浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



人形町・ハンバーガー・ブラザーズ

dancyotei2007-06-06

6月3日(日)第一食


今朝はなんだか、ハンバーガーが食いたくなった。


と、書くと、また理由がないようだが、今日は理由はある。
昨日のチューボーですよ!、で、やっていたのである。


ハンバーガーといっても、マック、や、モスのものでは、むろんない。
レストランというのか、(アメリカン)ダイナーという言い方がいいのか、
そんなところのハンバーガー、で、ある。


アメリカンな食い物だが、
パテというのか、肉も手作りだったり、炭火で焼いていたり、
ソースが特性、etc.。
店のデザインなどもアメリカンな雰囲気にしていたり、
と、いうような、ハンバーガー、で、ある。


最近では昨年秋、アメリカンが大好きな友人に誘われて、
三軒茶屋ベイカーバウンズというところへ行ったことがあった。


筆者らの世代もやはり、アメリカ文化、というのは、
さらに上の世代ほどではなかろうが、子供の頃から、
学生時代あたりまでであろうか、多少の憧れを、
持って見ていた世代ではあろう。


社会人になり、あるいは、30代になり、食い物や生活の趣味は
皆様々に変わっていったのだと思う。
筆者の場合は、どちらかというと和食、それも自分の育った、
東京の、元々あった、父祖が食べていたものへ
帰っていきたい、と、思うようになったわけである。


しかし、たまには、こういうアメリカンな食い物も
食いたくなる。食ってもよいかとは思う、のである。


近所では、人形町、で、ある。
ブラザーズ。一度、書いてもいる。


筆者、この種のものを語れるほどの情報は持っていないが、
アメリカン大好きな、先の友人も知っていたので、
そこそこ、“その筋”でも、評価されているのであろう。


どうやっていこうか。
歩くか、自転車か。


このところ、週末も、歩いたり、自転車で動いたりすることが
続いていたので、ほどんど、車に乗っていない。
まあ、はなっから、浅草のようなところに住んでいれば、
車などいらないのだが、そうはいっても、たまには乗らないと、
エンジンもかからなくなろう。


今日は、アメリカンでもあることだし、よいか。


天気もよいし、屋根を開ける。
この車は、国産車であるが、紛れもなく、アメリカン。
もうだいぶ古くなったが、黒いセリカコンバーチブルである。
形としては、コンバーチブルがある、最後のモデル。


なんだかんだ、やはり、筆者もそういう趣味がある、
ということなのかもしれない。


(まあ、江戸趣味の人間は、自家用車など持ってはいけない、かろうか。
徒歩か、駕籠か、馬にでも乗らなくてはいけない、か?)


いずれにしても、日差しを直に浴びて、風を切って、
車を運転するのは、気持ちがよい、ということは、間違いない。
そこがコンバーチブルのよいところである。


清洲橋通りをズーッと、いって、靖国通りも越えて、
道なりに左、江戸通りも越えて、横山町の先、久松町交叉点を右折。
(この通りは、なんという名前なのであろうか。
名前はあったのだろうか。)


浜町川、真ん中が公園になっている往復一方通行の通りへ左折。
一本目の角、右側の公園側に寄せて、駐車する。
久松警察も近く、大いに気になるが、さほど時間はかかるまい。
日曜日、あまり迷惑になる場所でもなかろう。屋根を開けたまま駐車。


ブラザーズは、反対側で、ある。


11:30過ぎ。店にきてみると、ほぼ満席。
なかなかの人気振り、で、ある。


空いていたカウンターに座る。
客層は、やはり、筆者らの世代以下であろう。
カップルや、小さな子供を連れた若い夫婦、も、いる。


予定通り、ベーコンチーズバーガーを頼む。
ダイエットコーク。


満席の上に、ここは電話注文や、持ち帰りもあるようで
見ていると、大量の注文が入っていたらしく、そこそこ
時間がかかる。


駐車した車が心配である。
店前、公園をはさんだ道の向こう側で、
車自体は、木に隠れて、見えない。


おまわりさんやらが、そのあたりにくれば、分かるであろう。
ちらちらと、そのあたりを、見る。


15分以上はかかったか。きた、ベーコンチーズバーガー。





ガブッと、かぶりつく。


うおっ。はみ出たりし、やはり、なかなか食べずらい。


バーガー袋、と店ではいっているようだが、
モスバーガーなどで出てくる、二方がシールされた
紙の袋が用意されている。
これに入れて食べるのであった。


コーラを飲みながら、バクバク食う。


うまいうまい。


揚げたてのフレンチフライ、オニオンリング
ケチャップをつけて、食べる。
これも、よい。


車が心配、というのもあり、バクバク食って、
がぶがぶ飲んで、勘定をして、すぐに出る。


車に戻ると、無事。
よかった。


(こんな心配をするのなら、どこか、コインパーキングでも
探すのであった。)


ともあれ、うまかったことは間違いない。
かなりの満腹。



こうしたハンバーガー。
安くもないが、たまにはよいものである。
(第一食からというのは、食べ過ぎか、、。)




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