浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



人形町・ピッツァ・ダバッボ

4451号

11月19日(日)夜

さて。

今日は、内儀(かみ)さんの希望で、ピザ。

ピザといえば、人形町の[ダバッボ]。

ちょっと久しぶり。

最近は、近所でも釜のあるピザや、ピッツェリア
というのも増えたが、やはりここがよい。

カジュアルだが品もある。
一品料理もあるし、パスタもある。
食べたことはないが、コースもある。
そして、比較的小さな店で、落ち着ける。

そう、日曜夜もやっているのも大きなポイント
かもしれない。

場所は人形町の甘酒横丁。

拙亭のある元浅草からは、人形町は遠そうだが
3㎞弱で、意外に近い。
タクシーでワンメーターとはいわないが、
いくらもかからない。
ただ、地下鉄だと一本では行けずちょいと面倒。

いつも日曜に行くことが多いが、予約は必須。
人形町はタワマンなどもあり住んでいる人も
少なくないのであろう。やはり、日曜に
やっているのは希少である。

18時から。

最近、人形町はあまり来ていなかったと思うが
外国人観光客のような人々は、そう多くは
ないのだろうか。
この時刻、歩いていても出くわさない。

入って名乗り、テーブルに掛ける。

やはり満席のよう。

我々はワインは呑まぬので、どこへ行っても
ビール。生。

パンもきた

スライスしたフランスパンと右の小皿は
ドライトマトとねじった堅いパン。
左の小皿には、オリーブオイルを移した。

注文は、ピザは「たまご」というもの。
マッシュルーム、ハム、たまご、モッツアレラ
トマトソースなしのもの。

それから、スパゲティーも一皿。
プッタネスカにしようか。

それから、前菜盛り合わせ。
こんな感じでよいか。

前菜盛り合わせから。

左上が、脾臓とのこと。
冷たいもの。
これはちょっと、だめ。
獣くさいというのか、モツくさいというのか、、。

その下、なすにパン粉をまぶして揚げたもの。

その右、パンになにかのペーストをはさんで
揚げたもの。

その右がいかとグリーンピースのマリネ。

上が、見た通りズッキーニのソテー。

ピザもきた。

半熟たまご。
これ、ビスマルクでよいのか。

たまごを広げてください、と、お姐さん。

ピザ窯は、下からあらかじめ釜全体を熱くし、
焼くスペースの脇に別に薪を燃やす。

この薪の香ばしい香りがよい。

最近よく見るようになったが、トマトなし
のもの。
以前はピザといえば、必ずトマトソースを
塗ったものであったが。
トマトソースのないものもちゃんとピザで
うまいのである。

なんであろうか。
ピザといえばトマトがイコールであったのは。
アメリカからの移入なのであろうか。
イタリアでは、もっといろんな形があった
というのを今さらながらわかってきた。

半熟玉子とチーズの相性のよさ、なのであろうか。
〆て、うまい一枚。

ピザを食べ終わる頃、パスタもきた。

スパゲティープッタネスカ

よく聞くし、1、2度食べたことはあった
かもしれぬが、あまり意識してこなかったし、
自分で作ったこともなかった。

プッタネスカの定義は、トマトで、黒オリーブ、
ケッパー、アンチョビ、にんにく、ちょっと
レッドペッパー。
スパゲティーは太め。
こういうことのよう。

辛みは弱く特にくせもなく、うまい。

ピザ同様、ナポリの名物。

プッタネスカのイタリア語の意味は、娼婦風という。
由来は諸説あって、よくわからないようだが、
材料はイタリアのどこの家庭にもあるもので
でき、調理も簡単、だが、うまい、と。
ペンネでもよいよう。

今度作ってみようか。

ともあれ。
うまかった、うまかった。

会計は9,920円也。

ご馳走様でした。

 

ダバッボ

03-3666-2777
中央区日本橋人形町2-21-1 FSビル 1F

 

 

 

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