浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



もやし焼きそば、鶏ぬき、鶏天うどん

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今日は、細かいもの三つ。

8月1日(土)第一食

もやし焼きそば、で、ある。

なんだか食べたくなった。

麺を中華鍋に広げて焼く、中華風焼きそば。

3月に一度、調理動画も含めて書いている。

やっぱり定期的に食べたくなる。

具は、野菜と肉。
外で食べると、五目だったり、肉、海老、モツ、
などもあり、それぞれ、うまい。

今日は、もやし。
これは、先年閉めてしまった、池波レシピの
有楽町[慶楽]

豚ともやしの焼きそば。これ自体が先生のお気に入り
だった。

豚肉は、冷凍庫に凍っていた小間切れ。
もやしと焼きそばだけ買ってきた。

作り方は、もういいだろう。
出来上がり。

二人前を大皿に一緒盛りにしてしまったので
なにか、餌っぽいか。

アップ。

やっと想定通り、うまくできた。

仕上げに中華の素、味覇(ウェイパー)とほんの少しの水で
絡め、さらに少量の水溶き片栗粉を絡める。

[慶楽]のものの再現を目指してきたが、やっと近付いたか。
あんかけではなく、少量だと鍋肌にくっつき団子に
なってしまう。手早く、がポイントか。

次、この日の夜、第二食。

鶏ぬき。

これは5月

毎度書いているが、そばつゆに具を入れて煮たもの。
今日は鶏に油揚げ、三つ葉、ねぎ。

この具を肴に呑んで、呑み終わったら
そばをゆでて、残ったつゆでそばを手繰る。

簡単で、うまい。

暑くなったからか、
麺、三連発になってしまった。

8月2日(日)第一食。

味噌煮込みで余ったうどん。

いろいろ考えたのだが、うどんのぶっかけ。

鶏もも肉を一口に切って天ぷらの衣で揚げ、玉子。

つゆは桃屋
甘めなのでぶっかけにする場合は水で割って、
ちょっとしょうゆを足す。

麺は半生の讃岐うどんで鶏天なので、透明なあちら風の
透明なつゆ、とも迷ったのだが、、、。

麺は、シャッキリと堅めに。

東西の折衷。
どこにも存在しないかもしれぬ。

うまい。

地域によって、つゆも具も決まっているが、
ばらして、組み合わせ直しても、
もちろんよいのである。

鶏天というのは、路麺も含めて東京のそば、
うどん店には、存在しない。
鶏天は讃岐だったり、九州だったり西のものである。

まあ、東京では鶏はおろか、肉の天ぷらといいうのは、
元来は存在しなかったが、一部豚のかき揚げというのは、
ある。
新宿西口メトロ食堂街の[永坂更科]

で、ある。
あれもうまい。
ロースの角切りである。

これを冷たくしてもうまいかもしれぬ。

東京なので、うどんではなく、そばもあり。

豚肉の肉そばはあるが、肉天そばは存在していない。

そういえば、神楽坂にかつ蕎麦というのが、
存在していた。坂下の[翁庵]。
とんかつをのせた蕎麦である。
これは冷やしまである。

最初は、かなり驚いたが、食べてみるとうまさが
じんわりわかってくる。

自由、で、ある。