浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



dancyotei2010-12-15



12月12日(日)、13日(月)


さて、日曜日。


今日は、モバイル用のPCを買いに、
昼過ぎ、秋葉原へ自転車で出る。


PCといっても、
いわゆるネットブックと呼ばれているもの。
登場したのは昨年であったろうか。


しかし、安くなったものである。
価格サイトで調べたら、むろん国内メーカーのものではないが、
2万円台のものもざら。


私などは、モバイルではネットを見るよりは
テキストを打つ、PPTファイルなどを見る、
あるいは、簡単な編集をする、そんなものである。
最低限でよい。


メーカー、機種の目星をつけて、最安店の内、
秋葉原にあり、店頭売りをしているところに絞り込む。
価格サイトに出てくる安売り店の多くが、実店舗は
秋葉原にある。
店にTELをし、在庫も確認。


やはり、秋葉原に自転車でいけるところに
住んでいるのは、便利である。


目的のものを買って、御徒町へまわる。
むろん、魚やをのぞくため、で、ある。


吉池は、なんとなく、ピンとくるものがない。
(河岸が休みか?)
アメ横へまわる。


こちらは?
小さめの鯛、小ぶりの鱸、少し大きめのすみいか、
蛤、、やはり、コレ、というものはないか、、。


こんな時には、鯵、でも買うか。
比較的大きなものが、「特価、12匹 500円」。
まあ、ここは、いつも、こんなものである。
そして、鯵ならば、年がら年中ある。


帰ってきて、出してみる。


鮮度はさほどよくはなさそうだが、
まあ、一応、刺身で食えるか。


12匹もある。
一先ずは、3匹、三枚におろす。


そのまま刺身、よりは、たたきがよさそう。


三枚におろした身を、刺身包丁で縦に細く切る。
ねぎを微塵に切って、和え、盛り付け。


しょうがもおろす。





ビールを抜いて、食べる。


食べてみると、脂もそこそこあり、
それほどわるくはない。


たたき、ならば、十二分にうまいといえる。


食べながら、まだまだ、たくさんあるので、
続けて塩焼きにして食べよう、と、考えた。


台所に立って、二匹、洗って塩をし、
ガスのグリルに突っ込んでおく。


焼いている途中、呑みながら、たたきをつまみながら、
なん回か、様子を見に、立つ。


焼けた。


食べよう。


ちょっと、水っぽい感じ。
これも鮮度か。


もう一匹は、ラップをして、冷蔵庫へ。




さて。
その後。



さらに数匹、塩焼き。
内儀(かみ)さんにも食べさせる。


また、酢〆もやってみた。


塩をして、一晩。
いや、白状をすると、ベランダに出しておいて、
忘れ、朝になってしまった、のである。


こういうものだから、念入りに〆た方がよいだろう、
とは思ってはいたのは確かであるが。


まあ、おかげで、十分に水分は抜けた。


朝、仕事に出る前に酢に入れて、食べたのは、夜。





ちょうど、この日、日帰りで大阪出張。
新大阪駅で、京都の漬物を買ってきた。


今年は不作だ、という話も聞いたような気がしたが、
千枚漬け。それから、ちりめん山椒。
(そういえば、千枚漬けは池波先生の大好物であった。)


鯵は、しっかりと〆られ、
どうにか食えるもの、にはなった。



今回の鯵は、多少、持て余し気味、で、あったか。
まあ、たまには、こんなこともあろう。