浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



立ち喰い鮨・浅草まぐろ人・雷門出張所

4548号

4月19日(金)第一食

さて。
今日も天気はよい。

最高気温は、23.6℃(15時10分)。
夏日には届かないが、十分暑い。

今日は鮨だ。
まぐろ人に行こうか。

相変らず、浅草は観光客でごった返しているが、
入れるであろうか。

14時。

暖簾を分けて覗くと、だいじょぶそう。

入って一人と言って、カウンターの中央へ。

先客は、アラブ系?ラテン系?、インド系?、
髭の男性と、ちょっと色の黒い女性のカップル一組のみ。

ビール(生)をもらって、いつも通り
白身とすみいか。

が、平目は切れており、鯛、それからかんぱち。

が写真を撮り忘れて、食べ始めてしまった。

かんぱち。

ん?。

また、観光客一組が入ってきた。
今度はアジア系、短髪の30代とみられるお父さんに
小学生3~4年生くらいの男の子と、4~5歳の
赤いレンタル着物を着た女の子。
顔は中国系に見えるが言葉は北京語にも広東語にも
聞こえない。タイ?、マレーシア?あたりの中華系
かもしれない。板さんに話す言葉は、英語。

これで、私以外、お客は、皆、外人になってしまった。

ともあれ。

ここから、光物。
ん!、今日もさよりがある。

右から、しまあじ、さより、鯵。

さよりは、前回もそうであったが、やはり
小さなものであろう。獲れていないのか。
春、秋だけだが、うまいものである。
端正で、限りなく白身に近い光物。
もう少し大きいともう少し脂があるか。

光物、次はこれ。

右から、〆鯖、小肌、いわし。

小肌は、もはや小肌とは言えない大きさでは
なかろうか。半身のさらに半分。この時期ならば
致し方ないか。
〆鯖も小肌も、ここの〆具合、私は好きである。
ちゃんと酢は入っているのだが、水分は抜けすぎて
いない。
いわしもうまい。いつも行く[美家古寿司]では
置かないので、やはり食べたい。

ここで、味噌汁とお茶に。

味噌汁は、いつも通り浅利。
濃いめの出汁がうまい。

光物最後の、小鯛と、貝。

春子だが、昆布〆。
そして、好物の平貝。

平貝は最近いつもあるが、やはり多少獲れているのか。

このあたり、また、撮り忘れているような、、。
ふぐを食べた記憶がある、のである。
すると、ふぐと、あと一つ、食べている、か。
なんか、外人さんばかりで、なにか血迷っていた、か?。

ともあれ、軍艦二種。

白子はなかった。
右、生しらすと、左、白魚。

どちらも、昔は生では食べていなかったもの。
特に、生しらすは最近であろう。
やっぱり、うまい。
冷蔵設備と、管理のお蔭。
時代とともに、うまいものが増えているのは、
有難いことである。

そろそろ終盤。

まぐろ、だ。

ここは、まぐろの店でもある。
目の前のショーケースにまぐろほほ肉を
見つけた。
あ、その隣に、鰹もあった。

もらおう。

左が鰹、右がまぐろほほにく。

まさに、初鰹。
きれい、で、ある。
やっぱり、鰹はプロの腕に掛かるものでなければ
いけなかろう。
瑞々しい。

まぐろほほ肉。
いつもあるとは限らぬが、流石、まぐろ仲卸経営。
脂もあるが、コリっとした食感。
うまいもんである。

最後もまぐろ。
鉄火、細巻。

鮨やでの最後に頼むのは、巻物、あるいは玉子。
玉子は甘いものなので、最後。
巻物を最後にするのは、腹を一杯にするため。

やっぱり、ここでは最後の巻物は鉄火であろう。

うまかった。

ご馳走様。

勘定は、今日は4000円台。
やっと、いつもに戻った。

 

浅草まぐろ人

台東区雷門2-18-12
03-3847-7139

 

 

 

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