浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草・洋食・ヨシカミ

12月13日(火)夜


今日は、久しぶりに、ヨシカミ、で、ある。


前回の日記


浅草に、洋食屋は数多い。
都内でも、稀に見る、洋食屋集中地区、といってよかろう。


中でも、筆者には、ヨシカミが、最もよい。


なにがよいのか、と、いうと。
居心地、で、ある。


なんといっても、活気があって、元気がある。
カウンターの中の調理場では、何人もの料理人が
皆、キビキビと、テキパキと、鮮やかな手際、
無駄のない動きで、働く。


これを見ているだけで、気持ちがよい。
見ているだけで、楽しくなって、元気が出る。


背筋を伸ばして、働く彼らの姿を見せることだけでも、
客へのサービスになっている、のではなかろうか。
また、これだけで、うまそう、でもある。


ウイークデーの夜、20時前、であるが、
そこそこ、客は入っている。


カウンター一番奥に案内される。


とりあえず、ビール。


ここは、アサヒスーパードライ
パンを揚げた、おかきのようなつまみ、が出てくる。


なんにしようか。


筆者の好きな、チキンライスは、決まり、なのであるが、
もう一品を、なににするか、で、ある。


コンビネーションサラダもうまいし、
カツレツ、でも、よい。

しばし悩むが、メンチカツ、で、行こう。
ここで、メンチカツは食べていなかった、かな。


ビールが、うまい。ぐいぐい、飲んでしまう。
冬は、暖房と、乾燥で、のどが渇く。
あらかた、飲んでしまったところへ、
チキンライス、から運ばれる。



多少、ビールも残っており、メンチカツから
食べたいところだが、どうも、腹も減っており、
食べ始める。


一口、二口。と、思う間に、メンチカツも出る。



メンチカツは、二個。
見た目は、小ぶりの小判型で、肉屋のコロッケのような
感じである。
デミグラスソースであろうか、濃いブラウンのソースが
掛けられている。


ナイフで切って食べる。
固めでしっかり作られている。
ちょっと、例は悪いかもしれないが、
昔の、マルシンハンバーグ、のような感じと、
いえばよいだろうか。あのくらいの固さ。
もちろん、ずっと、うまい。


ポテトサラダ、キャベツの千切り。


そして、味の濃い、チキンライスも食べ終わる。


うまかった。



ヨシカミ、よい店である。






地図






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