浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



御徒町横浜家系らーめん侍上野店/浅草六区翁そば

今日は、麺類二つ。

4526号

3月8日(金)第一食

御徒町・横浜家系らーめん[侍]上野店

さて、ラーメン、家系。

やっぱり家系は定期的に食べたくなる。

最近はもっぱらここ。

御徒町の[侍]。

場所は、昭和通りの東のキムチ横丁
ここも以前はそちら系の店であった。

角地で両面とも大きなガラスで明るく、外からもよく見える。

2時半頃。

入ってすぐの券売機でノーマルなラーメンを購入。

こんな時刻だが、にぎわっている。

お兄さんに食券を渡す。
指定はしない。

手前にテーブル席があり、奥の調理場前がカウンター。
カウンターに掛けて、待つ。

きた。

大きな海苔が3枚、ねぎ、ほうれん草、
チャーシュー。

まったく、ノーマルな家系の姿といってよいのだろう。

麺。

家系の腰があって、太めのちょい縮れ麺。

そして、濃厚で塩味強めの家系スープ。
もっと濃い店もあるが、私はこのくらいがよい。

おろしにんにくを1さじ入れて食べるのがいつものこと。

うまいもんである。

それにしても、家系というのは偉いと思うのである。
確実に日本のラーメンに一つのジャンルを打ち立てて
いるといってよかろう。

とんこつしょうゆ、といわれるが、例えば博多の
とんこつにしょうゆを入れただけの味ではないことは
確かであろう。もっと濃厚。
大きな寸胴でガラガラととんこつをかき混ぜている
のを見ることもある。文字通り、とんこつの骨の髄まで
煮出しているのか。これ、かなりの重労働とも聞く。

家系というのは、濃さの違いはあっても、ここから
なにかアレンジしたり、進化し、さらに新しい
ラーメンを確立したものというのは、まだないのか。
それだけ、家系が完成されたものなのか。

やはり、家系は凄い。

ご馳走様でした。

 

横浜家系らーめん侍上野店【公式】X(twitter)

台東区東上野2-18-1

 

3月13日(水)第一食

浅草六区[翁そば]

今日は晴れ、最高気温13.7℃(13時27分)。

もう晴れたらあったかい、か。

なにを食べよう。

浅草方面にしようか。

六区のそばや、[翁そば]にしようか。

ここは[翁庵]ではなく[翁そば]。

書いていないが、おそらくもう少し、行っている
のではなかろうか。

私は勝手にここはカレー南蛮の店にして
しまっているが、あまり寒い時期には、カレー
でもないが、もうよい季節かもしれぬ。

[翁庵]は、今はいっぷく横丁という名前に
なっている細い通り。水口食堂もある。

2時半すぎ到着。

硝子格子を開け、暖簾をくぐって入る。

こんな時刻だが、テーブルは一杯。
小あがりへ。

迷うことなく、カレー南蛮そばを頼む。

きた。

小ぶりな丼に、すり切り一杯。

アップ。

この太さ。

もはや、うどんなのかそばなのか、わからぬが、
そばといっているから、そば、なのであろう。

とろみの強いつゆ。
カレー味よりもそばつゆが勝っている。

だが、もちろん、うまいカレー南蛮。

丼が小ぶりなのは、おそらく昔のそばやの
大きさだと思われる。
元来、そばは軽食だったので、量は今よりも
少なかったのである。

だが、これは量は普通の大盛程度はあろう。

まったく、どうしてこういう一杯が生まれたのか。
謎、で、ある。

薄汗をにじませて、食べ終わる。
ご馳走様でした。


03-3841-4641
台東区浅草2-5-3

 

 

 

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