浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



煮込み

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3991号

12月14日(火)夜

雨、で、ある。

初冬の雨。

寒いし、外に出たくない。

どうせ朝起きているわけではないので、
わからないのだが、横浜では初雪が観測された
と、ニュースで言っていた。
東京でも雹(ひょう)が降ったところもあった、
とも。

ただ、遅くなって、晴れてくる、と。

こう寒いと、なんであろう。
むろん、温かいものなのだが、鍋か?。

いや、煮込み、はどうであろうか。
もちろん、もつ煮込み。

買いに出よう。

いつも作りすぎてしまうので、
今日は控え目にしよう。

ハナマサで、豚の白もつ、ボイルのもの
1パック。800g。

それから、同じく生の白ころ。
脂が多いので、欠かせない。
つゆに脂が出てこってり感が増す。

いつもはこんにゃくを入れているが、
これは嵩(かさ)増しなので、はぶいてよかろう。

豆腐。
これは欠かせない。
後は、玉子だが、これはある。

帰宅。

白ころ。

産直、とある。
この産直、どいう意味であろうか。

まあ、結果は新鮮ということなのであろうが、
豚もつの産地はどこなのか、よくわからぬし
産直でないと、市場を通しているということか。

こちらは、ボイルの白。

生もあるので、一度湯がいて、

ゆでこぼし。

鍋は圧力鍋。

にんにくと生姜のスライス。

水、酒、赤ワイン、味噌、しょうゆ。

味噌は、なんでもよいのだが、今回は
信州味噌。

赤ワインは1/3ほど残っていたので
全部入れてしまった。
いつもより多いが、どんなものであろうか。

このレシピの元は、森下[山利喜]のもの。
ちょっと洋風なのである。

そして、砂糖。
煮込みというのは、味噌がベースなのであるが、
甘味が必要なのである。
ただ濃いだけでは、煮込みらしくならない。
不思議なものである。

そして、洋風なので、ローリエ

煮立てる。
すぐにふたをしないのは、アルコールを
飛ばすため。

ふたをして、加圧。
圧が上がって、5分。
火をとめて、30分。

この間に、玉子をゆでて、皮をむいておく。

ふたを開ける。
ローリエのよい香り。

味見。

一先ず、味はできているのだが、もう少し。
濃厚にしたいか。
砂糖、しょうゆ、味噌も追加。

最短でここから食べられるわけだが、
豆腐を玉子を入れて、煮る。

玉子を豆腐を沈めて、弱火。
10分、20分。

とりあえず、豆腐と玉子に味が付いたかな?。

玉子を半分に切って、皿に取る。
ねぎを細かく切って散らす。

ビールを開けて、つまむ。

もつは煮えて、味は付いてる。
まあまあ、で、あろう。

ただ、豆腐と玉子は、やっぱりもう一つ。

もう一度、玉子をゆでて、さらに煮ておく。
翌日。

盛り付け。

見た目ではわかりずらいが、
玉子も豆腐もよく味が染みている。

が、今度は、もつが、ちょっと濃い
難しいものだが、まあ、そんなものである。

ともあれ、煮込み、うまいもんである。

 

 

 

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