7月7日(土)第一食
土曜日。
七夕、で、ある。
入谷の朝顔市が始まっている。
ぼんやり、朝のニュースを視ていると、
ピザ生地を廻すパフォーマンスをする人を
やっていた。
!。
そうだ。
ピザ、食いたいなぁ〜。
家にはピザ焼き器があるのだが、しばらく使っていなかった。
ピザ焼き器というのは
こんなやつ。
家庭でピザを焼くのは、なかなかむずかしい。
ピザ、というのは、ご存知のように、
本来は石窯で焼く。
なん度くらいかわからぬが、超高温で短時間。
これで、カリッとしたうまいピザになる。
これを家庭で再現するのは無理、である。
凝った人は、自分で石窯まで作ったりする。
とりあえず、食えればよい、とすれば
オーブントースター、レンジのオーブン機能を使うか。
レンジのオーブン機能は、高温といっても石窯ほどには
上がらないようだし、温度を上げるのに、随分と時間が掛かる。
結局、オーブントースターが合っているのだが、
大きさが小さく、一枚のピザが入らない。
小さめのものでもふたが閉まらない状態で
焼かなければならない。
で、このピザ焼き器を買ってみた。
セラミックの板を加熱しこの上で、焼くので
石窯に近い状態で、焼ける。
電気を入れ、予熱を始めて、
ハナマサにピザを買いに出る。
雨はまだ降ってはいない。
この前買った、蜻蛉の鼻緒の雪駄を突っかけて。
いつもそうだが、買うのはチルドの、生地の上に
ピザソースが塗られ、チーズも既に載っているもの。
3枚入り。
焼けば出来上がり。
生地から手作りする人もいるのだろうが、
そこまでのピザへの思い入れは、私にはない。
帰宅。
先に、コーヒーを淹れておく。
さて、なにを載せようか。
冷蔵庫を開けると、折よく内儀(かみ)さんが
買ってきた生ハムがあった。
ちぎって、載せる。
窯の方は、目一杯まで、温度が上がっていればよいのだが、
これはこれで、時間が掛かる。
そこそこ熱くはなってはいそうなので、
焼き始める。
このピザ焼き器にはピザを持って運べる器具が
付いており、便利。
(大きなヘラのようなものが二つ。)
両手でこの器具の上に載せて、ピザ焼き器の
セラミックの上に載せる。
時間は1分程度。
すぐに焼ける。
焼けた。
生ハムは、熱が入ると、生では、なくなる。(あたりまえか。)
再び、器具で持って、俎板に戻り、包丁で
ザクザクと、四つに切る。
ふむふむ。
まあまあか。
もともと生地が厚めのものなので、
パリパリ、カリカリ、とはいかないが、
よく焼けた。
ピザ焼き器。
なかなか、アイデアもの、ではある。
さて、朝顔市に行こうか、な。