浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



御徒町・ラーメン・あいだや

4546号

4月15日(月)第一食~

さて、ここ、ご存知であろうか。

昨年、10月開店していた。

私は知らなかった。

ミシュラン・ピブグルマンに複数軒掲載されている
[らぁめん小池]グループの新店。

御徒町の行列店なのだが、ビルの中で
まったく気づかなかった。

ビルとしては[寿限無担々麺]と同じなのだが、
中に貫通する通路があり、格安床屋なんぞもあって、
その床屋の前。
つまり、この店は外からはまったく見えない。

店名の[あいだや]というのもビルの通路の“あいだ”に
あるかららしい。

昼は、15時までの営業のようなので、14時すぎに
行ってみる。

ここは、ラーメンはあるが、つけ麺が看板。
さらに黒毛和牛サーロインご飯というのが
売りのよう。

月曜、この時刻でも列。3~4人。

順番がくると、お兄さんが登場し、食券を買って
また列に戻るようにいわれる。

つゆが四種類あるようで、一種950円と二種1250円が
ある。
せっかくなので、二種に。
サーロインご飯850円はとりあえず今日はやめておく。

価格設定はなかなか強気。

順番になり、店内へ。

カウンターのみ。
ただ、一席はかなり広めに取られている。

指定された席に掛けると、四つのつゆのうちの
どれにするか聞かれる。

四つというのは、豚骨魚介、海老、にんにく醤油、担担。

一番ノーマルそうな、豚骨魚介と、にんにく醤油というのに
してみる。

麺は冷か温かい釜揚げから選べる。
冷で。

ゆで時間がかかるのか、そこそこ待って、きた。

なりほど、麺は太目。

まず、豚骨魚介から。

ん?、ちょっと、おとなしめの豚骨魚介?。

今、豚骨魚介系はつけ麺では定番になっていると
思うが、もっとガツンと、濃いところが多いように思う。

まあ、逆にいえば、バランスの取れたもの、といえようか。

にんにく醤油。
これは、なるほど、にんにくで、クセが強いが、
正直、もう一つ、ピンとこないか。

と、いうことで、翌日、またきた。

やはり、サーロインご飯を食べるべきかと。

サーロインご飯は、券売機には単品であるのだが、
こで、実際に出してみると、お兄さんに戸惑われた。
つけ麺を頼んでほしい、と。申し訳なさそうにいう。
丁寧で腰が低い。
なるほど、やはり、そういうことね。

と、いうことで、麺少なめのつけ麺、つゆ一種
2000円に。

目の前で、お嬢さんが焼いてくれる。

もの凄い、霜降り。
これもパフォーマンス。

まあ、すき焼き。

玉子を溶いて、お待ちください、と。

焼けたのを玉子へ入れてくれる。

一枚。

つけ麺もできた。

今日のつゆは、坦坦。

坦坦麺系のつけ麺というのは、食べたことが
あったろうか。
あまり記憶にない。

これ、なかなかなもの。
うまい。
辛みはべら棒に強い、ということはないが、
こってり胡麻で、バランスが取れている。

牛肉。
まあ、これだけの肉が、まずいわけがない。
力技。

やはり、ご飯にのせて。

玉子も全部。

この玉子も色が濃く、よいもの、
なのではなかろうか。

かなりの腹一杯。

ご馳走様でした。

なるほど、こういうことであったか。

なかなかの、やり手、で、あろう。

 

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台東区上野6-1-6 御徒町グリーンハイツ


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