浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



煮込み

dancyotei2006-11-15

11月13日(月)夜


モツが食べたかった。


なぜだかわからないが、モツ、で、あった。
疲れているので、家で食べよう、それも簡単に、、、。


会社帰り、ハナマサに寄る。


白モツの焼肉用、のようなものがあれば、と、思ったが、
今日は、ないようである。


「やわらかガツ」というのがあった。
これは、冷凍のよう。


煮込みにしようか。
「やわらか」、と、いうことであれば、圧力鍋で煮れば、
そこそこ早くできよう。


帰宅。


スーツを脱ぐのも、もどかしく、作り始める。


凍っているガツを水に漬け、とかす。


にんにくを二かけら、スライス。
圧力鍋に、赤ワイン、信州味噌1に赤味噌八丁味噌)2。
砂糖、日本酒、しょうゆ。それから、ローリエ2枚。


とけたガツをよく洗う。


においをかいで見ると、さほどくさくはない。
一度、下煮をしなくとも、だいじょうぶかもしれない。


ガツを圧力鍋に入れ、水を足し、ヒタヒタまで。


加熱。一度、沸騰させる。


ここで、味見。


毎度、どて焼やら、モツ煮を作るときには、濃いめ。
そして、甘めを、目指す。
砂糖を、足す。


圧力鍋のふたをする。


加圧。


弱火で15分弱。


放置。蒸気抜き。


30〜40分。


この間に、取材のために用意をしていたのだが
使わなかった、豆腐。
これを入れよう、と、思い立つ。


ふたを開け、豆腐を入れ、もう一度、ふたをし、加熱。
弱火で、5分。
豆腐に圧力をかけると、ぐずぐずになるのか、、?


火を止め、さらに、10分、放置。


ふたを開ける。
おお、豆腐も崩れず、いい感じに煮上がっている。


盛り付ける。



七味をかけて、食う。


気持ち、くさみはあるが、まあ許容範囲で、あろう。
実際のところ、もう少し、つゆは煮詰まった感じがあった方が
煮込みとしては、よいかも知れぬが、ウイークデー、
即席で作ったので、しかたあるまい。
都合、1時間ほど、そこそこ柔らかく、できた。
ガツは、ほどよく脂もあって、よい。


豆腐も、うまい。


なかなか、うまい、煮込みができた。


明日は、ゆで卵を入れて、もう一度煮込んでもよいかな。