅のこと。 以前は、別段藪蕎麦に限らず親戚付き合いをする家とお供えのやり取りをする習慣があったのではないか、という仮説の検証をしている…

かんだやぶそば~お供えと文七元結 その1

4007号 1月4日(火)夕 妙なタイトルだが、引き続き、1/4。 3時半頃、国立の芝居が跳ねた。しばし、タクシーを待つ。 神田須田町で、そば、かな!?。 午前中はなにか多少暖かいように感じたが、芝居の間に、風も出てかなり寒い。国立劇場前のタクシー乗…

初芝居 国立劇場・新春歌舞伎公演 通し狂言 南総里見八犬伝 その2

4006号 引き続き、初芝居。国立の、菊五郎劇団、八犬伝。 前回、七年前にも初芝居で観ていた。 配役も、幕の構成もほぼ同じ、なのであるが、演出はだいぶ変わっていた。 八犬伝、を知らない方はおられるのだろうか。前回、あらすじも書いてしまっている…

初芝居 国立劇場・新春歌舞伎公演 通し狂言 南総里見八犬伝 その1

4005号 1月4日(火) さて、初芝居、で、ある。 前にも書いたが、観に行くのは国立。チケットを買ったのは12月だが、そろそろコロナもまた復活しつつあり、多少心配。気を付けねば。 国立は例によって、通し狂言。演目は「八犬伝」で菊五郎劇団である。 …

鴨とねぎの鍋 その2

4004号 引き続き、鴨鍋。 拙亭では毎年正月に食べる。 今年も甘辛のすき焼き風ではなく、ねぎだけを一緒に焼き、しょうゆで食べるもの。 鴨とねぎの鍋は池波レシピ。池波作品にはよく出てくるが、これは「剣客商売」。 「剣客商売」はファンの方は先刻ご…

鴨とねぎの鍋 その1

4003号 1月2日(日) さて、正月二日。 これも毎年のことだが、鴨。やっぱり、鴨はうまい。 昨年もハナマサで安かったタイ産の胸肉をなん回か、フレンチの手法で焼いてみてもいる。 正月はなににするのかというと、やっぱり鍋。鴨鍋。 鴨鍋も甘辛のすき…

断腸亭の年越し2022 その2

4002号 12月31日(金)~1月1日(土) さて、ほんとうの年越し。 といっても、昨年とほぼ同様。ただ、コロナもあって、段々と簡略かしているのは確かではある。 大晦日、曇りで寒い。私の仕事は、神田[まつや]へ予約した年越しそばを買いに行くこと。 …

断腸亭の年越し2022 その1「浅草キッド」~浅草のこと

4001号 令和4年壬寅2022年開けましておめでとうございます。 本年が皆様にとってよりよき年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。 また、本年も相変らずの内容でございますが、相変らず、ご贔屓賜りますよう、お願い申し上げます。 断腸亭 ~~~…