浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



断腸亭の夏休み2023 慶良間~八重山 その7

4417号

引き続き、ケラマテラスのイタリアンの
夜飯。

次は、パスタ。

アマトリチャーナ
パスタはネジネジのショートパスタ、フジッリ

アマトリチャーナとは、なんであろうか。
食べた感じは、トマトのミートソース、ボローニャ
ソースのよう。

聞いたことがあるような、ないような。
食べたことはなさそう。

調べると、アマトリチャーナというのは、
ローマ地方のソースで、入る肉がグアンチャーレと
いう豚肉の塩漬け。そして、やはりローマなので
入るチーズはペッコリーノ・ロマーノ、とのこと。
グアンチャーレというのも私は聞いたことがない。
豚の塩漬けというと、パンチェッタを思い浮かべる。
パンチェッタは燻製していないベーコン?、肉はバラ肉
である。
グアンチャーレというのは、さらに脂の多い、豚のほほ肉
いわゆる豚とろの塩漬けだそうな。
これを細かくしてトマトで煮込んでいるのか。
ローマが本場のカルボナーラもペッコリーノと
このグアンチャーレが本寸法(ほんすんぽう)のよう。

メインの肉は、もとぶ牛のハンバーグ。

デミグラスソース。

かなり肉々しい。牛肉のみか。
もとぶ牛というのは、よく聞くが、調べてみた。
沖縄本島北部になるのか、あの、美ら海水族館
ある本部町にある、もとぶ牧場の生産する黒毛和牛を
もとぶ牛といっているよう。

そして、メインの魚。

肉もしかりだが、魚もここまでは完全に日替わりで
違うものが出ている。重なっていない。流石であろう。
この渡嘉敷島の海人(うみんちゅ)、漁師の方が
この近海で獲ったものなのか。
今日ダイビングのガイドしてくれた、ここの社長は
魚選びも把握しておられた。ここの生まれ育ちで、
目を光らせているよう。

今日は、これ。

アカジンミーパイのグリエ。
先に書いたが、ミーパイは沖縄でハタ類のこと。
和名はスジアラで、赤いハタ。
九州以南、オーストラリア北西岸あたりまでの
温かい西太平洋で獲れるよう。

これもバターソースか。
皮目をこんがりと焼いている。
ハタは白身だが、うま味が濃くしっかりした食感。
はずれがなかろう。

ドルチェ。

ブラウニー。
やはり定番のものだが、手抜きなく作られて
いるプロの仕事なのではなかろうか。
うまい。
アイスはコーヒーであったか。

以上。

五日目、朝。

まあ、同じなのだが、目玉焼き。

今日は、渡嘉敷でのダイビングは最終日。
出発は明後日。明日はなにもしない。

ダイビングは一本目、渡嘉久湾の北でアリガー南、
二本目、渡嘉久湾。

アリガーにきたら、これ。

ヤギである。
すぐに山へ入ってしまった。
野生のよう。

私は食べたことはないが、沖縄にはヒージャー、やぎを
食べる習慣があり、やぎ汁が有名。今も生産されている。
ちょいと調べると、元来はいなかったようだが、
15世紀以降、中国、朝鮮から持ち込まれたよう。
オリオンビール

それが野生化したものか。

エントリー。

やっぱり、ここもサンゴ礁はかなりのもの。

かわいい、これ。

ハタタテハゼ、という。背鰭?がとんがっている。
これで、5cm程度であろうか、小さい。
雄雌つがいなのか、かなりの割合で、二匹でいる。

色がもう一つなのである。
ほんとはもっときれい。
頭の方が白で、中央から赤いグラデーション。
尻尾は赤黒くなっている。
デジカメの設定の問題と明るさ。
年に一回しか使っていないので、ちっとも
上達しない。

ここでウミガメが出たのだが、遠くてほぼ写らなかった。

黄色いウミシダがきれい。

サンゴの種類も多い。

そして、密度も濃くびっしり。
真ん中にイソギンチャクとカクレクマノミ

ここも渡嘉久湾も、岸からすぐでこのサンゴは
質量ともに、素晴らしい。
渡嘉敷島のダイビングポイントは島のサービスと、
本島からのツアーで入るポイントが分けられている
という。島のサービスは専用のポイントを使うよう。
やはり荒れてしまうと。

素晴らしいサンゴをたくさん撮ったのだが、
似たようなものなので、もうよいか。

これ、40cm程度、なかなかでかいので撮ってみた。
調べるとヒトスジモチノウオというよう。
黒っぽいところに尻尾に白い縦のライン。
ベラの類。
やっぱり南方の魚のよう。
さほどきれいでもないので、あまり目立たないか。
ベラ類は本土近海にもたくさんいるが、あまり
食べる魚でもないよう。うまくないのか。

以上。

 

つづく

 

ケラマテラス

 

 

 

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