皆様寒中お見舞い申し上げます。
寒いですねぇ。
今年は、土曜日1/28が旧の正月一日。
来週の土曜、2/4が立春、前日が節分。
初春ももうすぐです。
1月23日(月)夜
寒い。
風が強い。
寒いので、おでん、で、ある。
おでん、おでん、おでん。
おでんがどうしても食べたい。
おでんといえば、私の場合、しょうゆで煮〆た東京風が
どうしてもよい。
自分で作ってもよいのだが、時間もかかるし、
大量にできてしまうので、やっぱり、外で食べるのが
手軽。
しかし。
東京のおでんやも、まあ、ほぼ関西風で、しゅうゆで煮〆た東京風は
ごくわずか。
正調東京風で私が知っているのは日本橋などの[お多幸]系。
そして、池之端の[多古久]。
今日は大江戸線で戻ってきたので、上野御徒町で降りて
[多古久]へいってみる。
と、あれま、臨時休業の貼り紙。
ここは志ん生やら馬生も通ったという、このあたりが
下谷花柳界全盛であった頃からの老舗。
残念至極。
となると、関西風でもしようがないか。
このそばではあるが[大凧]というところ。
関西風なので入ったことはない。
この界隈の裏路地。
店の外に名前の通りの大凧が吊るしてある。
が、、、。
きてみると、ここにも臨時休業の貼り紙。
なんと二軒とも。こういうこともあるものである。
と、なると、もう一軒。
それほど有名ではないと思うのだが、
上野駅前、丸井の脇の[藪蕎麦]のある通り。
駅から通りに入って、すぐの右側にある[志んせい]という店。
前から気にはなっていた。新しそうなところではない。
極寒の中、広小路からアメ横を抜けてスタコラ歩いて、到着。
よかった、こちらはやっている。
入ってみる。
カウンターとテーブル席、小上がり。
そう大きな店ではない。
一人なので、カウンターに。
カウンターの中には、丸顔の愛想のよさそうなお母さん。
若めのお姐さん(外国人?)が中に一人と、外に一人。
さらに奥の調理場に二人。
そんな態勢のよう。
案の定、こういう店である、常連度は高い雰囲気。
お酒、お燗。
熱燗?。
いや、熱くはしないで、普通で。
お母さん、おでん鍋の脇の銅壺に二合徳利を突っ込む。
目の前のおでん鍋からおでんを頼む。
玉子、つみれ、すじ、がんも。
まぎれもない、関西風。
ただ、かなり濃厚なつゆ。
昆布が主体であろうか。
そう。これはこれで、しょうゆの濃い東京風とは別のものとして
うまい、のである。
あ、お母さん、お燗忘れている。
案の定、熱燗になってしまった。
銘柄は白鷹の本醸造のよう。
灘の酒で、お決まりの辛口、お燗には合っているよう。
ただ、やっぱり思うのは、辛口の酒は
東京のしょうゆの濃い味に合っているということ。
うまいので、つゆも飲んでしまう。
おでん二皿目。
ある種は特に関西風ということもなく、ちくわぶはなかったが、
練り物のすじ、里芋などもあって、東京の定番種は
あるようである。
ごぼう巻、いいだこ、里芋、きんちゃく。
燗酒にこういう温かいものを腹に入れると、
極寒の東京でも暖まる。
腹もくちくなる。
お勘定。
3000円ちょい。
おでんやとして、こんなものか、気持ち高めか。
ご馳走様でした。
だがやはり、東京のおでんが食べたい。
この店、戦後ではあろうが、そう新しくもない。
戦後には既に、東京のおでんは関西風に駆逐されていたのか。
透明なつゆが入ってきたのは関東大震災後であるが。
これはこれだし、あれはあれでうまいのだが。
03-3831-5460
台東区上野6-14-9
皆様寒中お見舞い申し上げます。
寒いですねぇ。
今年は、土曜日1/28が旧の正月一日。
来週の土曜、2/4が立春、前日が節分。
初春ももうすぐです。
1月23日(月)夜
寒い。
風が強い。
寒いので、おでん、で、ある。
おでん、おでん、おでん。
おでんがどうしても食べたい。
おでんといえば、私の場合、しょうゆで煮〆た東京風が
どうしてもよい。
自分で作ってもよいのだが、時間もかかるし、
大量にできてしまうので、やっぱり、外で食べるのが
手軽。
しかし。
東京のおでんやも、まあ、ほぼ関西風で、しゅうゆで煮〆た東京風は
ごくわずか。
正調東京風で私が知っているのは日本橋などの[お多幸]系。
そして、池之端の[多古久]。
今日は大江戸線で戻ってきたので、上野御徒町で降りて
[多古久]へいってみる。
と、あれま、臨時休業の貼り紙。
ここは志ん生やら馬生も通ったという、このあたりが
下谷花柳界全盛であった頃からの老舗。
残念至極。
となると、関西風でもしようがないか。
このそばではあるが[大凧]というところ。
関西風なので入ったことはない。
この界隈の裏路地。
店の外に名前の通りの大凧が吊るしてある。
が、、、。
きてみると、ここにも臨時休業の貼り紙。
なんと二軒とも。こういうこともあるものである。
と、なると、もう一軒。
それほど有名ではないと思うのだが、
上野駅前、丸井の脇の[藪蕎麦]のある通り。
駅から通りに入って、すぐの右側にある[志んせい]という店。
前から気にはなっていた。新しそうなところではない。
極寒の中、広小路からアメ横を抜けてスタコラ歩いて、到着。
よかった、こちらはやっている。
入ってみる。
カウンターとテーブル席、小上がり。
そう大きな店ではない。
一人なので、カウンターに。
カウンターの中には、丸顔の愛想のよさそうなお母さん。
若めのお姐さん(外国人?)が中に一人と、外に一人。
さらに奥の調理場に二人。
そんな態勢のよう。
案の定、こういう店である、常連度は高い雰囲気。
お酒、お燗。
熱燗?。
いや、熱くはしないで、普通で。
お母さん、おでん鍋の脇の銅壺に二合徳利を突っ込む。
目の前のおでん鍋からおでんを頼む。
玉子、つみれ、すじ、がんも。
まぎれもない、関西風。
ただ、かなり濃厚なつゆ。
昆布が主体であろうか。
そう。これはこれで、しょうゆの濃い東京風とは別のものとして
うまい、のである。
あ、お母さん、お燗忘れている。
案の定、熱燗になってしまった。
銘柄は白鷹の本醸造のよう。
灘の酒で、お決まりの辛口、お燗には合っているよう。
ただ、やっぱり思うのは、辛口の酒は
東京のしょうゆの濃い味に合っているということ。
うまいので、つゆも飲んでしまう。
おでん二皿目。
ある種は特に関西風ということもなく、ちくわぶはなかったが、
練り物のすじ、里芋などもあって、東京の定番種は
あるようである。
ごぼう巻、いいだこ、里芋、きんちゃく。
燗酒にこういう温かいものを腹に入れると、
極寒の東京でも暖まる。
腹もくちくなる。
お勘定。
3000円ちょい。
おでんやとして、こんなものか、気持ち高めか。
ご馳走様でした。
だがやはり、東京のおでんが食べたい。
この店、戦後ではあろうが、そう新しくもない。
戦後には既に、東京のおでんは関西風に駆逐されていたのか。
透明なつゆが入ってきたのは関東大震災後であるが。
これはこれだし、あれはあれでうまいのだが。
03-3831-5460
台東区上野6-14-9