浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ガパオライス/トマトパスタ冷製

4386号

8月3日(木)夜

ガパオライス
暑いので、エスニック。

エスニックでもこれは、ハードルが引くかろう。

ハードルは低いが、やはり暑い時には
合っている。

いや、合っている、ような気がするだけ?。
わからぬが、やっぱりこういうものが
食べたくなる。

タイの料理。
もう少しいうと、中華系タイ料理、か。

いや、調べると、ほんとは、パッド・ガパオ・ガイ
というのがタイでの名前のよう。
これを日本でアレンジした料理というよう。

それで日本人にも食べやすいので、一般化しているのか。

挽肉炒めかけご飯。

豚挽でやったこともあるが、鶏挽が正しいのか。

挽肉を玉ねぎ、にんにくと炒め、オイスターソース、
ナンプラーで味付け。最後に、バジルが入る。
まあ、簡単である。

オイスターソースが入るので中華系?。

タイ料理は辛みに加え、酸味が強かったり、
ココナッツミルクが入ったりする。
これが私などにちょっと入りにくい部分。
もちろん、パクチーもいけない。

だが、バジルは、どうしても必要なようである。
ガパオというのは、タイ語でバジルのことだそうな。
それで、バジルが入らなければならない。

ただ、これもほんとうはタイバジルというもので
日本で出回っているスイートバジルの近似種だが
正確には違うもののよう。
タイバジルは日本には一般には出回っていない。
どのくらい味が違うのか、わからぬが。

ともあれ、やはりガパオライスは日本のものか。

必要なものは、鶏挽肉と玉ねぎ、にんにく、スイートバジル
買ってくる。
オイスターソース、ナンプラーはある。

作る。
玉ねぎは1/4、にんにく1片みじん切り。

フライパンに油を引いて炒める。

鶏挽肉を投入。

よく炒める。

火は通ったが、

ちょっと油(脂)が多い。
思いがけず鶏挽から脂が出たか。

調味料投入。

ナンプラーオイスターソース。
赤唐辛子粉も。

よく炒める。
塩胡椒もなし。これだけ。

味見。
いいかな。

最後に、バジルを入れ、軽く合わせるだけでよいか。
バジルは火が入ると黒くなって、もう一つであろう。
ご飯は冷凍をレンジ加熱。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。
先に書いたが、ちょっとオイリー。
そして、ちょっと、塩味が強かった。
ナンプラーの量が多かった。
新しく買ったもので、ものによって、塩味が違う?。

まあ、今日はよしとしようか。
肉とにんにく、オイスターソースナンプラー
組み合わせは黄金である。

?

8月4日(金)第一食

やっぱり暑いので、トマトのパスタ冷製。

カットトマト缶が半分、冷蔵庫に余っていたので、
ここににんにく1片をおろし、塩、エクストラバージン
オリーブオイル。トマトをつぶしながらよく混ぜる。

おろしたパルミジャーノ・レッジャーノでも
入れようと思ったが、冷製の場合、入れないのが
普通のよう。やはり熱で溶けないのはよろしくない
のかもしれぬ。

スパゲティーをゆでて、冷水で〆る。
ざるで水を切り、さらにペーパータオルに包み
水気をよく取る。

ボールで、トマトソースに、昨日のバジルを
和えて、皿へ。これだけ。

出来上がり。

まったく、料理ともいえぬよう。
ガパオライスよりも簡単。

だが、これが冷たくて、うまい。

見た目も、よいではないか。

イタリアには冷製パスタというのは、ない、と、聞く。
冷製スープ、ビシソワーズはフレンチ?。
日本の冷やし中華というものは、中国には
ないともいう。
日本では同じものでも冷たくして食べるという料理がある。
なぜであろうか。
日本でも以前は、生ものはあたるので、そうそう
食べなかったと思われる。実際、完全な生魚、刺身も
ごく限られた鮮度のいいものだけであったといって
よろしかろう。
私の子供の頃でさえ、まだサラダ、生野菜を食べる習慣は
日本にはなかった。ここ4~50年のことであろう。
そば、そうめんなど、もともと冷たくして食べる麺料理が
あった。このベースに冷やし中華、冷製パスタができた。
そんなところであろうか。

ともあれ、トマトパスタ冷製、
酷暑には、そうめんよりも、よいであろう。

 

 

 

 

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