浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



02年沖縄 その5

4174号

9月15日(木)

さて、引き続き、ダイビングに訪れた沖縄
渡嘉敷島

二つの台風で紆余曲折あったが、今日二本だけは
ダイビングができそう。

インストラクター氏(実は、ホテルとダイビングサービスの
社長)の車で出る。

阿波連ビーチの先に小さな阿波連港があり、
そこからボートで出るよう。
車なので、すぐ。

ダイビングサービスの名前は[ウォーターキッズ]。

インストラクター氏は30代であろうか、
小柄で穏やかそうな方。

学生のグループ客があり、我々は別に自社のものではなく、
別のサービスの船に便乗する、とのこと。

3年ぶりのダイビングである。

ダイビングというのは、実際のところ危険なスポーツ
で、ある。
海、という大自然で、高圧がかかる水中に人工の機材の
助けを借りて潜る。

ライセンスというのはむろんあるのだが、
本当の実力、技術の有無が命に直結する。
機材の不調もあるし、なんらかのトラブルでパニックに
陥る。ポイントに連れて行ってくれるボートの
キャプテンのスキル、などなど、一歩間違うと
遭難のリスクも。

自己責任もむろんあり、スキルを磨き、安全に、
グループの迷惑にならぬようにもしなければいけない。

リゾートダイバーで30年ほどで、200本ほど。
まあ、それでもやっとある程度コントロール
できているかな、と、思えるようにはなってきたか。

セッティングを済ませ、出港。
そこそこ大き目のスピードボート。

一本目のポイントは渡嘉志久(とかしく)湾。
阿波連の北隣の湾。

波はあまり高くはないが、天気はわるい。
ぽつぽつと、雨も。

エントリー。

ブランクを心配したが、意外に問題ない。
おだやかな湾内でやさしいポイントを選んでくれた
のかもしれない。

湾内はおおかた砂地だが、ぽつぽつある岩礁
サンゴは元気そう。

これは、インストラクター氏。

お馴染みのクマノミとイソギンチャク。

大きいのはメスで小さいのはオス、と。
クマノミはメスが死ぬと次に大きなオスが、
メスになるという、不思議な魚。

これは?。

まるで葉っぱか海藻。お馴染みの擬態。
ハナオコゼでよいのか。

これは?。

だんごのよう。
インストラクター氏が捕まえてふくらませた。
コクテンフグのまだ子供。しばらくすると元に戻るので心配はいらない。

これは?。

手前の小魚にピントが合ってしまった。
お分かりになろうか。
うつぼと、触角だけが写っているが、えんじと白の
縞模様がきれいなオトヒメエビ。

このサンゴも元気。

これは?。

ユーモラスな顔と模様だが、かわいいノコギリハギの子供。

なかなかきれい。

横じまなのだが、タテジマキンチャクダイ。
釣った場合、縦になるから、らしい。

そろそろ終了。

減圧停止。

水深5m程度で5分程、沈みもしない浮きもしない
状態で停止していなければいけない。
これができないとダイビングはできない。
波の荒いところ、流れのあるところ、コンディション
によって、なかなかリスキー。

ここはほぼどちらもなく問題なし。

エキジット。

雨、本格的に降ってきていた。

潜っているとまったくわからない、のである。

いや、小粒だが、それでも流石に慶良間。
魚種が豊富である。

 

つづく

 

ケラマテラス

ウォーターキッズ

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