9月15日(土)〜16日(日)
敬老の日を含んだ、3連休。
内儀(かみ)さんは、仙台の方へ出張。
私の方は基本はたいした予定はない。
土曜日は、呑んだ暮れ。
今日も暑い。
なにを肴にしようかと考えて、ポテトサラダに
行き着いた。
昼間から呑もう!、ということになると、チューハイ。
チューハイといえば、ポテトサラダ。
居酒屋には、なぜだかポテトサラダが多くある。
それもやきとん(もつ焼き)にチューハイ、というような
店には多くある。
昼すぎ、じゃがいももないので、買いに出る。
ハナマサでじゃがいも、それからハイサワー。
枝豆も安いので。
チューハイにポテトサラダと枝豆。
十分、で、あろう。
帰宅。
枝豆は洗って鍋に濃い目の塩水を作り漬けておく。
それから、ハイサワーは洗い桶に水を貯め、蓄冷剤を入れ、
冷水を作り、突っ込んでおく。
次にじゃがいもを4個、たわしで丁寧に洗う。
じゃがいもは茹でるのではなく、圧力鍋で蒸す。
圧が上がって、弱火にして、5〜6分。
火を止めて放置調理20分。
蒸し上がったら、ボールへ。
皮はむかずに、そのまま。
ボールに入れて、杓文字で潰す。
ポテトサラダに入れるものは、玉ねぎとウインナー。
玉ねぎは、荒微塵。
ウインナーは細かく切って、フライパンで炒める。
そのまま入れるよりも、一度炒めた方がうまい。
ウインナーと玉ねぎを入れ、マヨネーズ。
これはキューピー。
味見をしながら、酢とサラダ油も足す。
塩胡椒。胡椒は、黒の荒挽き。
味付けはやっぱり濃い目。
黒胡椒もたっぷり。
酒の肴にするには、このくらいがよい。
枝豆も茹でて、完了。
焼酎をハイサワーで割り、用意。
ポテトサラダ。
枝豆。
ポテトサラダもうまくできた。
この皿に二杯。
そのまま、昼寝。
さて。
翌、日曜日。
今日は、秋刀魚の日、だ、そうな。
正確にいうと、目黒の秋刀魚で、目黒区のイベントで
目黒のさんま祭りが、今日、行なわれる。
ご覧になった方も多かろうが、ニュースでも
盛んにやっている。
秋刀魚の供給元が震災の被害にあった気仙沼のため
より大きな話題になっている。
なぜ目黒で秋刀魚なのかといえば、これも大方の方は
ご存知であろう、落語『目黒の秋刀魚』から。
噺はまったく他愛もない。
世間知らずの殿様が、家来とともに馬で野掛けに出かけ、
ちょうど目黒の田園を通りかかった。
すると、頃は秋で、近くの百姓家で秋刀魚を焼いているのを
見つけ、興味を持って食べてみると、これがそうとうに
うまい。殿様は大満足をして屋敷に帰った。
後日、親類に呼ばれ、なにか好きなものを食べさせて
もらえる、という。
件(くだん)の殿様は、待ってましたと、秋刀魚といった。
料理番は驚き、殿様にそんな脂の強いものを食べさせてはいけない、
というので、蒸して脂を抜いて、さらにすり身にし、
つみれ汁として出した。
殿様は納得しない。
あの、長やかで、脂のじゅうじゅういっているものとは
似ても似つかぬ姿。
「こんなもの、どこで求めてまいった?」
「いえ、房州で獲れました、本場物でございます。」
「あー、それはいけない。秋刀魚は目黒に限る。」
つまり、目黒の秋刀魚祭りは、目黒は秋刀魚の本場である、という
洒落、なのではある。
と、いうことで、落語『目黒の秋刀魚』と、
目黒の秋刀魚祭りに敬意を表して、今日は私も、
炭で秋刀魚を焼くことにした。
ベランダに七輪を用意。
これは秋刀魚を焼くのを想定して、横長のものを
今年、買っておいたのであった。
秋刀魚は三筋のスーパーヤマザキで調達。
1本、130円。釧路産。
ムラなく焼くには、炭をキンキンに熾すとよい。
火熾しに炭を入れ、熾し、これを二回戦。
扇風機をあてておく。団扇で扇いで熾すのは、
たいへんな作業だが、これは楽。
キンキンになったら、秋刀魚を2本載せる。
扇風機はあてたまま。
焼けてくると、脂が落ちてくる。
今年は秋刀魚、あまり獲れていないともいうが、
これはそこそこ脂はありそう。
煙が立つと、秋刀魚が燻されてしまうが、
これを押さえるためにも、扇風機は役に立つ。
いい色に、焼けてきた。
大根もおろす。
ビールをあけて、食べる。
例年と比べると、多少は脂が少ないようではあるが、
炭で焼くと、十分にうまい秋刀魚。
はらわたも残さず、食べる。これもうまい。
今年は、もう少し脂が乗ってくるのか、こんなものか。
この秋まだ、数回は食べる機会があろう。
今度は、得意の秋刀魚飯をやってみようか。