浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



鰹一本

dancyotei2007-06-07

6月3日(日)夜


さて、日曜日夕方、で、ある。


夕方、例の、アメ横の魚屋を覗きに出る。
昨日は、吉池にいき、ぎんぽ、なんぞをを、買ってみたが
今日は、アメ横


ここは、日曜もやっている。
昭和通りまで、自転車でいき、AMPMの前に自転車を置き、
大山やら、餃子の昇龍の前を通り、アメ横ビルへ。


営業はしているが、日曜だからか、
少し魚の数が少ないようである。


鱸(すずき)なども一本で、6〜700円と安いが、
なんとなく、“乾いた感じ”。


そこで、鰹。
一本、500円。これは氷に入っている。
安い、ことは間違いない。


一本買ってみようか、で、ある。


帰宅。


鰹一本など、さばいたことは、むろんない。
初めて、で、ある。
(昨日から、初めてばかり、で、ある。)


刺身で食えるのかどうなのか。
素人の筆者には、判断がつかないが、
ひとまず、おろしてみて、考えよう。






こんな感じ。
まあ、普通の鰹のように見える。


まずは、頭を落とす。


これは別段なんということはない。


腹を裂き、半身を骨からはずす。
筆者も段々上達しているのか、これも魚が大きいだけで、
さほど難しいこともなく、完了。





もう半身も、中骨からはずす。
各半身の腹側の骨を切り、三枚おろしが完了。


一応、できたが、けっこう身が柔らかい。
そして、よいのかどうかよくわからぬが、
スーパーなどで売られている、鰹の刺身よりも
随分と身が白いように思う。


真ん中から縦に切り、サクに、する。


タタキは、炙る、のであるが、むずかしそうなので、
皮を引く、ことにする。


身側を上にし、尻尾から、皮と身の間に包丁を入れ、
左手で皮を引っ張りながら、右手の包丁を動かし
切っていく。


そこそこうまく切れた。


同様に、4本分、完了。


とりあえず、ペーパータオルにくるんで、冷蔵庫へ入れておく。


骨やら、頭やらのあらは、しょうゆで煮よう。
頭は半分に切り、きれいに洗う。


一度熱湯に入れ、霜降り。
再度、洗う。


水から煮る。
しょうゆと酒で、濃い目。しょうがスライスを入れる。
アルミホイルで、落としぶたをし、4〜5分煮て、止めておく。


冷蔵庫に入れてあったサク。
腹側の一本を刺身用に切る。





やはり、色が少し白っぽいのが気になるが、できた。
からし、というのもあるが、今日は、しょうがを、おろす。


アラを煮たものも、盛り付ける。





ビールを抜く。


まず、刺身。


やや、これは思ったほど、悪くはないぞ。


白っぽいのがどういうことなのか、よくわからないが、
脂もなかなかありながら、さっぱりとし、
なまぐささ、も、さほどなく、うまい。


アラのしょうゆ煮も、悪くない。
やはり、煮え立てで、かつ、煮すぎないのがよい。


刺身は、バクバクと、一サク、一人で食べてしまった。


白っぽいのは、よい、ことであろうか。


いずれにしても、めっけもの、である。
ちょっと前に書いたが、スーパーで買えば、
一サクで、¥500弱はしていた。


しかし、残りは、どうしようか。
内儀(かみ)さんも刺身で、少しは食うだろうが、、。