浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



東陽町・タンメン・トナリ

dancyotei2013-09-01




さて。



9月に入ったが、またまた東京などでは
暑さがぶり返している。


皆様、いかがおすごしであろうか。


暑さだけでなく豪雨も多く、水害にも注意が必要。


いい加減暑さは収まってもらいたいが、
例年、9月も中旬程度までは、暑い。
今年もまだしばらくは続くのであろう。
皆様にもお身体にはご自愛のほど。


さてさて。


長々、石垣島のことを書いてきたが、
夏休み中のことで、書いておきたいことを少し。


これは8月12日。


免許証の書き換えに東陽町までいった。


8月生まれなので、3年に一度の書き換えは
夏休みにいけるので便利ではある。


試験場で書き換えを終えて、昼飯。
ラーメンでも食べようかとちょいと調査。


東陽町、木場付近といえば、少し前からなぜだか
タンメン。


この日も東京は最高気温36℃。
灼熱である。


こんな日ではあるが、夏休みなので
タンメンで大汗をかくのもよいであろう。


永代橋通りを渡って西に歩く。


木場寄りになん軒かあるよう。


日影を探して歩きたいのだが、真西向きに広い通りの
北側をこの昼時に歩くと、当然のことだが、
日影はない。


ラーメンやにたどり着く前に既に汗だく。


最初にあったのが[美学屋]という店。
ここはタンメンではなく、塩が売りのよう。


外からのぞいてみるとさほど混んではいない。


次を見てみるか。


少し先に[トナリ]、という店があった。


二人ほど並んでいる。


ドアはなく開けっ放し。


ここはタンメン。


ここにしてみるか。


餃子、から揚げなどとのセットがあるようなので
餃子とのセット、これは『タンギョウ』というらしい、
この食券を買う。


中は奥に向かってあるカウンターだけ。


五分も待たずに座れた。


座って食券を出すと、タンメンに生姜を入れますか、
と、聞かれる。さっぱりするのであろう。
入れてもらう。


この店の人は、対応がなかなか丁寧、で、ある。


一応のところ、冷房も入っているようだが、
カウンターの向こう、調理場から出る熱はむろん、
開けっ放しなので、そうとうに店の中も暑い。と、


扇子でパタパタ。


[トナリ]というのは変な名前であるが、
なんでも、大崎の[六厘舎]というつけ麺の有名店の
隣にできたから、という。


さほどの時間もかからずに。餃子とタンメン、
同時にきた。
(同時に出すようにしているようである。)





タンメンのもやしが山盛り。






タンメン版次郎?。


麺が伸びるので先にタンメンから食べる。


味はまあ、特に変わったところのない
タンメンであろう。


見た目ほど食べるのに四苦八苦はしない。
麺が少ないのかもしれぬ。






餃子もノーマル。
そこそこではあろう。


食べ終わって、汗をぬぐう。


灼熱の真っ昼間、熱いタンメンをなにも
食べなくともよい。
まるで、我慢大会のようであった。


ただ。


タンメンというのは、やはり、うまいものである。


真冬にフウフウいいながら食べるのも
うまいのだが、暑い時に、熱い物もまた、捨てがたい。


山盛りの野菜が食えて身体によさそうな
気がしてくるのもまた、よいのかもしれない。






江東区東陽3-24-18




あとで気が付いたのだが、この[トナリ]というのは
[六厘舎]の系列で[六厘舎]自体もそのようだが、
チェーン化して、[トナリ]は私のご近所上野駅のテナントで
入っているのも見つけた。


また、東陽町のタンメンはこの[トナリ]の
永代通りをはさんだ向かい側の[来々軒]の方が
元祖のよう。