浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



上野黒門町八重山そばみやら製麺

4163号

さて。
9月に入ったが、皆様はいかがおすごしであろうか。

多少涼しくなったが、天気は安定しない。
沖縄方面に台風もきており、迷走中。
関東地方でも激しい雷雨の日が出ている。

大きな被害が出ないことを祈る。

私自身の体調はそこそこよい。
元来、9月に入り、急に秋の空気に代わり
いきなりひんやり。これがだめ。
寒暖差アレルギーというやつなのか、鼻炎から
喘息まででてしまうことがある。
かなりリスキーな季節、なのである。

しかし、今年は酷暑、猛暑日から、一段涼しく
なった程度である。
最高気温がいっても32℃ぐらい、夜は室内で26、
27℃を切るくらいであろうか。
ちょうどよく、涼しくなっている。
暑いことは暑いが、快適である。
毎年こうだとありがたいのだが。

9月1日(火)第一食

上野黒門町八重山そば[みやら製麺

NHKの朝の連ドラ「ちむどんどん」から
この店を見つけて、くるようになった。

うまいし、気のおけないよい店である。

ドラマ自体はもうすぐ終わるのであろう。
最初は、沖縄返還50周年というので、気合が
入っていたのだろうが、途中からクエッション
マークが多く出てきている。ストーリー上の矛盾、
同じことの繰り返し。男キャラがひどい。
昨年の大河もそうであった。序盤前半までは
気合が入ってなかなかおもしろいのだが、中盤
あたりから大きく息切れし、後半は自伝を
なぞっている消化試合のようで、全体を通して
かなりガッカリであった。

脚本家の問題なのか製作側の問題なのか、
まあ両方なであろう。仕込んであるのは半分ほどで
あとは進行しながら考え、書いていると聞く。
やはり、脚本家、製作の潜在力、瞬発力が
問われるのであろう。
数年前の「あまちゃん」「いだてん」の宮藤官九郎氏、
今年の大河の三谷幸喜氏はむろん超一流。
最低でもそういうのが得意な人。きっとコント芸人の
ように一回一回即興、アドリブでも書けるだけの
能力がある。まあ、それだけではむろんなく、全体も
素晴らしいと思うが。(三谷氏は若干の凸凹があり、
それも個人的には好きなのだが。)

ともあれ。
そんな人ばかりは揃えられない?。
あとは、ハズレであきらめるしかない?。
私などもうなん年もどちらもすべて視るヘビー
ウォッチャーで、それでも視てしまうが、毎日、
毎週視る身にもなってもらいたいのだが。

ともあれ黒門町八重山そばみやら製麺]で、あった。

ここで、ガッカリしたことはない。

昼営業は15時までのようなので、14時頃きた。

ソーキそばや八重山そばの定番ではなく、なにか
違うもの。

肉野菜そば、というのがあった。
どんなものであろうか。

これのランチセットにしてみよう。
少し高くて900円ほど。

きた。

山盛りの肉野菜炒め。

沖縄の炊き込みご飯、ジューシーと
冷奴、お新香。

ジューシーの語源は、大和語の雑炊・ゾウスイ
ともいうよう。
大和語の雑炊という言葉自体もどうも古いようで
平安頃には既にある言葉のよう。
琉球語の語彙は室町あたりまでの古い大和語起源が
多いというので、ジューシーの雑炊語源説、
意外に正しいかもしれない。

肉野菜そば。

下は八重山そばだが、味はほぼ、町中華のタンメン。

ここのオリジナルではないのではと、
調べると、確かに沖縄に、野菜そば、あるいは
肉野菜そばというのがあるよう。
沖縄そばのタンメンといってよさそう。

もやしなどの野菜と豚肉を炒め、沖縄そばのつゆで
軽く煮て、麺の入っている丼に肉野菜とともに
つゆをかける、ということなのであろう。

なるほど~。

これは感心。

まずいわけがない。

だが、さすがに少し暑いのだが。

ともあれ、肉野菜そばから平らげ、
冷奴とジューシー。
冷奴はこのセットでなん回か食べているが
かかっているのは、なんであろうか。
しょうゆと、沖縄の薬味?。
コーレーグースー、か?。
ちょい、ピリ。

かなり腹一杯。

ご馳走様でした。

うまかった。

 

みやら製麺

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台東区上野1-2-8

 

 

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