浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



インドカレー その1

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10月27日(土)夜

さて、土曜日。

天気がよい。

ちょいと自転車で外に出て、
カレーを作ろうと思い立つ。

カレーというのは週に一度は食べたくなる。
いや、ほぼ必ず食べているといってよいだろう。

だが、ウィークデーに食べるということは
なぜか私の場合はほぼない。
それで、カレーは土日が多くなってくるのである。

どこか外のカレースタンドなどで好物のカツカレー
とも思ったが、少し時間があったので、久しぶりに
インドカレーを作ることにした。

私のインドカレーは学生の頃から作っているもの。
ということは、30年は作っていることになる。
その間に、日本のインドカレー事情も随分と変わっているし
私自身も様々なものを食べてきた。
それで、レシピもできるものもいろいろな形を
経てきた。だが、今日は最初に作っていた水気の多い
シャバシャバなものに戻ってみようか、と考えた。
先日の、上野[デリー]の回に書いたが、最近の
インドカレーの傾向はバターチキンだったり、
脂分の多い、とろみの強いものが多くなっているように思う。
ちょっと原点に戻ってみようか、ということである。

肉は鶏で、うまみの出る骨付きにしよう。
骨付きでも腿(もも)は扱いがたいへんなので、手羽先が
よろしかろう。

ハナマサで買って帰宅。

玉ねぎ、1個半をみじん切り。
にんにく、生姜を大さじ1ほどみじん切り。

大きめの皿に玉ねぎをのせ、上にバター1かけら。
レンジで10分。
フライパンで狐色まで炒めるのだが、その下ごしらえ。

途中で、一度かき混ぜる。
10分経過。
10分くらいではまだまだ。

ん!。
トマト缶がなかった。

もう一度、レンジ10分をしかけ、買い足しに出る。

帰宅。

あれま。追加の10分は長かった。
焦げもできてしまった。

にんにくと生姜は、ここから炒め始める。
今までレンジで玉ねぎと一緒に下ごしらえをしてきたが、 それでは香りが出ていないことに気が付いて、 今日は別にし、炒めることにしたのである。

サラダオイルで炒め、ここにレンジで下ごしらえをした
玉ねぎを合わせ、弱火で炒める。
玉ねぎの方はこんな感じなので、軽くでよいだろう。
置いておく。

フライパンで手羽先を焼く。

両面。

軽く焦げ目がつくまで。
これも置いておく。

スパイスの用意。

スパイス類は挽いていないホールのものなので
つぶさないといけない。

大きなあたり鉢とスパイスセットを用意。
座って作業。
クミン。

ガルダモン。

殻に入っているので、はさみで切って中の種を出し、

つぶす。

次はフェンネル

コリアンダー

コリアンダーはご存知のパクチー
その種。なので、正確にはコリアンダー・シード、
で、ある。

パウダーにするのはこんなところ。
混ぜたもの。

キッチンに戻り、フライパンの玉ねぎ、にんにく、生姜に
大さじ1ほどの水を加えて、今つぶしたミックスを合体。

点火し、弱火でよく和える。
よく和えるのはポイントである。

レッドペッパー、大さじ1。

よく和えて、ターメリック

これはパウダー。やっぱり一体にする。

最後に、ホールのまま入れるスパイス。
シナモン、クローブベイリーフ

油を少し加えて、炒める。

炒めるのは香りを出すため。




つづく