浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



そば元浅草砂場/ラーメン九州じゃんがら秋葉原本店

暑中ではありませんが、酷暑お見舞い申し上げます。
皆様、お身体ご自愛いただきますようお願い申し上げます。
いったい、どうなってしまったのでしょうか。
この暑さは。昔であれば、雨が降らず、飢饉?。
円高による種々の価格高騰に加えて、大事にならないことを
祈るばかり。

ともあれ、今日は麺類二本。

4118号

6月28日(火)第一食

そば・元浅草[砂場]

超ご近所。
いつもの、もりそばにミニかつ丼
なのだが、やはりこのセットは私には多少多く、
腹が減っていることが条件、なのである。

むろん[砂場]には他にたくさんのそばのメニューが
あるのだが、どうも他のものではなく、ミニかつ丼
に決まってしまった。

今日はいけそう。
12時50分。

この時刻がベストであろう。
昼のお客が引け始め、まだミニかつ丼がある頃。

店に入り、テーブルに掛けて、ミニかつ丼があるかを聞く。
なんだかもう、このくだり、儀式のよう。

きた。

しゃっきり、白い細い更科系のそば。
下町の濃いつゆ。
歯ざわり、喉ごし。
いつもながら、うまいそば、で、ある。

そばを手繰り終え、ミニかつ丼

そば湯をそばつゆに入れる。
半分サイズだが、カツは自家製で厚い。
やはり、ここで食べるべきものの一つであろう。

うまかった。
いつも、ご馳走様です。

1000円札を出して、いつもの通り、
10円のおつりを受け取り、帰る。


03-3841-8001
台東区元浅草1-1-1


6月29日(水)第一食

ラーメン[九州じゃんがら秋葉原本店

なにかのバラエティー番組でジャニーズの
20代のグループのメンバーが、好きなラーメン
といえば[じゃんがら]だといっていた。

以前ジャニーズ事務所の合宿所が原宿にあって、
若い頃に[じゃんがら]の原宿店によく行った
のであろう。

[じゃんがら]の創業は昭和59年(1984年)。
創業が秋葉原の店、2年後、原宿店開店。
まだバブル前になろうか。

今年で38年。それこそ先日書いた新宿の[桂花]には
足らないかもしれぬが、東京のラーメンチェーンでも
もはや草分けの一つといってよいかもしれぬ。

既に有名になっており、私が初めて行ったのは、
赤坂店であったと思う。開店が平成4年(1994)のよう
なので、ずっと後のことであった。
仕事の都合であったか、よく行っていたのは
この赤坂店であった。

九州ラーメンといっているが、九州、博多などには
店はない。東京のラーメン店なのである。

最近は近所なので、秋葉原本店。

ジャニーズの若い衆が話しているのを聞いて、
食べたくなったのである。
安定している味なので、時として足を運ぶ。

秋葉原本店の場所は、なかなか文章にしずらい。
今、ジャンク通りといっているメイド喫茶などが
多くあって、お嬢さん達の客引きも多い通り。
中央通りの一本西側の南北の通り。
これを神田明神通りから末広町方向へ行き、二本目を
右に入った右側。
店はわかりやすいが、小さな店。

この界隈も2~30年前と比べれば随分と変わったが、
ここだけは変わらない、か。

2時頃到着。

この時刻、暑さもあってか、そこそこあいている。

カウンターの一番奥へ。

ノーマルなじゃんがら。

このラーメン丼のデザインがよいではないか。
以前からこんな感じであったか。
メニューや店内の貼り紙などもそうだが、独特の
テーストがある。

アップ。

改めて、麺をよく見る。

九州ラーメン、博多ラーメンは基本は細く、
丸麺なのであろう。

ただ、ここはもっと細い。
そうめんほどではあるまいか。
また、麺には角がある。

まあ、私自身は九州ラーメン、博多ラーメンに
こうでなければならない、というものが
あるわけではない。
スープにしても同様。
この一杯がうまければよい。

そして、きくらげ。
きくらげが入るラーメンというのは、
どのくらいあるのであろうか。
そう多くはないのではなかろうか。
特に東京では。
先日の[桂花]の茎わかめもそうだが、
こうした、コリコリした食感のものは、
好きである。たのしい。

ともあれ。うまかった。

やはり[じゃんがら]東京にずっとあってほしい
ラーメンである。

 

九州じゃんがら

千代田区外神田3-11-6
03-3251-4059 

 

 

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