浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ガスト・感動ハンバーグ

4219号

11月28日(月)第一食

まあ、たまにはこういうのもよいだろう。

皆さん、ご存知のファミレスチェーンの[ガスト]。
ミシュランねたでもある。

11/24登場の「感動ハンバーグ」。
ご存知であろうか。

ミシュラン23年版で4年連続一つ星、代々木上原
レストラン[sio]、鳥羽シェフとのいわゆるコラボメニュー。

TVでやっていて、ちょいと興味をひかれた。

鳥羽シェフというのは、ちょいちょいTVにも登場し、
有名人であろう。いいキャラ、なかなかおもしろい方である。
レストランには行ったこともないが[ガスト]で
あれば、いつでも行ける。

ファミレスというのはまあ、さすがに滅多に入らないので、
あまり事情は知らない。
[ガスト]というのはスカイラークグループ。
同グループの[ジョナサン]は至近の小島町交差点にもある。
スカイラークグループは都市立地も多いのか[ガスト]も
近所になん軒かある。

雷門通り沿いにある浅草雷門店へ、昼時をはずし、
14時にきてみた。

それでも、6割程度は埋まっているか。

テーブルに掛ける。
注文はタブレット。最近やっと慣れてきた。

チェーンだとほぼ皆これである。
人手不足、人件費カットということなのであろう、
ここもホールは二人だけのよう。

目当ての「感動ハンバーグ」。
単品も選べるが、折角なので、シェフ監修のサラダ、
スープ、デザートも付いたコースにしようか。
税込み1869円也。
[ガスト]にしては安くないが、十分であろう。
これに、ドリンクバーも。

ドリンクバーでホットコーヒーを取ってくると、
きた。

スープとサラダ。

シュリンプサラダ、コーンポタージュ。
コースの栞も付いてくる。

シュリンプサラダは、ナッツとフルーツ、とのこと。
ちょっとドレッシングに特徴があるようだが、
なにが入っているのかまではわからない。
フルーツは何が入っているのか、写真はキウイの
ようだが、存在がよくわからぬ。ナッツは風味だけ?、
が、それもほぼわからない。
海老だけではなく鶏肉も入っている。

コーンポタージュはかなり濃厚で、これはうまい。

そして、きた、「感動ハンバーグ」とご飯。

ご飯はなかなかの大盛。
ハンバーグに目玉焼きのせ、デミグラスソース。
付け合わせ野菜は、ブロッコリー、なす、ズッキーニ
もしくはかぼちゃ?、トマト、か。

皿は熱々。
先に付け合わせから書くと、作り置きなので
あろうが、ちょっと干からび気味。

ちょっと目玉焼きをよけて、切ってみる。

中からとろ~り、白いソース。
「トリュフ香るポテトチーズクリームIN」。

食べる。
まず、デミグラスソース。
これは、すごい。いや、なにか懐かしい、ような。
子供の頃、洋食やで初めて食べたハンバーグの
ソースのような。
なにかはわからぬが、説明には「隠し味は白味噌
蜂蜜、醤油」とのこと。ほう、そんなものか。
確かに、かなりご飯に合う。

そして、ハンバーグ。
中の白いソース。まず、トリュフをいうのはわからない。
まあ、そう食べ慣れてもいないので、仕方がないか。
ポテトとチーズはよくわかる。
濃厚すぎぬがリッチな味。

チーズinハンバーグは[ガスト]の看板で私も
食べたことがある。そのアレンジなのであろう。

なるほどかなりうまいのだが、ポテトのソースという
のは初めてか。なんだかとても新しい感じ。

後から調べると、先日私が生クリームを使って作った
ポテトのピュレ。あれに近いよう。
フレンチにはこのピュレに近いポテトのソースと
いうのは、ちゃんと存在し、白身魚ポワレなどに
合わせることが多いよう。なるほど。

ハンバーグの中にチーズを入れるという[ガスト]の
技術とフレンチの文字通り融合ということであろう。
流石といってよいのではなかろうか。

ご飯も盛がよく、満足。
充実。

食べた食べた。
と、席を立って会計へ、、、、
あれ、伝票が、、、、?!。

店のお嬢さんに、すみません、伝票ないんですけど、
あ、今、デザートお出ししようと、、、

デザート、忘れていた。

席に戻り、デザート。

グラスショートケーキ。

このグラスの中に、名前の通り、生クリーム、イチゴ、
スポンジが入っている。

気を取り直し、コーヒーを取り直し、平らげる。

まあ、普段デザートなど食べる習慣もなく、
特に思い入れもないので、こういうことに。

ただ、出てくるタイミングも遅かったような。
こういう出すタイミングが問題になる料理は、
どのように管理しているのであろうか。
人の少ない店なので、なかなか厳しかろう。

ともあれ。
いろいろあったが、これで2000円は相応。特に、
肝心のハンバーグは“感動”という言葉が適当かどうかは
別にして、十二分に価値はあったであろう。

ご馳走様でした。


ガスト

 

 

※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。