浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



オムライス

1月31日(日)第二食


さて。


日曜日。
(一週遅れになってしまった。)


昨日の、チューボーですよ!
オムライス、で、あった。


チキンライスは大好物、なのであるが、
オムライスは、さほどでもない。


なぜかというと、オムレツが、むろん食べられるが、
いま一つ、だからである。


それで、自作したことはない。


今日は挑戦してみよう、と、考えた、のである。


飯は、昨日炊いたものがある。


これは、朝、外に出してあったのだが、
容器のふたを取り、冷蔵庫に入れておく。
事前に、少しでも水分を飛ばないか、という期待から。


鶏肉が切れていたので、買いに出る。


ハナマサで大きな袋のもも肉。
冷凍してストックにもするため。


マッシュルームを入れようかと思ったが、
しめじが、安いので、これ。


おお。


そうだ。


テフロンのフライパンを買っておこう。
家のものは、もうだいぶ、へたっている。
きれいな玉子を焼くには、テフロンは必須、で、あろう。
ハナマサにはないので、スーパーヤマザキへ。
しかし、フライパンは安いもの、である。
なんと380円。


帰宅。


鶏肉、しめじ、を切り、玉ねぎはみじん切り。
玉子は3個、よくコシを切っておく。


フライパンを熱し、バターを溶かす。


ここに、玉ねぎ。
透明になるまで炒める。


鶏肉も入れ、火を通す。
しめじも。


いつも作るチキンライス同様、ここで、
ブランデーを加え、フランベ。


塩胡椒。


一度火を止め、飯を入れる。


これをよくほぐさなければならない。


プロは、ちょいちょい、と、やっている。
まあ、あらかじめ、冷蔵庫で水分を飛ばし、
ほぐれやすくしてある、のではあろう、が。


量も多いので、なかなか、たいへん、で、ある。
あらかたほぐして、油も少し、足す。
より、ほぐれるのでは、という期待、で、ある。


ここで、もう一度点火。
粘りが出てしまうのが心配なので、中火。


ケチャップとウスターソースを加え、
炒める。


プロのように、舞い上がる、と、いうようなわけには
いかないが、一応、チキンライスができた。





これは別のフライパンに置いてておく。


テフロンのフライパンは一度洗う。


熱し、バターを溶かす。
レシピ通り、中火。


ここから緊張、で、ある。


ほぐしてある、玉子を投入。
広げる。


徐々に、固まってくる。
菜箸で、中の方をかき混ぜる。


プロは必ず、これをするが、どういう意味なのか。
かき混ぜないと、どうなるのであろうか。
かき混ぜなくとも、固まってくる、のではあろうが、、。


まあ、考えているイトマはない。


よい感じ半熟になってきた。
予熱で固まるのであろうから、少し早目、と、
思われるところで、一度火を止め、取ってあった、
チキンライスを、オムライス一つ分、と、思われる量を、入れる。
包みやすいように、と、少し少なめに。





さて、ここからだ。


くるむのは、いろんな方法があるようである。
よく見るのは、フライパンの柄を、なにやら
トントンと拳骨で叩いているもの。


しかし、最も簡単そうなやり方で。


まずは、手前の玉子をはがし、
チキンライスの上に、かぶせる。


さすが、おろしたての、テフロン。
難なく、はがせる。


ここから、かぶせた状態で、フライパンの向う側へ
フライパンを傾け、滑らせ、へりを利用して、くるむ、、、、?
なんとか、半くるみ、の、状態。


ここで、皿をフライパンの上にのせ、
フライパンごとひっくり返し、皿へ。


きちんと包まれていないが、
そのままひっくり返すことで、なんとか、
らしく、なる。


オムライスらしく、ケチャップをかける。





どうであろうか、それらしいオムライスができた。
が、実は、食べてみると、ちょっとだけ、難点が。


ケチャップをかけてしまったので、上の写真では
わかりずらいが、玉子焼きの中央が、少し薄めになっている。
チキンライスをのせるタイミングが
ちょっと、早かったよう。


しかし、味は上々。


見た目も初めてにしては、大成功、で、あろう。
(昨日の巨匠のは、ひどかった。)


チキンライスもよいが、
たまには、また、オムライスも作ってみようか。