浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



御徒町南インド料理アーンドラキッチン

4385号

8月3日(木)第一食

まったく、暑い。

酷暑が続いているが、皆様、いかがおすごしで
あろうか。

どうも、ここに書いていないものも含めて
カレーやらエスニック系の辛いものばかり
食べている。

今日は、御徒町南インド料理[アーンドラ]へ。

ちょっと久しぶり。

14時すぎ。

暑いせいか、皆さんインド料理か、
この時刻でもなかなかの賑わい。

ここのお客は、女性が比較的多いのが
おもしろい。

さて、ここで食べていなかったもの。

ドーサ。

ご存知であろうか。
南インド料理というと、これ。

ここの、看板といってもよいのであろうが、
食べていなかった。

ドーサのセットを頼む。
カレーは、チキンか羊か、豆。
羊を。

ここ、おニイさんが、飲み物は?、と
必ず聞いてくる。

こう聞かれると、セットに入っている?、と、
思ってしまう。

が、これ、実は入っていないのである。
さすがのインド人、商売上手。

が、まあ、頼もうか。
マンゴーラッシー。

暑いので、一気に飲んでしまう。

ドーサのセットがきた。

食べたことのある方は、おわかりになろうが、
上の、クレープかガレットを丸めたような
長いものがドーサ。

左、羊のカレーと、右がインドのスープ、ラッサムのよう。
真ん中は、甘いココナッツのジュースのようなもの。
冷えている。
ココナッツをそのまますり潰しているのか、細かい
ココナッツの身も入っている。
デザート的?。
なかなかうまい。

さて、ドーサは南インドで一般的なもの。
米のクレープなどと説明される。
丸く、薄くパリパリに焼いたものを丸めている。

ウィキによれば、正確には米だけではなく、米と黒い小豆
(日本ではもやしにする小粒の豆)を浸水させ、
ペースト状にすり潰す。そして、泡が出るまで
発酵させたものが生地。これを鉄板に薄く広げて
焼く、とのこと。
むろん、油を引いているのであろう、これ、
なかなか油っこい。

基本、ドーサというのはこういうもの。

で、これは、マサラ・ドーサというもので、
ドーサの間に、じゃがいものサラダというのか、
味付きペーストをはさみ込んで巻いてある。

ドーサとしては、マサラ・ドーサは一般的
なもののよう。

では、マサラってなんだろう?。

ガラムマサラというと、インドでは、スパイスミックス、
日本で言うカレー粉に近いもののこと(ターメリック
入らないので黄色にはならない)。
また、マサラだけでもガラムマサラを指すこともある。
マサラの本来の意味は混ぜたものということらしいが、
こうしてメニュー名というのか料理名にもなるのか?。

アップ。

はさんでいるじゃがいも、で、ある。
味は、付いているのかいないのか、わからぬほどの
薄味。おそらくマスタードと思われる黒い粒は
見えるが、スパイシーさもかなり控えめ。

まあ、これ、とにかく、腹にたまる。

これに、ご飯(バスマティライス)まで
付いている。

ともあれ、羊のカレーも、ラッサムもかなり辛いし、
スパイスも強く、うまい。

さてさて、ドーサ。
なかなか不思議な食い物、で、ある。
個人的には、ナンの方がよいか。

 

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