4457号
11月28日(火)夜
さて。
ブッダネスカではなく“プ”ッタネスカ。
私は、長いこと“ブ”だと思ってきた。
puttanesca、もちろんイタリア語。
[ダバッボ]の回にも書いたが、簡単、という。
では、作ってみようか、で、ある。
オリーブ、ケッパー、唐辛子、にんにく、アンチョビフィレ、
トマト缶、青みにイタリアンパセリ。
こんなところ。
アンチョビフィレ、イタリアンパセリ以外はある。
買いに出る。
イタリアンパセリは見つからぬ。
まあ、あまりそのへんのスーパーには
ないものではある。
味はほぼ同じ、普通のパセリを買おうかと
思ったが、例によってほぼ余るのでなしでよいか。
パセリでもガーリックバターなどに使うものは
必須だと思うが、見栄えで入れているであろう
ものも多かろう。
ただ、スパゲティーは2mmと少し太いものが
売っていたので買ってみる。
プッタネスカには太いものを使うのが普通、と。
レシピは、日高シェフのもの。
「教えて日高シェフ! 最強イタリアンの教科書」
puttanescaは、一般に娼婦風と説明される。
だが、試みにイタリア語の辞書を引いても、出てこず、
コルシカ語で売春婦、と、出てくる。
コルシカは今はフランス領で、イタリア半島の西の
地中海に浮かぶシシリアよりも少し小さい島。
ご存知皇帝ナポレオンの出身地。
イタリア語だと、ほぼこのパスタを指すよう。
日高シェフは「娼婦とはなんの関係もありません。
とある著名人が遊び心でつけた名前が、物珍しく
おもしろいとイタリア全土に広まった」とのこと。
「この名前は第二次大戦後、ナポリ近海に浮かぶ
イスキア島でつけられたので歴史は新しいですが、
料理自体はずっと以前から作られていた」という。
なるほど。
いくらなんでも、娼婦風とは、ヘンすぎる。
材料。
オリーブ(瓶詰)は黒と緑各5こ切る。ケッパー大さじ1。
にんじく1片みじん切り。アンチョビフィレ1切れ、
こまかく切る。赤唐辛子小口切り1本分。
赤唐辛子は乾燥ものなので、お湯を気持ち入れ
レンジで短時間加熱、戻しておく。炒めるので
焦げてしまうと考えて。
ソースはすぐにできるので、大鍋に湯をわかしておく。
フライパンにエクストラバージンオリーブオイル。
にんにくと唐辛子を炒める。
やはり焦がしてはいけないので、高温にしてから
弱火にし、香りを出す。
切ったアンチョビを投入。
ほぐすとのこと。
具というよりは、調味料である。
オリーブ、ケッパーも投入。
和える程度で、トマト缶カット150g程度。
煮詰めながら、炒める。
ここから、スパゲティーをゆで始める。
早ゆでなので、6分。
トマトが煮崩れてくるのが目安。
味見をして、塩胡椒。
スパゲティーがゆだったら、合体。
和えて、もう一度味見。
仕上げに黒胡椒をミルで挽き入れる。
パルミジャーノ・レッジャーノをおろす。
これはシェフのレシピ外。入れないもの?。
盛り付け。
ビールを開けて、食べる。
なかなか、うまくできた。
夢中で食べる。
かなり簡単である。
軽く煮込むだけなので、すぐできる。
そして、特にコツというものもないのでは
なかろうか。
誰でも、うまいものができる。
ちょっとおもしろい。
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