浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



鰹一本

dancyotei2011-06-15


6月11日(土)夜



さて。



上野藪で、サラダ蕎麦を食い、
アメ横のいつもの魚やへ、まわる。


きてみると、、、。


鯛。


大きいの、中ぐらいの、色々ある。


それから?


めじまぐろ。


おお、やっぱり、鰹。


それも、1本、300円。
信じられぬくらいに、安い。


やはり、今年は、豊漁のよう。


迷うわず、買い。


帰宅。





さばく。



頭を落として、腹を裂く。



大量の血が出る。



水で流しながら、の、作業、で、ある。



腹を出して、頭から包丁を入れ、身を中骨からはずす。


今度は、尻尾から包丁を入れ、三枚に。


半身はラップでくるんで、冷蔵庫へ。


もう半身は、出刃から刺身包丁に持ち替え、
皮をはずす。


真ん中から、縦に包丁を入れ、腹側と背側に分ける。


刺身に、切る。





なにか、少し、色が薄いような、、。


しょうがをおろして、食べてみる。



ふむ、ふむ、まあ、まあ、で、あろうか。



二切れ、三切れ。



四切れ、五切れ



内儀(かみ)さんも一緒に食べ始めた。



う〜、、、ん。



ちょっと、だめか、な。


鮮度、なのであろうか。
白っぽかったのと、なにか関係があるのか。


先日、田原町赤札堂で買った、鰹刺身は、
うまかったが、あれは、真っ赤であった。


だめだ。
(むろん、食べられぬことはないが。)


!。


煮よう。


酒としょうゆ、砂糖に、しょうがを入れて、甘辛に煮た。





これはまあ、むろん火が通っているので、
食べられる。


そんな、こんな、であったのだが、
残った半身。


いろいろ、考えたのであるが、
トマトで煮て、パスタ。


まあ、これならば、よかろう。


これは、翌日、日曜日の第一食。


半身のさらに半分は、茹でて、生鰹節、にする。


もう半分をトマトのソースに。


一口に切って、鍋に、にんにくのスライス、
2かけら。


オリーブオイルで炒める。


香りが出たら、鰹を入れ、炒める。


火が通ったら、トマト缶。
一缶と、同量の水を入れる。


今日は、カット、ではなく、そのままの大きさ
なので、あらかじめ、切ってから、入れる。


あとは、ローリエを入れて煮込む。


15分ほど。


同時進行で、スパゲティーも茹でる。




調味料は、塩胡椒と、くさみ取りに、
タイムを、パッ、パッ。


盛り付け。


パルメザンチーズをかけて、出来上がり。





これは、さすがに、食べられる。



と、まあ、こんな具合。


鰹一本、今回は、散々、で、あったか、、、。