浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



稲荷町・中国意境菜・白燕

4317号

4月9日(日)夜

さて。
復活、稲荷町[白燕]、で、ある。

昨年一杯で、休業。

シェフは、旅に出た。

そして、帰ってきて、またまた、営業を始めた。

なかなか、自由人。
いつ戻るとも言わず、ひょっとすると
もう帰ってこない?。
まあ、店は看板もそのままであったので、
家賃は払っているよう。
帰ってくるとは思っていたのだが。

ともあれ、よかった、よかった。
ご近所のうまい、刺激的なものを食わせてくれる
名店は貴重、で、ある。

18時に予約。
例によって、内儀(かみ)さんとぶらぶら出掛ける。
歩いて5分ほど。
清洲橋通りの角。階段をあがる。

入り、シェフに挨拶。
お久しぶりです。

奥のテーブルに掛ける。

例によって、おまかせコース。
ちょっと値が上がって、8,800円也。

瓶ビール、スーパードライをもらう。
今日は、手伝いの女性と二人。

そして、いつものスペシャリテ
りんごあめ。

むろん、りんごあめは、見た目。
大きさは、りんごの直径が1cmほど。
楊枝が刺さっており、赤いリンゴはほんの
甘酸っぱいゼリー。
中は、スモーク香の付いたフォアグラで、
さらに中心にナッツ。(くるみ?)

一口でパク。

前菜、三品。

この丸いおぼんのような台は、回転する。
上がいつもある、よだれ鶏
内儀さんが気が付いた。うまい、クセになるたれ。
が、以前のものと微妙だが、違うよう。
うまいのは変わりないのだが、確かに違っている。
どこが違う、と、言えないのが、悲しいのだが。

左がたこ、だが、ルースー煮(?)といっていた。
聞き損ねたが、中華でルースーというと、普通は、
青椒肉絲、の肉絲がルースーで、細く切った肉、か。
が、このたこ、細く切った肉とは明らかに無縁で、
まあ違うのであろう。不明。
今日は2オペだがお客も多く、聞くのもはばかられる。
たこは柔らかく煮てあるもの。

右が、くらげ酢。いつもの花咲くらげのよう。
味は普通のくらげと変わらないが、ちょっと
ヒラヒラしているもの。

点心。

いつも通り、水餃子。ぷりぷりで野菜多め。
よだれ鶏のたれで食べる。

次はこれ。

炒め物、といったらよいか。
鳥の巣のような、、。

一番下、皿に広げられているのが、薄いクレープ、
の、ような皮。
その上に、細く切ったレタスを敷いて、
あんかけの炒め物のようなもの。

下の皮で包んで食べて下さいとのこと。

炒めものは、海老で、緑色はアスパラガス。
鳥の巣がサクサク。
以前にこんな料理、食べたことがあるような。
北京料理?。わからぬが、おもしろいし、
うまい。

次がスープ。

いつも通り、ばら先軟骨がベースの薬膳スープ。
今日のものは、脾臓によい、とのこと。滋味深い。
春筍(はるたけのこ)、はと麦、乾燥長芋。

次が、これ。

バクテーとのこと。小皿のたれでとのこと。
柔らかい煮込み。
排骨(パイコー、骨付きバラ)である。
「肉骨茶(バックッテー)はマレーシア、シンガポール
スープ料理」(ウィキ)とのこと。
知らなかった。元を知らないがうまいものである。

食べますか、と聞かれて、もらった。
小さな麻婆豆腐。

ここの麻婆豆腐は久しぶり。
四川飯店版を最近も食べたが、意外にオーソドックス
かもしれない。うまい麻婆豆腐。

ご飯もの。

お馴染み魯肉飯。実のところ、あまり食べない。
八角が強いと、ダメ、なのである。

お茶とデザート。

これは、福建の緑茶とのこと。
中国で緑茶というと上海地方でよく飲まれている。
龍井(ろんじん)というのが有名かつ、高価。
実は、偶然、最近買って飲んでいた。
これ、かなりよいもので、香りが違った。
比べてしまうのは、間違いであろう。

マンゴープリン。

いちごなどフルーツと、タピオカ、白玉など。
お洒落でgood。

以上。
久しぶりだが、充実のフルコースであった。
うまかった、うまかった。
ご馳走様です。
これからも期待!。

 

白燕

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台東区元浅草2-7-10
オルタンシアIV 2F

 

 

 

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