浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



上野そば翁庵/二長町ラーメン天神下大喜

今日は、麺類二軒。

4375号

7月14日(金)第一食

上野・そば・翁庵

今日は、気温は30℃くらい。
曇りだが例によって蒸し暑い。

久しぶりに、上野[翁庵

で、ねぎせいろにしようか。

そばというのは、不思議なもので、
カンカン照りの猛暑日というくらいの日には
食指が動かない。

このくらいの天気がねぎせいろ。

14時すぎ、到着。

ねぎせいろの食券、850円也、を買って、掛ける。

各テーブルにお客一人程度の入り。
ちょうどよい。

むろん、店の中はエアコンが効いていて涼しい。
そう。この店、浅草通りの南側で、北向き。
これも涼しい。

きた。

ねぎせいろ。

そばつゆに、小さなかき揚げが入る。

これが私は好き。

この形のそばは、天ぷらそばといっている、
室町[砂場]くらい。

とちらも創業は明治で大老舗だが、片や大砂場の名店。
こちらは、神楽坂下の[翁庵]の分かれと聞いている。
関係があるのか。

見た通り、ここのそばは、多少緑がかっている。
新そばの季節でなくともこうなので、色を
つけているのか。
だが、これはどちらかといえば、藪系の特徴。

そばつゆにかき揚げを入れるこの形が
流行った時期でもあるのか?。
わからぬが、これもっとあってもよいと思うのだが。

ないのが、不思議といえば、不思議。

ご馳走様でした。

うまかった。

台東区東上野3-39-8
03-3831-2660


7月15日(水)第一食

二長町・ラーメン[天神下大喜]

今日は、曇りだが、時折日も差す。
気温は昨日よりも高かろう。

帽子をかぶって出掛ける。

これもちょっと久しぶり。
大喜

に行こう。

やっぱり14時すぎ。

冷たいものもあるか、と思ってきてみると
冷やしとりそば、というのがあるようだが、
売り切れ。

うめしおラーメン細麺にしよう。

昔からこの店の年中の定番だが、多少夏らしいか。

お客は、さすがに今の季節でこの時刻、3~4人。

ここはどうしてもつけ麺や、混ぜそば系の
イメージではなく、温かいラーメンがうまい。
ご主人が、あまりお好きではないのかもしれぬ。

きた、うめしお細麺。

以前に食べたことがあると思うが、
かなり変わっているのではなかろうか。

黄色味がかかった脂の浮いたスープ。
かつおが印象的。これはなかったのでなかろうか
白髪ねぎ、細かく刻んだチャーシュー。
緑は、小松菜なでなく、ほうれん草か。

以前、見てわかるように梅干しが入っていたと
思うのだが、見当たらない。

麺、アップ。

看板通り、細麺。
白髪ねぎに隠れていたが、おぼろ昆布ものっていた。

なんだかわからぬが、これ、凄い!。

塩ベースのはずだが、いろんなものが入って
いるようで、それが混然一体となって、
とっても、濃厚。
梅の味もちゃんと、感じられる。

しばらく食べぬうちに、こんな姿になっていたとは。

やはり、このご主人、只者ではない。
味を作り出す達人!。
改めて、実感する一杯、といってよろしかろう。

もっと早く、食べてみるべきであった。

ご馳走様でした。
うまかった。


台東区台東2-4-4
TEL 03-3834-0348

 

 

 

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