浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ポークソテー・トマトソース

4218号

11月26日(土)夜

さて、ポークソテー、で、ある。

昨日、豚ロースの厚切りを買ってきた。
とんかつ用。

昨日は、これでポークジンジャー、
生姜焼きにした。

今日は、これをソテーにしようと考えた。

そういう意味では生姜焼きもソテーではあるが。

豚ロースのソテーで最もうまい食い方は
なんであろうか。

生姜焼きはかなりうまい方だとは思う。

洋食やでもポークソテーというのは、
店それぞれ、いろんな味、ソースで出す。

浅草寿の[すぎ田]はバターしょうゆとウイスキー

大人の味で濃く、コッテリ。

上野黒門町の[ぽん多本家]は

しょうゆ味だが、ムニエルのように粉をふって
さっぱり。

だがやっぱりしょうゆだ。

今日は、冷蔵庫にトマト缶の残りがあるので、
トマトソースでどうかと考えた。

まず、シェフのレシピがないか探してみる。
が、これがなかなか、ない。
世の中であまり見たことがないのは、
やはりそういうことか?。

だが、シェフではなくワンダーシェフという圧力鍋の
レシピサイトで見つけた「ポークソテーのトマト風味」。

一応、ポルトガル風といっているので、
こういうものがあるのかもしれぬ。

付け合わせは、粉ふきいも!などどうだろうか。
なにか、小学校の家庭科の授業で最初に作った
記憶がある。
あまりにも基本的。懐かしい。

これも一応、レシピを調べておく。

まずは、トマトソースから。
にんにくみじん切りをオリーブオイルで炒める。

ここに玉ねぎみじん切り。

ブンブンチョッパーだが、ちょっと手前で止める。
手前で止めると、大きいものが残る。
これが意図。食感を残したいと考えた。

ある程度炒めて、トマト缶。

水を入れ、煮込む。

トマトの固形分がある程度なくなるまで。

粉ふきいも。
じゃがいもは男爵、皮をむき、一口に切って、
小鍋でゆでる。

火が通ったのを確認。

湯を切って、バターとパセリみじん切り。

ふたをして、鍋をゆすって置いておく

トマトソース。必要な分だけ取り、バター。
たいしたことはないが、これがポイントのよう。

溶かして軽く煮詰めておく。

豚ロースを焼く。
フライパンには多めのオリーブオイル。

中火。セオリーとして必ず筋?、脂身の縁に包丁の刃を
入れる、とあるが、最近これはしていない。
まあ、多少反ることはあるが、焼くのにも食べるのにも
大きな問題ではないと思うのである。

フライパンを傾け、脂身部分が油に浸るようにし
よく脂を出す。ベーコンをカリカリに焼くのにちょっと似ている。
脂身に脂が残っているのがあまり好きではないから。
結局、こうした方が、うまいと思うのである。

脂を出し、両面よい色の焼き色を付ける。
フライパンの油を切って、仕上げにしょうゆをたらしておく。

これはこのレシピの作者が考えたもののよう。

粉ふきいもも、よいか。

軽く塩をしておく。

盛り付け。

ビールを開けて、切る。

豚肉でこの厚みなので、火は通っている。

さて、肝心のトマトソース。また、肉との相性。
バターを入れるというのは、初体験であったが、
トマトの酸味が消えているのである。
そういうもの、なのであろうが、ちょっと肩透かし
のような感覚。
豚肉との相性でいえば、中華の酢豚ではないが、
やはり酸味があった方がよい、という気もするのだが
どんなものであろうか。
これがポルトガル風、ということ?。
そう、たらしたしょうゆはほぼわからなかった。

そして、粉ふきいも。
ほんとうに、作ったのは小学生以来ではなかろうか。
あまりにも簡単で基本的。今さらな付け合わせであるが、
うまいことは、間違いない。
もっと多用してもよいかもしれぬ。

 

 

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