浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



みみいかと芝海老のアヒージョ

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3837号

4月13日(火)第二食

さて、火曜日。

今日も吉池をのぞく。

と、対面売り場で、
え?、なにこれ、見たことがない。

みみいか。

そこにいた、吉池の魚売り場では珍しい、
女性の店員さんが、アヒージョにどうぞ、と。

ほたるいかほどの小さないかなのだが、丸くて
小さなみみがある。

アヒージョという言葉に誘われた。

なるほど、アヒージョには絶好ではないか。

もう一つくらい、、、、
ん!。
芝海老。殻付き。

いつもは、素揚げにして塩を振って
食べている。
うまいものではある。

これも入れようか。

そして地下でフランスパン半分。

帰宅。

これがみみいか。

出すと、こんな感じ。

縮尺がわからないとおもうが、ちょうど
ほたるいか程度。

身体も丸いが、みみも丸い。

調べると

日本中沿岸にいるようだが、主に食べられているのは
西日本とのこと。
関東ではほぼ流通していないもののよう。

しかし、見た目がかわいい。
ユーモラスである。

こんないかがいたなんて。

みみいかは、ボールに入れて洗う。
塩を振って、揉み洗い。
きれいに洗い流す。
もう一度、塩揉みをして、よく洗う。

芝海老も、同様に塩で揉み洗い。

OK。

アヒージョは簡単だが、
一応ポイントがある。

オリーブオイルでにんにくを入れ、
揚げ煮にするのだが、にんにくを焦がし、
風味を増すのである。

にんにく2かけらほどを細かく切る。

調理をするのは、土鍋。

カスエラという素焼きのような
スペイン製の専用のものがあるが、
ちょっと雰囲気がミスマッチだが、
機能としては十分であろう。

ここに比較的たっぷりのオリーブオイル。
そして、細かく切ったにんにくの1/3ほどを
先に入れる。

いい色になってきたかな。

残りのにんにくも入れ、
芝海老、から。

火を通し、いかも投入。

よく混ぜながら、揚げ煮。

そろそろいいかな。

一応味見。
塩は、いらなそう。

ドライのパセリを散らす。

フランスパンを切って、軽くトースト。

土鍋もそのまま、お膳へ。

ビールを開けて、食べる。

みみいかは、小さいだけで、いかの味。

だがこれ、はっきりいって、かなり、
うまい。
アヒージョとしては、最適なのではなかろうか。

芝海老、いか、ともに丸ごと使っているので
殻、はらわたも入り、かなりの出汁が出る。

オリーブオイルにいかと、芝海老の
うまみが濃厚に出ている、のである。

やばい。
いくらでも食べられる。
パンの食べすぎはよくないので、自制。

このオイルだけ、パスタにしてもよさそう。

目から鱗
芝海老だけでも、はらわた、殻が入れば、
やはり、うまいであろう。
今日は、大成功。

 

 

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